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過去の雑記置き場

来年もよろしく(12/31)

◆ F&F開設以来、3度目の正月はもうすぐだ。毎日更新を心がけたのはページ開設後しばらくしてからだが、よくもまあ書き続けたモンである。もっとも同じような話題を何度も書いているわけで、毎日ご覧の方はデジャブな気分に浸れるという、オマケまで付いている。
マンネリはいけない、と書いたのは随分前だったと思うが、新たな物事を始めないと話題にも事欠くことになってしまう。

◆ 雑記以外のページでも、頻繁更新を心がけていたお料理コーナも停滞気味。妻に登場願って、マトモなお料理コーナでも新設しようかとも思ってみたのだが、フツーの料理のレシピ載っけたところで面白みがあるものなのか?と考えてしまった。
お料理コーナダイジェスト版は、こちらのページの334chでご覧頂ける。毎日日替わりで1ヶ月分、写真がない代わりに文体も少々変化を付けてあるので、まだご覧になられていない方はチェックしてみて頂ければと思う。

◆ これを作ったのは昨年の今頃の話,今年はと言うと、PC&電気&オモシロ関係のページを作成中だ。専門用語を省く代わりに無駄話を含めるのは334chのお料理ページと同様ながら、実は無駄話を作るところが最大の難関だったりするのが文才欠如Webmasterの泣き所なのだ。
題材にしても、測定器を使って..アンテナを..云々..ではぜ〜んぜん面白くないので、一般受け(どこが?)する話題に絞ろうとは思っている。

◆ その他にも年明け締め切りの原稿2本(頭が痛い..)あって、一つはかなりオカルトチックな実験を行っている。何と言っても、まな板の上にキャベツを乗っけて包丁で切るという..え?マトモじゃないかって?そう、まともな料理の方法を,じゃなくて、まな板とキャベツと包丁の他にインスツルメンテーションアンプやチョッパアンプ、オシロスコープなんかが並んだら結構怪しいでしょ?

◆ 来年はキャベツを使ってクロックアップ全盛になるのか?パソコンを使って野菜の鮮度を保つ画期的方法が世間を震かんさせるのか?20世紀最大の発明と言われるレーザを越えるのかは、毎度おなじみのDOS/Vmagの不定期連載コーナの1月末発売号で皆様の目に触れることになると思う。
このコーナで実験して欲しいものがあったら、mailを頂ければ考えます。ただし、フツーのパーツのフツーの評価コーナではないので「どこそこのマザーボードのベンチを取れ」と言われても却下。
条件は、1.費用がかからず 2.時間がかからず 3.インパクトがあって 4.違法性のないもの。

◆ 最後になりましたが、今年も一年間F&Fをご覧頂きまして有り難う御座いました。
来年も毎日更新を忘れず、(あ、そうだ、12月24日分は雑記バックナンバに追加しました)F&F流のページづくりを心がけますので、今後ともよろしくお願いいたします。



帰ってきました(12/30)

◆ 1週間ぶりに戻ってきた横浜、でものんびりしてはいられない。部屋の掃除もしなきゃいけないしね。何と言っても明日で1998年も終わりなのだ。
今年は長引く不況にあえぐ企業の倒産、それも大型倒産が目立った。来年に期待したいところだが景気回復はまだ見えてこない。

◆ さてさて、磁石実験の方だが一応の結果が得られた。高速走行燃費は比較的再現性が良いので、それなりに信頼性のあるデータではないかと思っている。
今回は燃料パイプに磁石を付けるのみではなく、吸気管にも付けて見るという実験を急遽行った。
吸気管に磁石を付けることによって(ディーゼルエンジンの場合)ディーゼルスモークが激減したって話もあるくらいだ。(もちろん信じていないけどね)

◆ 強力な磁石なら、壊れたハードディスクから取ることが出来る。これで効果があれば廃物利用の道も開けるというモンだが、果たして結果は?薬物にしても燃費節約用品にしても、心に与える影響は無視できない。某(インチキ)燃費節約用品の販売マニュアルによれば「買った人間をその気にさせることで、クレームをほぼゼロに押さえられる」と記されている。

◆ 携帯電話に付けるシールアンテナ、ポケットに入れておくと効果を発揮するという電磁波抑制用品など、その最たるものではないだろうか?物質に頼らずにこれを行うものに宗教がある。新興宗教の信者でなくとも、初詣に出かけたりお宮参りに出かける人は多いはずだ。
そこでの願い事は「合格祈願」や「商売繁盛」など、ある意味欲に絡むもの。

◆ そもそもは過ぎた年が平和であったことを感謝するのがスジだったのだと思うが、神様だって何万人もの願いを聞くほど暇ではないだろう。
それに、参拝者全員の「合格祈願」をかなえていたら、大学の定員を上回ってしまうこと必至だ。
そんなことは百も承知の上で初詣に出かけ、或いは合格祈願に出かけ、交通安全のために車をお祓(はら)いしてもらう。

◆ 例え事故にあったとしても、安全祈願のおかげで命を落とさずに済んだ,と思えるのかも知れないが..皆様も初詣にお出かけのさいには、是非とも「燃費が良くなりますように」と願を掛けていただきたい。これで磁石にも勝る効果が発揮されること間違いない(え?)

◆ 絵が多くて重いですが、こちらのページもよろしければご覧ください。



事件(12/29)

◆ 夏に鹿児島に行ったときには、和歌山の毒カレー事件が発生した。今回は青酸自殺幇助事件の一報を聞いた。鹿児島にいるとTVもあまり見ないので、新聞による情報程度しか入手できないが暗いニュースはイヤなものである。
今回の事件はインターネットがらみだったようだが、新聞報道によると自殺関連サイトはずいぶん多いようだ。

◆ 自殺する人には3つのタイプがあるのではないかと思う。若年層に多い、将来悲観とそれに伴う突発型,中高年に多い生活苦型,そして精神あるいは肉体的障害回避型だ。
現代人に「あなたはなにを目的に生きているのか」と問いかけても、明確な答えは得られないだろう。この件は以前にもこのページで取り上げているが、松下幸之助のように「税金を払うため」に生きている(営んでいる)人は多くないはずだ。

◆ そこでF&Fからの提案。生きる目的に困ったら「宝くじを当てるため」に生きてみてはいかが?これならまず死ぬ心配はない。もちろん宝くじが当たれば死ぬ必要もなくなる。
なぜなら、生きる目的が「金を使うため」に変わるからだ。

◆ こんな冗談を書いていると、将来を悲観している人に怒られるかもしれない。ノイローゼや鬱病などで悩んでいる人の心は、そうでない人には分からない。
ただそれらの人が自殺を考えるとき、それは病気が回復に向かっていることを示している。
鬱病やノイローゼが重い場合、自殺などは考えないのがふつうだ。病状が改善し、周りを見るゆとりが出てきたときに悲劇は起こりやすい。

◆ 私の知人で溺死した人がいる。新婚間もない彼は奥さんと一緒に釣り船に乗っていたが、奥さんが船から落ちてしまった。彼は奥さんを助けるために海に飛び込み、奥さんを助けたあとで息を引き取った。何とも悲しい事故であるし、自分より若い人間が先に逝ってしまう現実も悲しい。

◆ さて、これが更新される頃には東名高速を横浜に向かって走っているはずだ。磁石効果を確認すべく燃料計に注意しているかもしれない。だからと言って積極的にエコランしたのではデータが取れない。普段と同じように走り、普段と同じように休憩を重ねながら横浜に着くのは夕方前辺りだろうか?



cdmaOne(12/28)

◆ 関西セルラーでサービスインしたcdmaOneだが、ここ鹿児島でも使えるようだ。
デュアルモード機なのか否かは分からないが使っている人を見かける。cdmaOneはサービスイン当初加入者数が伸び悩んだが、販売奨励金の増額により一気にユーザ数を増やした。
販売店は機能やサービスエリアはどうでもよくて、インセンティブがわずかでも高いモデルを積極的に売るそうである。

◆ ここ鹿児島からはPDCでアクセスしているが、データ速度の遅さは耐え難いモノがある。
PHSなら快適に使えるのだが、これを使うためには(近くの)ゴルフ場まで出かけなければいけない。
夏に来たときには20mW型のCSがいくつか(ゴルフ場付近に)見られただけだったが、これの他に高出力型(DDIpみたいな)と思われるCSが増えていた。

◆ 道路工事も始まっていて、霧島神宮駅から高千穂牧場(ローカルな話ですみません)までが整備されるとの話である。道路整備といえば九州道の片側一車線区間も、片側二車線化が行われるようだ。
これも景気対策のため(らしい)の公共事業の一環なのだそうだが、政府曰く「現状では2車線化の必要のないところも、将来に備えて整備する」のだとか。
これで道路公団の借金は増えるわけだが、そんなことは気にしないと言うことだろう。

◆ どうせ整備するなら、万年渋滞の首都高速環状線とか第二東名とか、やることはいくらでもありそうな気がするのだが..もちろん道路整備自体に反対する気はないが、道路公団の借金体質と旧国鉄化の道を進むことは納得がいかない。F&Fでも以前に取り上げているが、施設協会という訳の分からない所に巨額の金を流し、道路公団本体はあくまでも赤字を貫くというやり方はおよそ民間企業では考えられないことだ。

◆ 道路整備も(移動体通信事業者の)サービスエリア拡大も先行投資という点で似ている。
違うのは公団が倒産しないと言うことだ。PHS事業者が黒字転換できずに身売りに追い込まれるのが民間企業の正常なあり方。cdmaOneをサービスし始めたセルラー各社も、いかに利益を確保するかを真剣に検討しているに違いない。
余計な基地局配備は行わず、かと言って「穴」を作ったのではユーザは敬遠する。トラフィックの多いエリアでは多くのチャネルを確保しなければいけない。

