熱帯魚を飼う(25)
■ '99/08/1
朝方見ると60cm水槽の水温が28℃に近づいている。
そこで半量の水交換を行うが27℃までしか下がらない。
さっそく冷房も入れたが、26℃に下がるまでには2〜3時間を要することだろう。
60cm水槽はフィルタホースも掃除した。
これで流量は5割り増しという感じ。
水温上昇は溶存酸素量を減少させ、フィルタ通水量が下がっていると濾過バクテリアの働きが悪くなる。
60cm水槽は水草も減らしてしまったので、エアレーションした方が良いのかも知れない。
90cm水槽も水交換を行った。
コケ防止である。
ついでにアクアソイルをフィルタから取り出した。
アクアソイルは色の濃いものの方が耐久性?があるように思う。
粘土色のものは粘土になっていた。
(笑)アクアソイルが無くなるとpH緩衝作用が失われるようでちょっと心配だが、今週はこのまま様子を見てみよう。
■ '99/08/2
90cm水槽のフィルタホースも掃除時のようだ。
90cm水槽のシャワーパイプは左右に2228(片側はクーラとポンプが直列)が付いているのだが、両側の水量が等しければシャワーパイプの中央辺りが最も水量が多くなる。
クーラとポンプの付いている方は配管が太いのだが、2228単体の方は付属のホースなので細い。
で、最初は中央辺りに水流の強い部分があったのだが、最近ではそれがだいぶ偏ってきている。
つまり2228単体の方の流量が減ってきたというわけだ。
ここの所忙しくてなかなか世話が出来ないのだが、近日中にホース掃除を行おう。
前々から考えている塩ビ管作戦も仕事の方が一段落したら考えなくては。
何しろフィルタ掃除以上にホース掃除は面倒なのだ。
■ '99/08/3
今日は少し早く帰ってこられたので換水。
60cm水槽は28℃近かった水温を下げるため。
90cm水槽は黒髭防止である。
60cm水槽の水を半分ほど抜いて作業するが、水温は26.6℃迄しか下がってくれない..90cm水槽に至っては水交換したら水温が上がっちゃった。
どうやら水道水の温度が25℃前後になっているようだ。
ファン冷却の60cm水槽は毎日随分水が減る。
部屋を冷やしているので湿度も下がって水温も27℃以下で推移してくれるのは嬉しいが、夜間は冷房を止めるので28℃近くまで上がる。
それに夜間は随分湿度が上がっている。
朝起きたら換気して、その後クーラを入れて、そして減った水を補充する。
多いときで3リットルくらいは減るだろうか。
会社の近くに試薬屋があることを教えて貰った。
近日中に水酸化ナトリウムと塩酸(でもカチオンフィルタは未だに使えている)を仕入れて樹脂再生の実験をしよう。
■ '99/08/4
カットしたグロッソがまたまた増え始めている。
ウイローモスもだいぶ増えて、クリスタルレッドはその中にもぐっているのだろうか? 余り姿を見せてくれない。
もしかしたらpH急降下の時に死んじゃったのかな? 考えたくないけど。
今日は塩酸と水酸化ナトリウムを買ってきた。
水酸化ナトリウムは1級試薬で500g/\550だった。
1回に50g使ったとしても再生に要するコストは\55でしかない。
うまく行けば(うまく行くだろうが、樹脂全量の何パーセントが再生できるかだ)安く上がって嬉しい。
塩酸の方は500gで\650だったが、カチオン樹脂の方は未だに衰えを見せていないから再生はもう少し後になるだろう。
■ '99/08/5
90cm水槽用フィルタの給排水ホースを掃除した。
意外に汚れていたホースをキレイにすると、水量は見た目で5割り増しと言う所か。
フィルタ掃除よりホース掃除の方が手間がかかるのがイヤなところだ。
3つのフィルタやクーラ、炭酸ガスミキサに接続されるホース全てを外して洗うのは、1時間では済まない。
しかも暑いし。
定期換水も予定通り行った。
60cm/90cm水槽共に約1/2の量だ。
アニオンフィルタが衰えてこないので再生実験は来週以降に持ち越しか。
■ '99/08/6
水草を1本抜いた。
そこの部分をプロホースで掃除してみると、底床っての意外に汚れていることが良くわかる。
プロホースでかき回すと、底砂のカケラや底床肥料などがどんどん吸い出されてきてバケツの中は泥水状態だ。
が、軽い砂が幸いしてか底床が腐敗している様子はなかった。
しかしこの汚れを見てしまうと底床掃除をしたくなる。
水草を抜いて魚を移動して..とやったら一日仕事だろう。
90cm水槽を立ち上げてから来月で4ヶ月になる。
リセットには少々早すぎるかな。
底床リセットを行ってもフィルタをいじらなければバクテリアの状態がさほど悪化しないのは60cm水槽で経験済みだが、面倒なのは魚の回収作業だ。
水草を抜いたり色々やっていると水は濁る。
この中からゴミを除いて魚やエビ(特にビーシュリンプ系は小型だしなあ)を回収するのは結構大変。
水草の方はグロッソスティグマを抜くことになるので、これが底床を覆い尽くすまでには時間がかかる。
こちらを見ていただければ分かるように、1ポット分のグロッソが底床いっぱいになるには2ヶ月くらいかかるのだ。
今回はグロッソの量が多いから最初から沢山植えられると思うが、植えること自体もすごく面倒だし。