住み替えへの道(18)


久々の更新になる。
家も完成して月日は流れたが、これまで大がかりなメンテや修正を行う事もなく現在に至っていた。
だがある日、何気なく外壁を見ていたらパネルの隙間を埋めているコーキング材にスキマというか亀裂というか、そんなものを発見した。
外壁パネルはいわゆるサイディングのようなもので、そのパネル同士の隙間はシリコン(正しくはシリコーンと表記されるべきだが、ここではシリコンと表記する)で埋められている。
外壁パネルはテフロンコート的なものであって、シリコンはプライマを介して塗られているのだが、その接着力が不足していたようだ。
シリコンを触ってみると決して固まっているわけではなく、ゴム的な弾性を有しているのだが、それでも剥がれてしまう事があるのだなと思った次第。
さてどうしようか。
NKホームは既に会社を解散していて後のメンテナンス会社も(知らせは来ていたのかも知れないのだが)よく解らない。
仕方ないのでNKK(ここも既に組織変更されている)に連絡をしてメンテナンス会社と担当者を調べて貰った。
さっそくメンテナンス会社に連絡をすると、保証はまだ生きているとの事。
後日見に来て貰ったわけだが、私としては部分補修で充分なのかなと思っていた所に「全部やり直しましょう」と。
これは結構大がかりである。
足場を組んで工期1週間だそうだ。
そこまで大がかりにしなくてもとも思ったのだが、専門家のご意見を尊重&費用はかからないという事でお願いする事にした。
工事は足場を組んで古いコーキング材をはがし始めるのに1日、2日目も古いコーキングの剥がしと塗布面の清掃、3日目にマスキングとプライマ塗布、4日目に新しいシリコン充填と足場の撤去という感じで工事は終了した。
工事期間中に改めて外壁を見たのだが、これが思ったほど汚れていない。
以前住んでいた所はモルタル吹きだったのだが、表面がざらざらしている事もあって汚れや水あかが目立ったものだ。
それもあって年に一度の大掃除の時には高圧洗浄機を使って外壁を洗ったりしたわけだが、その時には大量の泥水が流れ落ちるという感じ。
汚れの付きにくい外壁材は本当に汚れが付きにくかったのだなと、改めて感心したり。
その他の部分の不具合は今のところ発生していない。
当初から感じていた床材の弱さ(柔らかい)だけは気に入らないのだが、これは仕方ない。
以前住んでいた所の床材と見た目は同じながら、ずいぶん強度は異なるようだ。
この辺り、知識があれば発注時に注文を付けられたのだが、悲しいかなそこまで考えもしなかったのである。
カーポート下のインターロッキングは沈む事もなく、安定している。
場所によってはインターロッキングの石の隙間に小さな草が生えるという事もあるが、これは除草剤で対処する。
カーポートの方は洗車時にブレーキダストなどが流れるので汚れはあるが、それ以外の部分は意外に汚れていない。
汚れも激しいものでなければ水で流せばそこそこキレイになるし、ブレーキダストなどはデッキブラシでこすればキレイになる。
そうそう、ガラスの汚れ防止にとTOTOのハイドロテクト商品を塗布した(今はもう売られていないのか?)が、手間の割りに効果は少ないというか何というか…ハイドロテクト加工は自動車用としても実用化されているが、雨だけで汚れが落ちるとか、光触媒云々というのは実感しにくいようだ。
そもそも塗装面にハイドロテクト加工を施した場合、ハイドロテクト被膜にとってみれば塗装も汚れに違いはなく、塗面を荒らしてしまう(その為下地に保護材を塗る)という問題もある。
住宅用としてはどうなのだろうか。
ハイドロテクト加工された外壁材などもあるのだが、コストと性能を考えた場合に得なのか損なのか。
今年の夏は記録的猛暑で、東京でも39.5℃を記録した。
10月の降雨量も記録的で、F&F観測所によれば700mmを超えていた。
そんな夏を前にして電力の契約を変更した。
これまでは従量電灯B契約の60Aだったのだが、これを従量電灯C契約の10KVAにした。
この辺りのお話しはこちらに譲るが、60A契約ではブレーカを落とす事が何度か発生したが、現在はそれもない。
ただし電柱からの引き込み線張り替えは自費となるので、数万円の出費は覚悟しなければいけない。
幸いな事に屋内主幹配線は十分に太いものが使用されていたので、この点で費用は発生しなかった。
契約電力を上げれば基本料金は当然高くなるのだが、だからといってランニングコストの上昇は余り無い。
結局はピーク時電力の許容度を上げるという事であって、常にそんなに電力を使っているわけではないからだ。