◆ 高速道路も、途中が寸断されていたのでは不便である。サービスエリアも必要だ。ただしこのサービスエリア、交通量に応じて作られているわけではなさそうだ。
新幹線の駅が、その地方出身議員の力関係によって作られるように、サービスエリアの密度も族議員の力関係を表しているのかもしれない。



磁石第二弾(12/27)

◆ 昨日は工具を買いに行って燃料パイプに付けられている、計4個の磁石を取り外し吸気管にそれを取り付けた。
取り付けた場所はエアフロメータとスロットルバルブの間だ。この間は曲がったパイプになっているので付けるにはちょっと苦労したが、エアフロより前側(エアクリーナ側)だと通路面積が大きいので効果が薄れるかな?と思った次第。もっとも効果があれば,の話だが。

◆ スロットルバルブよりエンジン側はアルミのマニホールドになっているので付けにくいし、スロットルバルブ周辺は(スロットルバイワイア、つまり電気式のスロットル制御なので)スロットルバルブのドライブ機構などで取り付け場所がない。
燃料パイプに付けたときには、パイプが細いためもあって明確な反発力を感じたが吸気管の方は磁石同士の距離が離れるために反発力は感じない。

◆ 磁石モノの場合、なぜか2つの磁石を反発するように取り付けるのがセオリーのようだ。
N極とS極で挟むようにすると、フレミングの法則によって電気が起きて..みたいな考え方も出来るのだが、反発方向に付けたのではその理屈も当てはまらない。
燃料の場合には何事が起こっているのかよく分からないが、空気に磁力を加えて何かが起きてオゾンでも出来るのだろうか?それとも燃料の時と同じように、空気の分子を細かくする効果があるのか?

◆ 取り付け後地元で給油したが、この辺りはガソリン価格が安い。ハイオクで99円だった。
最近値上がり傾向にある横浜付近より数円は安いことになる。ちなみにレギュラーは85円だ。
鹿児島市内は渋滞箇所もあるが、国分(こくぶ、地名)はさほど混雑はない。ここ霧島(きりしま、地名)付近を走り国分まで往復したとしても、平均速度は50Km/hを越える。
当然燃費もよくて8Km/l以下には下がりそうにない感じだ。調子に乗ってちょっと足を延ばすと往復100Kmなんてわけなく走ってしまうから、ガソリンはそれなりに減るのだが。
都市部で2時間走っても30Kmとか40Km程度しか進まないことを考えると、この差がいかに大きいかと思い知らされる。

◆ ソアラに乗っているとき、何とか10Km/lを越えたくて東北から高速道路を通らずに戻ってきたことがあった。高速を通ると100Km/hをキープしたとしても10Km/lには届かなかったからだ。60Km/h程度で、ほとんどノンストップで流れる深夜の国道をえらく長い時間をかけて横浜まで戻ってきたときの燃費が、やっと10Km/lだった。
燃費節約に渋滞が大敵なことは言うまでもなく、この点ではアイドリングという概念の存在しない電気自動車が圧倒的に優位に立つ。(クーラは使えないけどね)

◆ 話がそれた。吸気管に取り付けた磁石の効果は帰路の大阪−横浜間の高速燃費で検証することにしよう。普段走り慣れていない鹿児島の地での燃費を計ったところで、それが良いのか悪いのか判断できない。高速燃費ならその誤差5%前後というデータが出ているので、少なくとも1割の変化があれば明確な効果として分かるはずだ。



桜島(12/26)

◆ 冬には桜島の灰は鹿児島方向には飛んでこないらしいのだが、昨日は車が白っぽくなるほど灰が降っていた。せっかく午前中に洗車したのに、夕方にはうっすら灰が積もっている。
天気は良好で、洗車していると汗ばむほどの気温だ。所用で鹿児島市内に出かけたのだが、コートを纏っている人は少なかった。
南国だから,って言うよりは暖かい日だったのだろう。それでも朝晩は冷え込んで、日中との温度差が激しい。桜島の灰が飛んできたと言うことは、南風が吹いたのか??

◆ 磁石をインテークパイプに取り付けようと思ったのだが、全く工具を持ってこなかったので作業が出来ずにいる。燃料パイプにはステンレスワイアで付けてあるので、これはハンドパワーでは外せない。それともう一つ、デリバリパイプに付けた方は6角レンチでプラスチックカバーをはずさないと磁石が取れない。市内まで出るのは面倒だし、国分(地名:こくぶ)辺りに工具を売っている所はないかなあ??

◆ そうそう、24日の雑記が更新されていなかった。
書いた覚えはあるのだが、出発前でいろいろ忙しくアップロードするのを忘れた模様。
横浜に戻ったら(こっそり)バックナンバに加えておくことにしよう。
今回はリブの他にフルキーボードを持参した。マウスがないのが難点だが、リブのキーに比較すると10倍は打ちやすい。画面サイズが小さいのは我慢している。

◆ アップロードはPDCを使用しているが、平均転送レートは600Byte/S程度しか出ない。
瞬間的には11KBit/S出ているのに、それが連続しておらずに間欠的にスピードが上がったりゼロになったりを繰り返している。
電界強度は十分(アンテナマーク3本で30dBμ以上)なのに不思議である。これは今年の夏の時と同様だ。

◆ PHSの方は相変わらずというか、やっぱり使えない。
何しろ民家が少ないのだから積極的にサービスはされないのだろう。PHSで接続すればかなり快適なだけに残念である。
PHSとは違うが、鹿児島市内にはVICSのビーコンが設置され始めていた。現在の所はサービスされていないようだが、来年の早い時期にも稼働開始するのではないだろうか?局所的混雑のある地方都市では、都内のように全線渋滞表示と言うこともないだろうから効果が期待できるかも。



鹿児島(12/25)

◆ 昨日の晩に鹿児島に到着した。23日の夕方乗ったフェリーは、24日の午前6時半に九州入りした。
経度の関係で午前6時半は真っ暗、それに小雨まで降っている。
そんな中、長崎のハウステンボスまで移動するが、ハウステンボスはほとんど人がいない。
本当に営業しているのだろうか?と思うほどだったが、幸いにして?乗り物は動いている。まあ見物する方にとっては空いていて良いんだけどね。
乗り物とかは意外に高い金を取るのだが、人が少ないこともあって採算ラインに乗っているのか心配になるほどだ。このあたりは後ほど鹿児島レポートとして他のページを作る予定。

◆ さて磁石取り付けによる燃費改善効果の方だが、残念ながらというかやっぱりと言うか、全く効果がなかった。家の近所で給油して神戸までが9.3Km/l、長崎経由の鹿児島までが9.6Km/lで以前とほとんど変わらない。若干燃費が悪化しているのは、タイヤを替えたためかもしれない。
225/55から245/50で外系寸法はほとんど同じだが、転がり抵抗と空気抵抗は増えているはずだ。
燃費としては外気温度や道路状況によって変化するのは当然だが、距離が長く平均化されることもあって通勤燃費のような変化はない。

◆ 今回の往路平均は約9.5Km/lとなり、これは何度かの鹿児島行きの平均値の誤差範囲といったところだ。毎回の鹿児島行き燃費は9.5Km/l〜10.5Km/lの範囲に入るのだから、燃費節約云々よりばらつきの少なさの方が意外だったりする。
満タン法+その時々の道路状況+気候条件など、どれひとつとして同じと言うことはない。
これが通勤燃費だと、道路混雑状況によって2割くらい変化する。

◆ 話によると吸気管に磁石をつけても効果が出る車があるらしい。磁力は空気にも影響を与えるというのだろうか?吸気管の場合には燃料パイプより太いわけで、磁力は磁石間の距離の自乗に反比例だから効果は少なくなっても不思議ではない。いや、元々そんな強力な磁力は必要ないのか?うまく磁石を取り付けることができれば、復路は吸気管磁石作戦で燃費をみてみるつもりだ。



揺れない(12/24)

◆ 昨日乗った瀬戸内海を走るフェリー、太平洋航路と違ってほとんど揺れないのが良いところだ。
って、本当は書き溜めしているのでこれは想像。
道中の様子と磁石取り付けによる燃費インプレッションは、鹿児島に到着してから更新の明日にはお伝えできると思っている。

◆ その燃費に関してだが、私は冬より夏の方が燃費が良いのではないかと思う。実際SLの最高燃費を記録したのも真夏だった。
暑い方が燃費が良いというのは、空気密度が下がることによって空気抵抗が小さくなること。空気密度が下がることによってエンジンパワーが低下し、その分アクセルを余計に開けることによるポンピングロスの低減効果だ。オイル粘度が下がることも効果的かも知れない。

◆ 空気抵抗にしてもポンピングロスにしても些細なことには違いないし、逆にエアコンによる駆動損失の増大やタイヤの表面粘度上昇による損失などもあるとは思う。
空気抵抗に関しては、最高速テストを行う際には重要になるファクターだけに、ちょっと気にしたことがある。空気抵抗の大きな車(R32など)では、吸入空気温度の上昇によるエンジン出力低下より空気抵抗軽減効果の方が大きくなる場合がある。
最初はちょっと信じられなかったのだが、それ用のソフトウエアの計算はそうだった。

◆ SLは前面投影面積もさほど大きくないし空気抵抗係数も0.29だか0.3だか、その位だったからR32のような計算結果にはならないと思う。
空気抵抗に効くのはタイヤの幅とミラーだ。一部欧州車などでは一番安いクラスの細いタイヤにミラーレスで空気抵抗をはじき出すという事もやるらしい。
さらに細かく言うと、タイヤのトレッドデザインや回転数でも空気抵抗は変化する。
レーシングカーの風洞実験で、実走行と同じようにタイヤを回転させてテストするのはその為だ。

◆ 高速走行する乗り物としては新幹線があるが、これも風洞実験しているのだろうか?サイズ的に実物大は無理だろうが、ある程度は模型などでやっているんだろうな。でも、だったらもう少し空力的に洗練された物が出来ても良さそうな気がする。
派手なワンボックスカーみたいに屋根に巨大なスポイラーを付けろとは言わないが、車両底面のフラット化や突起物をカバーするくらいやれば、整備性の悪化と引き替えに空気抵抗は減少すると思う。  



