イオン交換樹脂を再生しよう




イオン交換樹脂再生はこちらで説明しているが、手作業では面倒なのでポンプによる循環方式を採ることにした。
マーフィードのイオン交換樹脂は樹脂だけを取り出すことが出来ないカートリッジ式なので、循環方式で再生した方が再生率が高くなると思われる。
カートリッジを入れる容器はマーフィードの浄水器、スタンダードをそのまま使用するが接続部の金属ジョイントは再生液に侵される可能性がある。
入出水部は塩ビ管の継ぎ手に変更する(ネジ径は合う)が、中間の継ぎ手は適当なものが見つからなかったので、金属継ぎ手内部に薄くシリコンを塗って保護した。
余談だがRO/DIにするためのイオン交換器とか、DI用のイオン交換器を買う場合に私はスタンダードを買ってきて中身を入れ替えている。
スタンダードは\9,800程度だし、取り外したカーボンとコットンフィルタは交換用に保存しておけばいい。
そう考えると3連のものなどより割安だと思う。

電磁弁(洗濯機の給水バルブのジャンク)は再生液を流すための水道水を入れるためのものである。
循環用のポンプは風呂水汲み出しようのものである。
イオン交換樹脂は通水抵抗が大きいので、静圧の高いポンプでないとうまく再生液が循環しない。
最初はEHEIMの1250を使ってみたが、負荷が高すぎて水量がすごく少なくなってしまった。
風呂水ポンプも何種類か有るが、出来るだけハイパワーの大きなものを使った方が良い。

このポンプは消費電力が39VAのくせに水槽用マグネットポンプとは比較にならないほどの静圧がある。
これでも再生液の循環は十分とは言えないが、安くてそこそこのパワーなので我慢しよう。
ポンプはいわゆる水中ポンプ型なのでポンプを入れる容器が必要になる。
これはVU100の塩ビ管で作った。
塩ビ管は切断も簡単、接着も簡単で安いので便利である。
もちろん小型バケツなどを使っても問題はない。

ポンプと塩ビ管はホースで接続し、容器に再生液を入れて5分ほど循環させれば再生完了だ。
アニオン/カチオンを再生したら、この両方をスタンダードに入れて5分ほど水を循環させる。
そしてその水を捨てて、もう一度真水を循環させれば再生は完了である。