インバータ蛍光灯に改造する(2)


前回は直管蛍光灯のインバーター化改造を行ったが、今回はサークラインと呼ばれる丸形蛍光灯を改造してみることにする。
これは洗面所の照明に使われているものだが、グロースタータランプがすぐにダメになってしまう。
たぶんスタータランプと並列に取り付けられたコンデンサの容量抜けとか、そんな事ではないかとおもうが、この際だから電球型蛍光灯のインバータ基板を利用して改造してしまうことにした。

これがグロースタータランプソケットの裏側のコンデンサだ。
ノーマルの照明器具は安定器とグロースタータランプがこんな感じで取り付けられている(重い)
中央の四角いものはAC電源線をはめ込むためのコネクタだ。
インバータ部には前回の実験で破壊テストを行ったものを使用した。
破壊箇所はMOS-FET2個だったので、これを部品で購入(\45)して交換しただけだ。
まずはクリップで接続してみる。

そして通電するとちゃんと光る。

グロー点灯時よりちょっと青っぽく光っているかな?と言う気もするが、違和感があるほどのことでも無い。
点灯は瞬時にして行われ、輝度の立ち上がりも極めて速い。
インバータ基板は100W型と呼ばれる27W用であり蛍光管の方は34Wだが、連続テストでも不具合は起きなかった。
(もしかすると定格電力で発光していないかも知れない)インバータ基板には防水対策のためにコート剤を塗っておく。
湿気が原因で故障したり発火したりしたら大変だ。
そして器具にネジ止めして改造完了だ。

真ん中の丸穴の上に基板を乗せると丁度良いのだが、ここは天井からACコードが入ってくる穴なのだ。
蛍光管はすでに交換サイクルを過ぎて端が黒くなっているから、そのうち交換するとしよう。
基板部のクローズアップはこんな感じ。