今頃は..(12/23)

◆ たぶんこれが更新される頃、大阪に向かって東名高速上を走っているに違いない。
週半ばの年末の休日だから交通量も少ないのではないか?と読んでいるのだが、果たして..景気悪化でトラック輸送が激減し、倒産に追い込まれる運送会社もあると聞く。トラック輸送が減ると高速道路も空くわけで、渋滞が少なくなる分道路公団の収入も減ってくる。
収入が減れば値上げ,ってのが公団の考え方で、決して節約に走らないところがアホである。

◆ 無駄金を使うことは、ある意味においては経済活性化に貢献している(本当か?)とも言えなくはないが、もちろん公団のトップがそれほど日本経済を考えているとは思えない。
何しろ自分のフトコロの具合を考えるだけで、低クロック動作の頭脳は悲鳴を上げているに違いない。

◆ 悲鳴を上げていると言えば、幹線道路に面して住む人たちである。洗濯物は半日で黒くなり、喘息や気管支炎にも悩まされているという。
これを改善するために東京都が独自に「公害課税」を検討しているというお話は以前にもお伝えしたし、それより前には「都内へのディーゼル車乗り入れ禁止」さえ検討していた。
これを受けてかどうか知らないが、4年後にはディーゼル排ガス規制も強化されることが決まった(決まる?)ようだ。

◆ NOxと黒煙排出量を現在より3割ほど低下させるというのが規制の内容だが、自動車メーカは異口同音に「規制達成は技術的に困難」とコメントしている。
たった3割の有害排出ガス削減がそれほど困難なのか?日本の自動車メーカは信頼性と技術力で世界のトップレベルではなかったのだろうか?ある自動車メーカは「景気が良い時期なら開発に力も注げるが、現在の状況では新規エンジンを開発する余力はない」とTVの取材に答えていた。
規制値そのものは3割でしかないが、規制値の持続時間(走行距離)に関する規定も追加される。
これまでは乗用車で3万キロ(だったかな?)だったものが8万キロに,走行距離が多く代替サイクルの長い大型車両では65万キロ(本当か?)になるらしい。

◆ 排ガスセンサの取り付けも義務づけられて、整備不良などで黒煙モクモクの場合には警告灯が点灯して故障を知らせるのだそうだ。
ま、トラックドライバー(と言うか運送会社)のどれほどの人たちが警告灯の点灯に気を付けるのか定かではないし、たぶん期待できないとは思うのだが、圧力団体に弱い政府が歩んだ第一歩としてはこんなモンだろう。



冬休み(12/22)

◆ 皆様より一足早い私の冬休みは明日から始まる。今年は夏に続いて2度目の鹿児島行きの予定だ。
出発は明日の午前中を予定し、夕方前には関西に達するだろう。そこからはフェリー(今回は瀬戸内海を通る)で北九州には24日の朝到着,そのまま長崎のハウステンボスに寄って夜には鹿児島に入るという、運転手にとっては厳しいスケジュールである。

◆ 九州に入ったところで一泊すれば楽なのだが、なかなか思うようにはいかない。
私としてはハウステンボスに寄る用事はないわけだが、普段遊園地にも連れていかないタタリか?この寒空の下で長崎見物となる次第である。
毎年お膝元を通過しながら一度もお目にかかったことのない、こちらのWebmasterにご挨拶が出来そうにないのも残念だ。

◆ 高速道路を走ると言うことで、磁石取り付けでの燃費向上があるのか?も確認できると思う。
少なくとも市街地走行では誤差以上の燃費改善が観測できていないだけに、条件を一定にしやすい今回の鹿児島行きにはちょっと期待もある。
夏に行った大阪出張では、途中で1時間もの渋滞に巻き込まれ渋滞中の平均速度は8Km/hにまで落ちたが、この時の燃費が8.5Km/lだった。
これを除くと、おおむね9.5Km/l〜10.5Km/hと言ったところなので、これが越えられれば効果ありといえるのかも知れない。

◆ もっとも10%の燃費節約に数万円を使うのはどうかと思う。今回は磁石単体で購入したので経費はさほどかかっていないが、もし市販品を買うとして2万円あれば200リットルのガソリンが買える。200リットルのガソリンがあれば、燃費の良くないSLでも横浜−鹿児島間を楽に走破する事が出来るのだ。
これが燃費の良い小型車で15Km/lも走る車なら、横浜−鹿児島を往復できる計算になる。

◆ 普通の人の年間走行距離が1万キロ程度だろうし、小型車なら10Km/l近く走るだろう。
そうすると1万キロ走行で1キロリットル,10万円の燃料費だ。これが1割の節約になったとしても2年以上乗らなければ元は取れない。
果たして磁石の磁力が2年間変わらないのか?と言うのも気になるところである。
磁路を形成しないで放置すると(大抵の磁石は)磁力を失っていく傾向にあるからだ。



餅つき(12/21)

◆ 今年も町内会の餅つきの季節がやってきた。町内会館の前で廃材などを燃料に、火をたいて餅米を蒸かす。蒸し上がった餅米は杵と臼でつくという、昔ながらの餅つきなのだ。

近所の人たちが子供を連れてやってくる。つきたての餅は大根下ろしや黄粉、あんこなどをまぶされて配られている。

◆ おそらく餅を食っている人々の脳裏には、和歌山毒カレー事件の不安がよぎっていたに違いない。地区によっては食べ物を出す行事自体を中止したところもある位なので、毒カレー事件の与えた影響は大きいのでは無かろうか?無差別殺人ではサリン事件も忘れることは出来ないが、毒物混入は悪意ある一人の力だけで出来てしまう事も恐ろしい。

◆ 家の前の造成&住宅工事は完了し、新しいご近所さんが引っ越してこられた。ちょうどウチのチビと同じくらいのお子さんがいるので、チビは大喜びで遊んでいる。聞くところによると、この住宅購入は何人かの申し込みがあったのだそうだが、引っ越してこられた方以外はローンが下りなかったのだとか。

◆ 来年からは住宅購入が税制面で少し有利になるが、ローンを組むことが出来なければ購入にはつながらない。ローンが組みにくいのは銀行だけではなく、クレジット会社のローンも審査が厳しいようだ。高額商品購入で分割払いを行う場合、その人の勤め先が建設関係だったりすると難しい。この時期に住宅を購入できる方は幸せである。

◆ おそらく来年4月から期限付きで行われる優遇措置で住宅建設着工件数は増えるのだろうが、それまでの間には当然買い控えが起こるだろう。最近では、いわゆる建て売りは少なくなって、契約が決まってから建築する物件が多い。売り主も作った後で売れ残ってしまったのでは困るわけだ。マンションなどなら建築期間が長いから契約後に作り始めるというのも少なそうだが、戸建てを手がける中小の建築業者は今にも増して不況の風が吹きそうだ。



WAX(12/20)

◆ ここしばらくWAXテストを行っていない。いくつかの品種を比べてみて、大体の傾向がわかったというのがその理由だが、実はテストのリクエストも頂いている。月に1〜2度行くディスカウントショップで見かけたら買ってみようと思っているが、WAXの品種が増えるのは梅雨時とあって今は多くの種類を見かけない。おそらくオートバックスなどへ行けば並んでいると思うのだが、ウチの近所のオートバックスは店と駐車場が離れているのでほとんど足を運ばないのだ。

◆ 雨の少ない関東地方の冬だから、週に一度の洗車(と言っても水をかけて拭くだけ)では大抵のWAXは1ヶ月以上撥水効果が持続する。
TV CMでもおなじみのハイドロテクトコートだが、あれはコーティングと言うより塗装に近いようだ。
現在はどうなっているかわからないが、施工開始当時は「国産車の白色塗装に限る」ようだった。
酸化チタンコート自体が塗面を侵すため、塗面保護用のコート剤との二重塗りになるらしい。白色に限るというのは、光の反射で効果が出やすい為なのか?と思っていたが、艶の低下が目立ちにくい,なんて話もある。
国産車に限るというのは、塗面が侵された場合の修理費用(保険契約)によるものだとか。

◆ 白色塗装は「水垢」が目立ちやすいので、これが付かないだけでもメリットはあると思う。一度付いた水垢を落とすのは結構苦労する。雨の日に都内へでも出かけようものなら、指で触った跡がクッキリ残るほどボディーが汚れる。濃色車なら目立ち度は少ないが、白色塗装だと非常に目立つ。
夜間だと光触媒作用が起きないのかも知れないが、雨の曇り空程度の光で汚れを分解してくれるならば掃除が楽で良いだろう。
知人で汚れ落ちが良いという理由でコンパウンドの大量に入った「白専用」WAXを使っていた。その車もそろそろ買い換え時期がやってきた頃、ボンネットなどのプレスラインの突起部分の塗装が見てわかるほど(色が変わっていた)削り取られていた。ハイドロテクトならこの心配は無いだろう。

◆ もう一つのメリットは撥水性がないと言うことだ。撥水効果で水玉が転がり落ちるのが好きな人には相応しくないが、雨が上がって強い日差しが照りつけてくるような場合だと水玉のレンズ効果によって塗面が焼けてしまう。撥水効果がなければこれは起きる心配がない。
親水性WAXをテストするときは何を基準にしたら良いのだろうか?WAXが落ちて撥水効果が上がってきたらダメ..とか?

