熱帯魚を飼う(24)
■ '99/07/25
先週に引き続いて水換え失敗をしてしまった。
今度はpH急降下ではない。
水温上昇だ。
いつものように水槽の水を排水して給水開始。
水面に漂う水草の葉を取ろうと水に手を入れると随分温かい。
慌てて給水ホースに触ると温かいと言うより熱いではないか!給水は風呂場の混合栓から引いているのだが、その設定温度が前日風呂に入ったときと同じ40℃になっていた。
すでにこの時水槽にはだいぶ水が溜まっていたので、それを又抜いてから冷たい水を入れた。
が、この季節である。
冷たいと言っても23℃位はあるのでなかなか冷えない。
結局半量くらい水を換えて水温がやっと25℃に下がった。
ここからは水槽クーラの仕事で、2時間後にやっと23℃台に入って通常通りに復帰した。
午後からは熱帯魚屋に出かける。
一応アニオンフィルタを仕入れてくるためだ。
カチオンフィルタは多少安いのだが、アニオンフィルタは高い。
早いところ再生を考えないとフトコロが寂しくなってしまう。
熱帯魚店でサイアミーズフライングフォックスを見つけたので5匹買った。
以前に入れたものは3匹が水槽から飛び出して残りが2匹になっていたのだ。
別のショップではイシマキ貝を買った。
10匹\380なので50匹買ったのだが、ここのイシマキ貝は元気のないヤツも多く(でも安いから我慢する)死亡率も高いのである。
サザエ型イシマキ貝称する、殻にトゲトゲが付いたヤツが居たが、一匹\380は高い感じ。
■ '99/07/28
ここの所仕事が忙しくて水槽をかまう暇がない。
ボケっと水槽を眺めている時間も減少気味なのだ。
が、頭の中はイオン交換樹脂の再生を如何にして行うか考えている。
ポンプで塩酸や水酸化ナトリウムを循環させる方法は、配管を変えたりタンクを用意したりしなくてはいけないので手間なのだ。
再生溶液の中に樹脂を入れてかき混ぜるとか、そんな方法が良いと思っている。
塩酸にしても水酸化ナトリウムにしても、さほど高い薬品ではないので効率的再生方法を考えれば節約になる。
週末の水換え時にはアニオンフィルタを交換し、外したものを眺めて考えることにしよう。
■ '99/07/29
仕事に息詰まると気分転換が功を奏することもある。
私の場合は水槽を眺めていてアイディアが思い浮かんだり、車に乗っていて閃いたりする事が多い。
机を前にしてうまく行かない場所を考えていても、考えるのはその部分だけになってしまって解決の糸口を見つけられないことがある。
だが水槽を見ていたり、車を運転していたりすると違ったものの見方が出来て、それがヒントになることが多いのだ。
車の運転中は慣れた道とは言え注意力を失うわけには行かないが、水槽をぼんやり眺めているときは何も考えなくて良い。
ま、コケが多いとか水草の育ち具合が気に入らないとか考え出して、思わず水の中に手を突っ込んでしまうという事にならなければ、だが。
黒髭の方はイシマキ貝を増やしたおかげで激減した。
ナナの葉の上にも積極的にイシマキ貝を乗せてやれば、葉の縁にとりつこうとしている黒髭も固そうな緑のコケもキレイに食ってくれる。
唯一の問題は水草水槽(pH5.4〜5.8,KH<1,GH<1)で長生きしないことだろうか。
弱アルカリ硬水の60cm水槽ではイシマキ貝の死骸を滅多に見ないのに。
■ '99/07/30
いつも通り換水を行った。
60cm/90cm水槽とも半量を交換。
イオン交換樹脂は先日購入したものと取り替えて、アニオン−>カチオンの順に通してpH6.0と言ったところ。
換水前のpHは5.5で、換水後は5.7に上昇していた。
カチオンフィルタは非分解構造で、樹脂のみを取り出すのは面倒そうである。
が、不可能ではない。
フィルタ上部にキャップがあって、それを押し込めば(内側に向かって外せば)樹脂が出てくる。
だが再生した樹脂を入れたら、中に押し込んだキャップが樹脂に埋まってしまう。
どうやって再生すべきだろうか。
やはりポンプで水酸化ナトリウムを循環させる以外に方法はないのかな?
■ '99/07/31
水槽の写真はこちらに追加した。
樹脂再生は循環方式でなくても大丈夫らしい。
詳しくはこちらのサイトが参考になる。
水酸化ナトリウムは500gで300円くらいだろうか。
同サイトによると250グラムの樹脂再生に50gの水酸化ナトリウムで足りるとある。
とすれば1回の再生にかかるコストは30円ほどだ。
今のところ交換済みフィルタは冷蔵庫の中にしまってある(カビが生えないように)が、近日中に再生実験を行ってみたい。