◆ ポリマーコートなども撥水性は低い。以前に一度試したことがあるが、半年程度に渡って水垢が付かない状態が持続した。この時の車の色は白だった。
半年を過ぎると効果が失われてくるが、メンテナンスを行うことによりある程度回復が見込める。
いずれにしても金がかかることに違いはなく、1回のコーティングで数万円の出費は覚悟しなければいけない。



Overclock MANIAX(12/19)

◆ 新しい書き物が発売されました。黒っぽい表紙にOVERCLOCKMANIAXの赤い字を見つけたらページをめくってみてください。私の担当部分は少しだけなのですが、全体的には資料性価値のある本に上がっていると思います。雑誌と違い原稿を書いてから出版されるまでのタイムラグが大きく、本が出る頃には世の中の主流が変わっちゃってるのが現状なのが残念。

◆ AT互換機組立本が99年版では初級〜中級向けになり、クロックアップに特化?した本がこれというわけ。規格時のページ数を大幅にオーバし、そう言う意味ではお買い得かも(宣伝)私の書いた部分はAT互換機組立本98年版からの移植みたいな感じなので、98年版をお持ちの方には目新しく感じられないかも知れない。液体窒素写真もここで見られるしね。
初版刷りが多いので、たぶん大型書店には積まれていることでしょう..

◆ 先週はSLを整備に出した。以前から気が付いていたリアのシリンダ(普通の車だとショックアブソーバ)下部からのオイル漏れ修理のためだ。来年には車検なので、その時にまとめて,とも思ったのだがリーク量が増える傾向を見せていたので思い切って交換した。そう、思い切らないと交換しにくい程度のコストがかかってしまったのだ。

◆ 車検の方は2月なので、税金関係が10万円ほど,整備は7万円ほどらしい。ユーザ車検を行えば整備費用はかからないと思うが、車検が近づくとサービスが大幅増強?されるヤナセなのでこの出費は仕方ないかな?パック料金の他にブレーキパッド(フロントは摩耗センサまで3mm)の交換は必要だし、パッド交換が2回目になるのでディスクロータも変えた方が良いだろう。

◆ ディスクロータやブレーキパッドなど消耗品の値段は国産車とさほど違わない。国産車だとバッテリも変えたくなる時期に当たるが、これは今のところ問題無さそうだ。
コイツを変えるとなると3万円近く持って行かれる(100Ah)し、このサイズの物は量販店では余り見かけない。いずれにしても車検,保険と頭の痛い2月はもうすぐである。



メシ屋(12/18)

◆ 先週は大阪出張に行ってきた。今年最初の大阪出張は梅雨も明けない時期の、いやに蒸し暑い日だったのだが、今回はコートを必要とするほどの気温。
気温が低いためか?新大阪駅で(毎回のように食う)うどんもおいしく感じられた。
新大阪駅の改札より内側には何件かのメシ屋があるのだが、比較的客は多く入っているように感じられる。私がうどんを食うところは毎回同じなので、他の店は外からのぞいた程度に過ぎないが、価格が手ごろで出来上がりが早いのが特徴と言ったところか?駅などをも含めて外食産業にも不景気風は吹き荒れているらしく、忘年会シーズンだというのに店内ガラガラの飲み屋さえあるのに、ここは客が多い。

◆ 店の内部は活気があって、ウエイトレスの名をまとったオバサンやレジの女の子までもが「いらっしゃいませ」と客が入るたびに八百屋よろしく大声で発声している。
テーブルの間の狭い通路を急ぎ足で通り過ぎるオバサン、いや、ウエイトレスは「早く食ってさっさと帰れ」と言っているようだ。もちろん、その雰囲気に(私は)嫌みを感じない。
客単価の平均価格が下がっている現在、回転を早くして稼ぐことが店の利益につながる。

◆ 「天ぷらうどん定食」,中エビ2本付きの天ぷらうどん+炊き込みご飯+お新香の小皿で870円が地元値段として安いのかどうかは分からないが、少なくとも東京近郊で食べるよりはリーズナブルだ。食器がプラスチックだとか、落ち着ける雰囲気でないと言うことは問題ではない。イスとテーブルが準備された「立ち食いそば」だと思えばいいのである。
食事をする人は、新幹線の時間までのわずかな間に空腹を癒すのが目的なのだ。

◆ 東京近郊では必ずと言っていいほどある、ラーメン屋が見あたらない。ビジネスマンは午後の打ち合わせに備えて、ニンニク入りラーメンを好まないのだろうか?それとも大阪はラーメンよりうどんの街と言うことだろうか?大阪の人に東京のうどんを食わせると、ほとんどの人が「からい」と言う。醤油色のつゆを見ただけで食欲が失せるのかも知れない。

◆ 反対に東京人は大阪のうどんを抵抗なく受け入れられる。(と、思う)出汁の利いたつゆは東京人の口にも合うと思うのだがいかがだろうか?かくいう私も名古屋のきしめんも大阪のうどんも好きである。色の薄い、ちょっと塩味のつゆもおいしく頂く。



Linux(12/17)

◆ 先週は新聞の経済面にも載っていた、「LinuxがMicrosoftを脅かす」と言う記事。
Sun MicrosystemsがLinuxをバックアップし、同社のワークステーションへの移植を呼びかけたのが事の始まりらしい。
Sunと言えば、SolarisでPCからワークステーションまでカバーすると言ってx86用Solarisにも力を入れていた。

◆ 同社はSolarisを捨ててLinuxに走るのか?そんなイメージで取り上げているメディアもあったが、詰まるところ、SunがいくらがんばってもWindowsには勝てないと言う事を認識したのだろう。
そこでLinuxに目を付けた。世界中のボランティアが参加し、日々進歩を続けるフリーOSの力を持ってWindowsに立ち向かおうと言うことだろうか?

◆ Windowsの成功はどこにあったのか。おそらくそれはDOSからの移行が比較的スムーズに行われたからに違いない。OSとして見れば決して安定しているとは言えないし、発売当初は良かったサポートも今や有料化の道を歩んでいる。マニュアルなどもプアなもので、Windowsを理解するには書籍に頼らざるを得ない面もある。これはある意味で有料サポートの売り上げに役立っていると言えそうだが、使う側からすると不親切な話だ。

◆ Linuxをフツーの人が気軽に使うにはWindows以上の問題を抱えていると思う。全自動で余計なお世話をしてくれて、そのくせ肝心なところは手を抜いているWindowsとは違い、設定すべき所は自分で設定しなければいけない。
IEやOFFICEを入れたからと言って勝手にシステムを書き換えるようなマネは出来ないから、アプリによってシステムを壊される心配は少ないが、それを満足に使うためには自分で色々やらなくてはいけない。

◆ 何よりコマンドレベルのインタフェースにどれだけの人が付いていけるのだろうか?インストールするとXが立ち上がるところまで自動で持っていくこともできるとは思うし、Solarisでは現にかなりの部分はGUI化されている。
インストーラもGUIだし、インストールが終わって再立ち上げを行えば最初のログインさえGUI上から行える。

◆ インストール自体もある程度は「自動」化されているが、ネットワークの設定やネームサービスの選択など、Windowsしか触ったことのない人にとっては未知の言葉が襲ってくる。
unix(の、インストールと操作)を簡単なものにすれば、Windowsに近づくかも知れない。Windowsの信頼性と安定性を向上させればunixに近づくだろう。怖いのは中途半端でどうしようもないシロモノが生まれてしまうことだ。

◆ アプリに関してはさほど心配はいらないだろう。メーカにしても不安定なWindowsに乗せるよりは、unixで動かした方がサポートが楽というものだ。もちろんX上のアプリ開発能力のある所での話だが。
そう言えば昔はWindows2000とか言う、TCP/IPもマトモに動かないOSがあったよね..なんて言う時代が来るのだろうか?



PCの寿命(12/16)

◆ 486時代のPCは短命に終わったと言える。386から486に移行し、クロックが100MHz辺りまで上がった頃にはPentiumが登場したからだ。
そのPentiumもPentium-Proに移行するかに思えたのだが、CPUクロックを上げつつ寿命を延ばした。

◆ 今現在ではPentium-II系に移行した感はあるが、Socket7はSuper7に名を変えて生き続けている。
IntelがSocket7を(事実上)捨ててからも、Pentium互換チップは色々登場しクロックも上がって今や400MHzである。互換チップの登場がSocket7の寿命を大幅に延ばした格好だ。
互換チップの登場はCPU価格を安く押さえるのにも一役買っている。同クロックのPentium-IIより安い、微妙な価格設定が売り上げに貢献していることに間違いはない。

◆ 今年目立ったと言えばAMDのK6では無いだろうか?Cyrixには及ばないものの、その整数演算能力はPentiumを軽く凌ぎ、ゲームマニアからはPentium-IIより高速だと言われ人気が高い。
確かに浮動小数点演算能力はPentium系に及ばないが、シミュレータやグラフィックツールでも動かさない限りはさほど問題にならないと思う。
来年もK6はシェアを伸ばすのか?それともSlot1への移行が進むのか?興味あるところだ。

◆ CD-Driveの高速化も一気に進んだ。今年のはじめ頃は高速CD-Driveは高価なものだったのが、今では20倍速以上は当たり前の世界である。高速ドライブの欠点は音が大きいこと。そして回転が安定するまで待たされる時間が長いことだ。
最近のCD-Driveには[COMPACT disc]と書いてないものがある。いわゆるCDが使えるドライブには必ず表示されていたロゴだが、特許が切れたのかな?

◆ CDに代わると言われていたDVD-ROMだが、こちらの方は目立った動きが感じられない。家庭用DVD機器も飛ぶように売れているわけではなく、その理由は「ソフトが少ないから」とも言われるがいかなるものか?DVD-ROMに関してもドライブ自体の価格はさほど高くないのだが、その大容量を生かせる使い道が無いというのが売れない原因かも知れない。

◆ 大容量をふんだんに使うと言えば、これもまたゲームの世界である。実写を織り交ぜたタイトルでは、CD-ROMを複数使っているものもある。
魅力的なゲームがDVDで登場すれば、DVD-Driveの売り上げも一気に伸びるかも。家庭用ゲーム機の世界でも、ハードが先にあってソフトが売れる時代ではない。魅力的ソフトをプレイしたいが為にハードを買わせるわけだから。



ホテルと電話(12/15)

◆ ホテルの電話で外線にかけると思いの外高額な料金を請求されることがある。だったら携帯電話の方が,と思っても、携帯電話が満足に使えない。
これはホテル側が「携帯電話妨害機」を仕掛けている場合があるのだ。ホテルの電話接続料金も売り上げのうち、なわけで、飲食物同様外部から電話を持ち込まれては困るというわけだ。

◆ U政省でも携帯電話妨害機を黙認する方向らしい。電波使用機器は他の通信に妨害を与えないことが原則な訳だから、妨害機は電波法の基本理念に反する。
しかしコンサートホールや病院などでの携帯電話使用が廻りの迷惑になるとすれば、妨害機もやむなしと言うことだろう。

◆ こう考えると、携帯電話の使用できる場所も限られてくる。病院や電車内はもちろんのこと、レストランやホテルでも携帯電話禁止の場所がある。
妨害機でも賢いヤツは、着信は出来るが通話が出来ないようなものがある。中身は良く知らないが、端末からの送信波をタイマでカウントし特定の時間になったら妨害を開始するとか?おそらくそんな事では無かろうか?

◆ 制御チャネルと通話チャネルに分けて妨害する手も考えられなくはないが、これだと制御が面倒くさい。それにCDMAには使えないしね。
これら妨害機の中には、明らかに出力が高すぎる電波法違反商品もある。設置場所によっては、設置者のエリア以外の場所でも通話が不安定になると言うから迷惑ものだ。
それでもホテルなどでは、部屋ごとに設置するよりフロアに数カ所取り付ければいい高出力型に人気があるのだとか。

◆ これとは反対に地下の飲食店街,携帯電話が使えないために待ち合わせを行う人が減って売り上げが伸び悩んでいると聞く。こちらはリピータが欲しくなるところだが、合法的にリピータを作れる(使える)のは、その周波数帯の割り当てを受けた事業者だけだ。

◆ では、単純に受信した電波を増幅して再度アンテナに導いたら効果はあるのだろうか?これは実験してみた。アンプは一段約20dBのゲインを持つものを3台使用した。アンプの間にはバンドパスフィルタを入れて、帯域外信号を減衰させる。受信側アンテナとアンプの出力側アンテナを結合させれば、当然の事ながら発振してしまうがある程度距離を離せばそれは起きない。

◆ PDCでは送受信周波数が違うのでこの方式が使えないでもないが、PHSの場合は同じ周波数で送受信を行うので難しい。
実験はPHSの受信電界のみで行ったが、アンプ3段で60dBもの利得を稼いだ割には効果が少なかった。



Slot/Socket(12/14)

◆ IntelのSlot1に対するSocket370化は静かに進行している気配がある。Socket370マザーの発表はもとより、Slot1に挿してSocket370化を行うアダプタ?の発表もあったようだ。
FXチップセット当時,つまりPentium-ProからPentium-IIへの移行開始時がそれに当たるわけだが、Slot1に挿してSocket8(つまりPentium-Pro)を使う基板が売られていた時期がある。
Socket370アダプタを見るに至って、Solt1に挿されたSocket8用の基板を思い出さずにはいられない。

◆ マザーメーカがSocket370マザーや変換基板を発表しているところを見ると、Intelは今後Slot1から足を洗うと言うことなのだろうか?Solt1自体にも変化があって、Pentium-IIのケースがCeleron風のスタイル(コストダウンが目的だと思う)になった所を見ると、やはりSlot1のケース付きはコスト(製造コストも含めて)的に不利だったのかな、と思ってしまう。

◆ 現在のIC(LSI)の形は、長年使われてきたものでありPGAにしろQFPにしろコストや性能が十分考えられた結果だと思う。セラミックをパッケージに使う点に関しては、信頼性(主に湿気の防止と熱衝撃耐性)とPGA化が容易なことがあげられる。その反面コストが高いのはある程度やむを得ない。
世の中にはプリント基板にピンを立ててPGA形式とし、中央部にBGAないしはCOBでチップを乗せたものもある。
これによって信頼性は犠牲になる(特にCOBの場合)が、コストメリットは出てくるはずである。

◆ IntelのPentium-II生産ラインがどのようになっているのか想像の域を脱しないが、チップ製造とそれの組立の少なくとも2つのセクションが稼働しているのではないだろうか?もちろんチップ製造の中でもウエハを切り出すところやボンディングする所などには分かれているだろうが、それらはPentium-II以外のIC製造にも共通する。
一方Pentium-IIはできあがったチップを基板上に実装しなければならず、これには基板やチップ部品も,つまり、IC屋さんの範囲を超えた部分の、部品購入や実装技術が必要になる。

◆ Intelはマザーボードなども作っている会社だから、基板やその実装技術はあるだろう。だからSlot1が生まれたと言えるのだが、そうは言っても工程上のロスなどは発生するだろう。
Socket7勢の追い上げで独占的価格設定の難しくなった今、電気的特性と共に製造や管理コストの低減が強く求められているのでは無いだろうか?



磁石,その後(12/13)

◆ 通勤主体で走行距離が伸びないSLだが、磁石取り付け後に1回給油した。満タン法による燃費は磁石取り付け前と目立った変化はない。そもそも走行条件で1割や2割は燃費が変わるので、通勤オンリーという比較的バラツキの少ない条件下で比較を行ってはいるが、それでも道路の混雑具合は日によって差異がある。

◆ この辺りも含めてレポートにまとめるのはもう少し時間がかかりそうだ。出来るだけサンプリング数を多くしなければ測定値の信頼性が下がる。聞くと頃によると「磁石取り付け後しばらく走ってから効果が出た」と言う意見もあるようだが、これは季節の変化とか?そう言うことではないかと思っている。

◆ 添加剤の能書きには「投入後○○Km程走ると成分が定着..」云々とか「燃焼室内のカーボンが云々とあるが、この辺りも良くわからない。燃焼室内のカーボン除去はデトネーションなどには効くのかも知れないが、それを取り去ってどのくらいの効き目があるというのか?そもそもカーボンのような安定な物質を薬品で取り去ることが出来るのか?と言う疑問もある。

◆ 確かにレギュラーガソリン使用車よりハイオク使用車の方が燃焼室内はキレイだが、それにしてもそんなに大きな差ではない。普通の燃焼方式のエンジンであればカーボンが付着するのは当たり前であり、それによって著しい性能低下が起きるとも考えにくい。
もちろんカーボンによってバルブの密着性が悪くなるとか、そう言う副次的作用があることは確かだが、逆にこれが添加剤で改善されるのだろうか?

◆ 最近F&Fの掲示板でも話題になっている、ガソリンやオイルに混ぜる触媒?がある。私は現物を見たことがないのだが、ミッションなどに入れてギアに挟まったとしても(柔らかいので)割れるらしい。エンジンに固形物を入れるという、私なら絶対やりたくない実験をこちらのページのWebmasterは勇敢にも行っている。

◆ この添加剤をガソリンタンクに入れる場合は、走行距離に応じて追加して行くらしい。触媒とは自分自身は変化しない物質であるはずだから、触媒以外の作用もあるのかも。
昔は「鉛の玉」をガソリンタンクに入れるタイプの添加剤もあったが、これだと排気触媒が壊れるので、車検の時に多大な出費を覚悟しなければいけなくなる。

◆ 磁石の場合は「燃料分子を細かくして燃えやすくする」のが理屈のようだが、果たしてこの添加剤(触媒)はどのような理屈なのだろうか?ガソリンの持つ熱量は決まっているから、混ぜもの無しに燃費を改善しようと思えば「燃えやすくする」以外にはない。そして現代の低公害車は、例えば燃え残りが多ければCOが増えてダメだ。
つまり燃え易さという点では、ノーマル状態で極限に近いところまでチューニングされていると思うのだが、いかがだろうか?

◆ リブレット100,リチウム電池交換実験をページにしました。



電池(12/12)

◆ 先日の雑記で「リブレット100の電池が壊れた」件を書いたが、これをご覧になられた方からリチウム電池のセルを頂いた。これでゴミ同然になってしまうと思われたノーマルバッテリが生き返ることになる。
わざわざ送っていただいたSさんにこの場を借りてお礼申し上げると共に、週明けには実験結果等を交えて報告させていただきます。本当に有り難う御座います。

◆ さて電池の方だが、ノーマルのセルよりわずかに径が太く数ミリ短い。が、電池ケースの電池のガイドを少々削ったらスッポリ収まった。元々電池ケースとセルは両面テープで付いていたので、寸法にはさほどうるさくない。
頂いた電池は2セルがパラに接続されていたので、このまま使えば大容量バッテリと同じ事になる。しかし大容量バッテリは..重い。

◆ そこで並列になっているセルを切り離し、3個直列(今までのものとは特性が違うかも知れないので混在させない方が良い、とのアドバイスも頂いたため)で使用することにした。
ちなみにノーマルの電池は松下のCGR17670HCと言う型番だ。
電池ケースにセルを組み込み、温度センサや温度ヒューズも適当に移設してケースに収める。
太さの違いのためノーマルの位置とは違う所に納めたため、配線類(各セルから線が出ている)も引き直した。

◆ 半田付けやショートの有無などを確認後、リブに装着すると当たり前だがちゃんと使える。
この状態で電池情報を見ると、充電量50%,使用時間65分と出ている。
とりあえず少し使った後充電してみることにした。電池の種類によって充電終止電圧が違うようなので、この辺りの特性の違いを気にする必要があるのかは今のところ不明だが、今日と明日で色々試してみる予定だ。

◆ リチウム電池の他にも太陽電池板を頂いた。発電量は約500mWのもので、アキバ辺りで見かけるものとは違った美しさがある。
別に何に使うというわけではないのだが、前々から太陽電池板には興味があった。興味はあったのだが、漠然とした興味のために買うにはちょっとお値段が高い。
だからと言って道路に落ちている(埋め込んであるとも言う)太陽電池板+電池+LEDを掘り起こしてくる勇気もなかったというわけだ。
これに関しても後々実験を行っていきたいと思っている。



オゾン(12/11)

◆ オゾンは殺菌用途で使われている。デパートなどの空調設備の中には、オゾンによる殺菌を行うタイプもあると言うことだ。ずっと昔になるが、家庭用オゾン発生器が流行った時期もあった。
何に効くのか効用は忘れてしまったが、たぶんあの手の商品だから「アレルギー」から「ぜんそく」まで、幅広く効くことになっていたに違いない。

◆ オゾン発生器は針のような細い電極に高電圧をかけてオゾンを作っていた。業務用など大量のオゾンを作る場合には、専用の発生管?があってガラスを通して放電させるんだったかな?とにかく放電させるとオゾンが出来るらしいのだ。
家庭用オゾン発生器を使っていると、オゾン発生器の向いている方向には帯電した埃が飛んでいくことになる。結果として埃の当たった家具などが汚れる..

◆ そのオゾンなのだが、酸化作用が強力なことを利用して車の燃費節約用品にならないかと考えた。
インマニの近くにオゾン発生器を取り付けて、吸入空気をオゾン化するのだ。が、オゾン発生器が食う電力はエンジンからもらうわけで、果たしてこれが得なのか損なのか分からない。
自動車の吸入空気量はかなり多いから、家庭用オゾン発生器のレベルでは容量は足りないだろう。

◆ オゾン化とプリ放電による燃費節約に関しては、こちら(97年12月)に実験レポートがある。
理屈としては点火する以外の気筒のプラグにも電圧を加え、プラグギャップ間をイオン化して放電しやすくするものだが、もちろんこれの市販品もある。
市販品では誘導結合ではなく、容量結合の方が多い。これは構造が簡単なためだと思われるが、容量結合の欠点もある。

◆ イグニッションコード(と言うか、回路)はインピーダンスが高い。CDI等では少し低インピーダンスになるが、いずれにしてもかなり高いインピーダンスだ。
そこに数百PFの容量を入れると、そこで位相遅れが発生する。つまり、点火時期が遅れるわけだ。
点火時期が調整できるタイプの車なら良いが、最近ではそれすら電子制御の車も増えている。
点火時期の遅れは燃費とパワーにとって大敵だ。

◆ もう一つ、ガンスパーク(商品名)に代表されるコンデンサだ。これは上記理論とは異なる。
わざとコンデンサを入れることによって、徐々に上昇するイグナイタの高電圧をそれに蓄えておく。イグナイタの出力が放電開始電圧に達すると、コンデンサに蓄えられた分も一気に放電するというもの。
放電開始電圧が(一度放電した後の)放電持続電圧より高いことを利用しているものだ。

◆ これの効果は否定しないが、それはインダクタンスの大きなイグニッションコイルを使っていて、点火時期調整の出来る車での話。
最近の閉磁路コイルとトランジスタ点火ではあまり効果がないかも知れない。



蛍光灯(12/10)

◆ 我が家の階段の照明灯が良く切れる。たぶん付けたりけしたりが多いからだと思うのだが、数ヶ月ごとに交換するのは手間である。そこで電球型蛍光灯に交換してみることにした。
この口金が白熱電球と同じタイプの蛍光灯だが、初期の頃の品はインバータ方式ではなくグロースタータだった。
従って点灯にも時間がかかったし、すごく重くて取り付ける場所によっては器具の強度が心配だった。

◆ その後はインバータ方式となり、瞬時に点灯する軽いものが主流となって現在に至っている。
階段の照明灯はガラスの丸いカバーが付いている。そのガラスの球の中に白熱電球を入れる仕組みなのだが、最初に購入した丸形の電球型蛍光灯は直径が大きすぎてカバーに入らなかった。
最初からカバー(ガラスの玉)の入り口の経を測っていけば良かったのだが、半ば思いつきで電球型蛍光灯に手を出したのがいけなかった。

◆ その失敗をふまえて?次に買ってきたのは、細長いタイプだ。これなら絶対に入る。と、思ったら今度は長すぎて入らなかった..まるで漫才である。
3度目の正直は棒形で短いものを買ってきた。これはちゃんとカバーに入った。
が、コイツには欠点があった。点灯は瞬時に行われるのだが、その時点での輝度が非常に低い。

◆ 公称60W相当なのだが、点灯初期には20〜30W程度に相当する明るさで薄暗く光っている。これが1分ほどすると規定輝度に達するようなのだが、階段の照明灯の点灯時間はそれより短い。以前買ってきて失敗した棒状の長いヤツは瞬時に高輝度で点灯したので、電球型蛍光灯にも色々あると言うことだ。輝度の上がり方が遅いのはヒータ(?)の温度上昇が遅いと言うことなのだろうか?

◆ 蛍光灯と言えば白色に発行するものが普通だったが、階段の照明用には電球色と呼ばれるものを試してみた。カバーがある為もあるが、ほとんど白熱電球と変わらぬ色合いである。
明るさは60W相当で消費電力は13Wと書いてある。が、規定輝度に達するまでの時間は書いていない。(100W相当品には20秒と書いてあった)ちなみに階段やトイレなど、点灯/消灯の激しい場所には蛍光灯は向いていない。それでもあえて使ってみたのは単なる興味からだ。

◆ 年末の大掃除の時、白熱電球を蛍光灯タイプに交換してみようと思っている方は点灯特性を確認された方が良い。使用場所によっては「遅い」事も気にならないだろうが、逆に「早く」照度が上がってくれないと不便な場所もある。



Sクラス(12/9)

◆ 先日ヤナセに行く用事があったので、そこに展示されていた新型Sクラスを見てきた。
もちろん買う気は起こらない,と言うか、パーソナルユースを狙ったとメーカは言っているものの、依然ショーファードリブン専用車的なイメージが漂うのである。

◆ ロングホイールベースの「L」は圧倒的な後席の広さと後部ドアの大きさ。私が2ドアを好むのは前席ドアが大きくて乗り降りしやすいからなのだが、Sクラスはこれと全く反対に(もちろん全体のサイズが大きいから前席ドアも大きい)後部ドアの大きさが目立つ。
他にも、徹底したフラッシュサーフェース処理はドアとフェンダーの隙間にまでゴムを挟む念の入れようだ。

◆ Cピラーのイメージが日産のインフィニティに似ている。とかく物まねだと言われがちな日本車だが、そんな日本車のデザインをメルセデスは真似したのか?最近では「高温多湿エリアにおける快適性」調査のために日本が選ばれ、製造コストダウンの手本はトヨタであり、静粛性追求にはセルシオが参考にされると言うほど日本(車)も注目を集めている。

◆ フロントデザイン、特にヘッドライトはポルシェ風であり異形レンズは樹脂製だという。
ワイパーはオーソドックスな2本タイプながら、運転席側のそれには変わったリンクが見えていた。ちょっと意外だったのはフロントディスクロータがドリルホール付きであると言うこと。
重量車のストッピングパワー確保のためだろうか?4ポッドキャリパーや30mm近厚さのディスクロータは従来通りながら、4ドアのフツーの車にドリルドロータである。

◆ 徹底したフラッシュサーフェース化は0.27と言うCD値(空気抵抗係数)を実現しているが、空気抵抗係数低減競争に火を付けたのは他ならぬ日本のメーカである。
その後我が国ではライトトラックやミニバンが主流となり、メーカは空気抵抗係数すら公表をさけるようになった。

◆ 平均走行速度の高い欧州では、空気抵抗係数の低減が燃費向上につながる。元々大型で前面投影面積の広いSくらすの事,確かに先代よりは小型化されたとは言っても、相当な空気抵抗を受けることに間違いはない。

◆ 内装は(と電気仕掛け)は日本車顔負けである。前車との距離測定によるオートドライブやバックソナー,前後席共に左右独立した温度調整のエアコン,CRTが埋め込まれたセンターコンソールなど、まったく「日本車チック」になっている。
ちょっと便利そうなのが、非接触のドアロック解除。新型非接触定期券のように、カードを身につけていればドアノブを引っ張ると同時にロックが解除される。
これと同じような仕組みは日産も過去に使っていたことがあった。たぶん今では無くなってしまったと思うのだが、その理由は「ロック/アンロック」が(ドアノブに触れなくても)全自動で行われるために、車から離れるときにロックされたのかどうかが不安だからだったとか..



名前(12/8)

◆ 物にも名前が付いている。PCでもソフトでも、最近ではわかりやすい名前が流行っているようだ。PCと言えばPC-9801BXとかRXとか数字+アルファベットで示す場合も多いが、これでは分かりにくい。そこでVAIOとかLibrettoとか、呼びやすく覚えやすい名称を付けるようになった。
ソフトウエアでもこの傾向は同じで「一太郎」なんてのはその良い例だと思う。

◆ 自動車にも名前が付いている。サニーとかカローラとか、わかりやすく覚えやすい名前を付ける。
車の名前は、例えそれを使う予定はなくても商標登録は欠かさないのだそうだ。続々と生まれてくる新型車に名前を付けるのも大変なことだと思う。
名前、と言うより番号が付いている車もある。BMWは(現在は少し違うが)3桁の数字で表されていて、百の位がモデル名,その下2桁が排気量という具合だ。
BMW535なら[5]シリーズの[3500cc]を表す。

◆ 同じように番号で表すフェラーリはこれとは少し違う。これもモデルによって異なるので一例でしかないが、348は[3400cc]の[8気筒]を表し、512は[5000cc]の[12気筒]と言った具合。
じゃあF40は?とか聞かないように。ポルシェも3桁数字だが、こちらはシリーズ名を表す数字の羅列だ。メルセデスはアルファベット+数字で、アルファベットがシリーズ名を,数字が排気量を表している。

◆ 開発コードがそのまま車名になってしまった車もある。マツダのRX-7がそうだ。ちなみに初代サバンナはRX-3と呼ばれる。
このような名前の付け方ではトヨタのMR-2がある。トヨタが造語を使わない、初めてのモデルでは無いだろうか?(2000GTってのもあったけど)

◆ 最近ではホンダがアルファベット3文字を使っている。NS-X/S-MX/CR-X/CR-V/HR-Vなど、それを知らない人には非常に分かりにくい。(間違っているかも)日本メーカの場合には扱い車種が多いので、数字やアルファベットの組み合わせだと分かりにくくなってしまう。

◆ だったら造語の方が良いのか?となるわけだが、売れない車の名前はいつまで経っても世間に知れ渡らない。クラウンやカローラなら大体の人は知っているだろうが、サイノスやアバロンと聞いて、車の格好が想像できる人はそう多くはないかも知れない。
もちろん知っている人はエンジン名から車両形式まで分かるわけで、そう言う人たちにとっては車名で言うより型式で言った方が通じる場合もある。



アナログIC(12/7)

◆ アナログICもオーディオ帯域用のものは広く使われていて、OPampなどもその一つだ。
おそらくOPamp無しでアナログ演算回路を組めと言ったら、ほとんどの技術者が頭を悩ませるに違いない。これと同じ事がRFの世界でも起き始めている。
携帯電話やPHSの普及と低価格化で、無線周波数用の集積回路は必須のものとなった。
これ無しでは小型化や軽量化は望めないと言う訳なのだ。

◆ 無線周波数帯の集積回路としては、広帯域増幅器の歴史が長い。集積度は低いものの、ディスクリートで組むより良好な特性が得られるのがメリットだ。
広帯域増幅回路の場合は、文字通り広い周波数範囲にわたって一定の特性を有することが必要になるが、ディスクリートでこれを組むと配線長やデバイスのバラツキで一定の特性を得にくい。

◆ 特にPHSが使用する2GHz近い周波数となると、ディスクリート部品を並べて要求特性にマッチする製品を設計できるエンジニアはそう多くはないはずだ。
ここでRF回路のICが登場すると、技術者は部品の選定と基板レイアウトを考えるだけで事が足りる。世の中で不足している高周波回路のエキスパートは不要になるのだ。

◆ が、初期のPHS用集積回路はなかなか目標(カタログ)の特性が得られなかった。
メーカが提供する試験基板ではカタログ通りの特性が得られるのだが、基板の材質や寸法からくるインピーダンスミスマッチや、電源のデカップリングの問題などで特性劣化や発振などが起きてしまう。

◆ PHS開発初期の端末設計エンジニアは、端末設計と言うよりは部品の評価に近い仕事に明け暮れたものだ。私も相当数のデバイステストを行ったが、カタログ通りの性能が得られないと自分の能力の無さを実感したものだが、その後その部品メーカの端末を見るに至って自信を取り戻すことになる。
何と!その端末には、そのメーカが発表している部品が使われていなかったのだ。

◆ 事業部が分かれている場合には同一グループ会社の部品で設計するとは限らないのだが、機器設計と部品設計が近いところにありながらも他社の部品を使っているメーカも多かった。
電子部品関係の展示会などに行くと、RF用集積回路の特性などがボードに貼られていたりするが、どう見てもさほど良いとは思えない特性が堂々と公開されていたりすることがある。

◆ 部品メーカ(設計部門)と機器メーカ(設計部門)の要求仕様の違いと言うところだろうか?RF集積回路のみではなく、最近のPCマザーボード設計などでも同じようなことが言えるのかも知れない。100MHzのFSBと言えば、アンテナを付ければ立派に空間を飛ぶ周波数である。
メモリにしろチップセットにしろ、部品メーカとマザーメーカの要求仕様が一致していない場合も多いのではないか?



CD-Drive(12/6)

◆ RAID付きマザーボードをテストしているとき、WindowsのインストールにCD-Driveを使用するのだがミツミのドライバで動作するモデルと認識すらしないモデルがあることに気が付いた。
どうやら認識しないドライブでも、マザーボードを変えると認識するようになる。
甚だ不思議である。

◆ もう一つ不思議な点,それは、Windows起動ディスクの動作だ。普通だと「キーボード判別」のメニューが表れて106キーなら「漢字」キーを押すことを要求されるのだが、これすら表れないで英語モードで立ち上がってしまう。別のマザーで同じ事を行うと確かにキーボード判別の為の操作を行わされるので、起動ディスクに不具合があるわけではない。

◆ 何だかんだで3枚ほど起動ディスクを作ってみたが、そのうちの2枚は英語モードで立ち上がる。
うーん,何が違うのだろうか?ちなみにキーボード判別に行くのはOSR2.5から作った起動ディスクである。

◆ Windowsを(テストなどで)インストールするたびに思うこと、それは「新品のうちは立ち上がりが速い」事である。色々なアプリをインストールするたびにレジストリ容量は巨大化し、動作は怪しさを増してくる。
何回かサスペンドを繰り返せば一部のネットワークは認識をいやがり、不正処理で落ちてしまうアプリもある。

◆ そろそろ聞こえてくるWindows2000の話題だが、Windows95/98とNTが2000で統一されるらしい。
NTの現状を考えるとNTが95/98に近づくことは無いだろう。結局は95/98がNTになると言うことだ。
これでいよいよお行儀の悪いDOSアプリは動かなくなる。ハードウエアプロテクトキーの付いたビジネスソフトはドライバを要求するようになり、高額なCADはその為に何十万円もかけてアップデートする必要が出てくるのだろうか?

◆ 私が家で普通にPCを使っている現状では、インターネット系のブラウザとメーラ,それにテキストエディタ(原稿作成)Word(ビジネス文書作成)Excel/Access(管理)が精々である。
この中でunix(X Window)に移行できないものは、いわゆるOffice関連アプリだ。
じゃあMicrosoftがunix用Officeを出したら買うか?と聞かれると「....」になってしまう。
だって、そんなものをインストールして「root権限でインストールしてください」とか「再起動してください」なんてメッセージが出てきたらイヤだもの。



磁石、その後(12/5)

◆ 磁石を取り付けて(実は)1週間になる。前回の給油から半分ほど燃料を使ったが、先週は普段と違う走行条件であったため燃費データは取れていない。
来週も出張などがあるので通常通りの通勤オンリー燃費が取れるのはさらに先になりそうだ。
従って今のところは燃料系の針の位置と距離計から推測するのみなのだが、少なくとも10%以上燃費が変化しているとは感じられない。

◆ オイルもプラグも交換済みでコンディションも上々だから変化が表れにくいのだろうか?それとも「元々効果がないか非常に少ない」のか?磁石一丁で燃費低減などという夢のような話は夢で終わるのかも知れない。

◆ エコラン競争があり、1リットルの燃料でどのくらい長い距離を走れるかを競うものだが、この競技出場車両の燃料配管や吸気管にも磁石が付けてあるのだろうか?エンジンの作動温度や、ベアリングのグリス粘度まで管理するというシビアなレース,効果があるなら使われていても良さそうな気がする。

◆ 11月の南関東は雨が非常に少なかった。その為洗車も楽で、高圧洗浄機で水をかければ汚れは(ほこり)は難なく洗い流せた。のだが、12月に入って雨や(西東京では)雪も降った。
オマケに気温がグッと下がって気合いを入れないと?洗車する気になれない。

◆ そんな中、リアのショックアブソーバと言うかハイドロ車高調整シリンダからオイル漏れを発見した。漏れる量は大したことはないが、放っておいても自然治癒するものではないのでこれを交換することに決めた。
通常の消耗部品ではないので、そこそこの出費を覚悟しなければいけない。

◆ 構造的には(たぶん)単なるシリンダだと思う。ショックアブソーバとして減衰力を発生させるためのバルブは、これとは別についている模様だ。ハイドロシトロエンのサスペンションシステムに金属バネを加えたものと言えば良いだろうか?窒素ガスの入った、丸いタンク状のものも付いている。

◆ 最近ではメルセデスもエアサスを使い始めた。エアサスというとトヨタお得意の..感があるが、メルセデスの600プルマン(だったかな?)と言う古〜い車もエアサスではなかったかと記憶している。
エアサスはプログレッシブレートが簡単に得られるメリットがあるが、その一方で細かな振動を吸収しにくい等の難しさもあるらしい。

◆ トヨタの場合だと、車高変化によるバネ常数の変化が非常に大きかった。車高を下げると空気室の圧力が下がり、バネ常数が低い方向にシフトする。逆に車高を上げるとポンポン跳ねるような感じになってしまう。
SLのハイドロ車高調整でもその傾向はあって、車高を上げる(=窒素球の内圧が上がる)とバネ常数が上がるようだ。



磁石(12/4)

◆ このページでも何度か取り上げている「磁石モノ」だが、相変わらず怪しげな製品は多い。
ガソリンパイプに取り付けるものから始まって、それの吸気管用など形状や磁力も様々な製品が結構なお値段で売られている。
この手のものを私は信じていない。磁石一丁で効果があるなら、例え特許の問題があろうとも自動車メーカの一社くらいは採用しても良さそうだと思うからだ。

◆ 希薄燃焼や層状燃焼エンジンなど、多くの開発費を投入して新型エンジンを開発するより、磁石を取り付けた方がどれほど楽か知れない。
とは言っても現実に体験した訳ではないので、もしかしたら効果があるのかも知れないと思い始めた。
それでも数万円の燃費改善磁石など買う気は毛頭ない。そんな高価なものを買うなら、今のままの燃費で余計に燃料を買った方が得に違いない。

◆ そこで磁石単体を入手し、これで実験してみることにしたわけだ。磁石は「ネオジム」と呼ばれる強力なもので、身近なところではハードディスクのヘッドアクチュエータ用磁石が代用できるかも知れない。
この磁石を燃料配管の途中にセットする。場合によっては吸気管に取り付けた方が効果が高い場合もあるそうだが、SLは左右バンク独立なのでこれは面倒だ。

◆ 燃料配管に入れると言っても、できるだけエンジン(インジェクタ)の近くが好ましい。しかしフューエルデリバリパイプは金属製(磁性体)だからダメ(SLは非磁性体だったので、ここにも取り付けた),途中のゴムホースの所を狙って取り付けるのだ。
磁石は2枚を使用して、互いに反発するように取り付けるのが基本らしい。
こうして取り付けておくと磁石は徐々に弱まると思うのだが、そんなことを気にしてはいけない。互いに反発する方向の真ん中に燃料配管を通すと、燃料の分子?が細かくなって(何か血液濃度と血管の詰まりみたいな話だ)燃えやすくなり、燃費が改善される。(らしい)

◆ 早速磁石を取り付けてみると、驚いたことにアイドリング回転数が上昇した。ってのは嘘だ。
アイドリング回転数は自動制御されているから変わらない。アイドリング燃費を測ってみる方法もあるが、開弁時間の短いアイドリング時ではインジェクタ通電時間からこれを判断するのは難しいかも。エンジン回転数が(毎回)多少は変化するので、パルス幅測定の時間平均の取れるユニバーサルカウンタでも持ち出さないといけないかな?

◆ 満タン法で測っても良いのだが、給油時の誤差(SLは床下タンクではないので吹き返しが多い)と走行条件の違いが燃費の変化をうち消すだろう。
残るは高速燃費の測定か?空いた高速道路ならほぼ一定の条件で走行できる。鹿児島行きの高速燃費は9.5Km/l〜10.2Km/l程度なので、2割の変化があれば(あるわけないとは思うが)誤差を超えて表れることになる。(6000ccのエンジンが12Km/lも走ったら、そのデータを疑うけどね)

◆ 取り付けその他は、こちらをご覧頂きたい。



飲酒検問(12/3)

◆ 12月になると増えるのが飲酒運転取り締まりのための検問だ。会社の近くにも飲屋街があるが、夜になると付近の駐車場はいっぱいになる。つまり、飲んで運転して帰る人が多いというわけだ。これは何も冬場に限ったことではないが、忘年会シーズンを目前にしてK察の取り締まりにも力が入ると言うことだろう。

◆ 私は今は酒を飲まないから関係ないし、飲んでいた頃(と言っても元々弱いので沢山は飲めない)でも飲酒運転の経験はない。いや、飲んでしまうと運転できないほどに酔ってしまう,ってのが本当のところだ。そんな具合なので、車で出かけたときには(つき合いがあっても)なるべく飲まないようにする。
車を置いて帰ると翌日が面倒だし、少ししか飲んでいないつもりでも「顔」に出るので運転はためらわれるのだ。

◆ これが酒に強い人だと、少々飲んでも大丈夫,って感じで運転するのだろう。が、検問に引っかかると酒気帯びなどで御用となってしまう。飲酒運転は罰則が厳しいので、飲む機会の多い方はご注意を。それと、口臭防止剤(液体)で酒気帯び判定されることがあると言うから、クリスマスに彼女を車で迎えに,なんて人も注意したいところだ。

◆ 飲酒運転で捕まったときの罰金が交通安全協会に流れるのかどうかは知らないが、(以前このページでも書いたように)駐車違反の罰金は安全協会の収入になる。パーキングメータやパーキングチケットも同様だ。
「駐車車両は交通の流れを妨害し、歩行者にとっても危険だから取り締まる」と言いながら、パーキングチケットを買えば同じ道路に止めてもとがめられないのは、どちらにしても安全協会に金が流れるからなのだ。

◆ 安全協会は安全などどうでも良くて、手っ取り早く金さえ入ってくれば文句無し,って所なのだろう。安全協会のサイトを探してみると、こんな所とかこんな意見も見つかる。
ちなみに「交通安全協会+不正経理」で検索したら、F&Fしか出てこなかった(笑)



複合機(12/2)

◆ レーザプリンタを核とした複合機が登場して随分日が経つ。コピーに加えてプリンタやFAX機能を一台に取り込むことによって、省スペースと割安感を出したものだ。(でも壊れると全部使えなくなるけどね)カーオーディオでも限られた取り付け寸法の中に、例えばそれが2DINサイズであったとしてもCDやAM/FMチューナは当たり前、イコライザやらMDやらを加えている。

◆ 携帯電話やPHSでも時計や電卓機能が付いたものがあるし、提携(クレジット)カードなどもキャッシュカードにも使えるものがある。
日本人は小型軽量に魅力を感じる。狭い日本に住んでいる為なのか?海外の携帯電話メーカも、日本式小型化の方法を学びに来るという。

◆ 携帯電話に統合する,と言うか、PDAに携帯電話をくっつける発想もあるわけだが、表示やキーが増えることによって大きさが増してしまう。
財布に入れて邪魔にならない大きさと言えばカードサイズだろう。もしもカードサイズの本格的PDAが出来て、VGA解像度とフルキーが実装されていたとしても、それを操作するために「爪楊枝」と「虫眼鏡」を携帯しなければいけないのでは意味がない。

◆ しかし複合情報端末の小型化は各社力を入れている分野であり、その一つが音声認識機能だろう。携帯電話でもこれを実装したものがあるが、メモリ呼び出し程度ならテンキーだけで事は足りるわけで、これが実用的機能かどうかはちょっと疑わしい面もある。
カーナビにも音声認識機能は付いているが、多くの認識語を処理するには(現在の技術では)若干物足りない。

◆ 多くの地名や駅名を認識語辞書に格納すれば、それらのデータ間距離は縮まって誤認識率が高くなるのだ。日本語はイントネーションによる意味の違いが少ないからまだ良いが、中国語?は同じ言葉でもイントネーションの違いで意味が異なるという。
現時点での民生用音声認識は文法を理解するに至っていないから、ちょうど仮名漢字変換の初期型,単漢字変換の組み合わせでワープロに文字を並べているようなものだ。

◆ この辺り、もしかすると仮名漢字変換ソフトを手がけるメーカが得意かも知れない。
Wordに押されて四苦八苦のJシステムなど、5年先を見据えて音声認識技術の開発など行ったら株主も喜ぶかも。音声認識エンジン自体は海外製の方が信頼性が高いようだから、これと独自の日本語文法解析を組み合わせれば、訳の分からない認識をせずとも「機械が分からないところだけを聞き返す」位の事は出来ないだろうか?

◆ 基本認識エンジンがプアだと分からないところを聞き返すどころか、言っている言葉そのものを聞き違えて、使っている人間は頭に血が上って機械をブッ壊すかも知れないけどね。



Libretto100(12/1)

◆ 普段はPCMCIAカードを使用しているLib100だが、先日シリアルポートを使おうと思ったらうまく行かない。リブ30はシリアルポートと赤外線通信ポートが共用だったと思ったが、100は違うはず。頭の中は設定が出来ていないのではないか?と言う方向に向かっている。
しかし見直しても設定の違いは見つからない。ハイパーターミナルを使用しても「ポートが開けない」と言われるばかり。

◆ 普段は机のすみの方に追いやられて、もっぱらPCMCIAカード専用となっているので、電源コードを外して手前に持ってこようと..思ったら電源が切れた。
どうやら電池が充電されていないらしい。あれ?リブ100は使用中でも充電されるのではなかったかな?まあいいや、とりあえず使いたいのはシリアルポートなのだ。

◆ 確か外部TAでインターネット接続した覚えがあるから、ダイアルアップネットワークをクリックしてみよう。すると、com1が他のデバイスで使われていると文句を言う。他にシリアルポートを使っているソフトなんて起動していたかな??と思ってタスクバーを見るとWindowsCEとのシリアル通信サービスが、しっかりcomポートを掴んでいる..

◆ このことをすっかり忘れていた。WindowsCEとの通信アプリを落とせば(当然ながら)comポートは使えるようになった。
さて、次は電池である。本体の電源を切ってACアダプタを接続すると、本体の電源ランプはオレンジの点滅だ。これはACアダプタか本体かバッテリのいずれかが壊れていることを示している。

◆ ここで考えるのは、ACアダプタと本体と電池のどれが壊れたかだ。代わりの電池やACアダプタがあればいいが、残念ながらそれはない。そこでリブ30の電池を入れてみることだが、これは駄目。100の電池の方が大きいので、30の電池は奥まで入らずにコネクタが接触しない。
じゃあ、って訳で30に100の電池を差し込んでみた。
結果は..電源ランプの点滅だ。

◆ これは電池が壊れたと言うことだろう。未だに30の電池は使えているので、単純に電池自体の不良なのか?それとも過充電に弱いリチウム電池を本体の充電回路が壊して(リブ100は本体使用中でも充電可能)しまったのか?ニカドと違って電気的ショックじゃ立ち直らないんだろうな,リチウムは。
リブの電池は高いんだろうな..寸法が同じ(当然重量はかさむ)だから大容量バッテリを買ってこようと意を決して?ヨドバシカメラに向かった。
大容量バッテリのお値段\17,600 今なら10%ポイント還元らしいが、気になるのはノーマルバッテリの壊れた原因だ。

◆ 東芝のサポートにに電話をすると「過充電と言うことはありません。壊れた原因は分かりません」との回答だ。電池の初期不良でしょうか?の質問にも「分かりません」だし、原因調査依頼に関しても「受け付けられません」で、らちがあかない。一応、クレームの対象になりませんか?と聞いたが、これにハッキリ「電池は消耗品で、クレーム対象ではありません」と明確な回答が得られた。
こうなったら自力で調査してやる,と解体作業を進めたのは言うまでもない。

◆ 携帯電話の電池は駄目になるし、それに加えてリブの電池もじゃあ泣けて来るってモンだ。
携帯電話の電池の方は、近所のDoCoMoショップに行ったら在庫切れと来た。
今の状態ではやっと10時間ほどの連続受信が出来るだけの容量しか残っていないから、これではMOVAになる前の、大型携帯電話と同じレベルだ。
こちらの方は支店まで足を運んで\4,200のお値段。対応のオネーさんのQが高かったから良しとしよう。



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