熱帯魚を飼う(3)
60cm水槽7日目から14日までの様子
■ 餌をやろう
魚に餌は必要だ。
私はフレークタイプの物を使用しているが、与える量としては「餌が沈み始めて水槽の底に着くまでに食べてしまえる量」だ。
いっぺんに沢山与えるより、少し与えて食べ終わったらもう少し与えるようにしている。
とにかくネオンテトラの食欲は旺盛で、最初の頃はフレークを小さく砕いて与えていたがそんなことしなくても自分で餌をバラバラにして食っている。
グッピーは水面に浮いた餌を食べ、ネオンテトラは水槽の中位に沈んできた餌をめがけて突進する。
グーラミィは水底近くの餌を食べるようだが、ネオンテトラにほとんどを食われてしまう。
ローチとコリドラスは水底の餌を食べてくれて水槽の掃除やさん的存在なのだが、ネオンテトラの食欲に水底に餌が落ちていかない。
そこでコリドラス用の餌(すぐに沈むタイプでボタン状)を入れてみると、何とこれにネオンテトラが集まってきて食っちゃった。
餌の絶対量が足りないのかな?と思い、フレークを少し追加したがコリドラス用の餌はグーラミィとローチが食っている。
そのうち生き餌でも与えてみようと思う。
■ エビは弱いか?
ヌマエビは水質に敏感なようで、すでに3匹が死んでいる。
綺麗な水を好む類は水質が十分安定してから飼った方が良さそうだ。
亜硝酸濃度も危険レベルではないしpHも弱アルカリ性を保っているがヌマエビにとっては不満らしい。
全部で11匹居たヌマエビ,36時間後には3匹も減ってしまった。
いや、一番小型のヤツが見あたらないから、もしかしたら食われちゃったかも。
グッピーもその後1匹が死亡した。
これに比べてコリドラスとネオンテトラの何と強いことか。
見た目の美しいグーラミィも今のところは元気にしている。
グッピーの寿命は1年程度だそうなので、自然繁殖しなければ数は減る一方だ。
今現在は繁殖水槽を用意していないので、稚魚はネオンテトラの格好の餌になってしまうだろうが。
初心者向けで価格も安い輸入グッピーだが、丈夫さという点では国産グッピーにかなわないそうだ。
国産グッピーは中性の軟水で育てられているが、輸入物は硬水の汽水で飼育されたものが輸入されるのがその理由だとか。
従ってパイロットフィッシュの役目を担うのには荷が重いかも知れない。
焼き魚だろうが刺身だろうが好んで食うくせに、飼っている魚が死んでしまうのは心が痛む。
じゃあ甘エビは食えないかって言われると、やっぱり食うわけで人間の勝手な情ってヤツも不思議なモンだ。
■ 肥料について考える
水草の成長を促すために肥料を与えたくなるだろうが、これは使い方が難しい。
試しに液体肥料を(パッケージの説明書の)半分ほどの分量で3日間ほど与えてみたが、水草の元気が良くなることと引き替えに藻(コケ)が発生した。
液体肥料の場合には指定分量の1/3程度を与えて様子を見た方が良いと思う。
なお砂に埋めるタイプの肥料については実験中である。
これは水槽をセットするときにまんべんなく砂に埋めるというスティック状のタイプだが、パッケージ全量(60cm水槽で全部使うらしい)の1割ほどを使ってみた。
一般的に茎のある水草は炭酸ガス濃度が低い方が良いらしい。
逆に芝生的なヤツは炭酸ガスを沢山必要とする。
レイアウト上、有茎草は後ろの方に配置し背の低いものを前景用として使っているが、果たしてどの程度の炭酸ガス濃度がベストなのか今のところ分かっていない。
肥料にしても同じ事で、物の本によると床砂に肥料が必要と書いてある種類の草も(無肥料で)新芽がどんどん出てくるほどに成長している。
先週買ってきたものは購入時には水槽の半分程度の背丈だったのに、1週間後には水面から葉が飛び出すほどにまで成長した。
買えば意外に高い水草だけに、トリミングで切り落とした茎をそのまま植えている。
きっと来週辺りにはそれも水面から飛び出すほどに成長するだろう。
成長の早い水草は、最初はちょっと寂しくても少量買って増やした方が良いと言うことだ。
■ ヒータカバーと水流
熱帯魚を飼育するためにはヒータを使用する。
60cm水槽だと150W程度が標準になると思うが、このヒータで60cm水槽の10℃の水を25℃に上げるには数時間を要する。
ヒータは水から出して通電すれば簡単に周りを焦がしてしまうほどの温度になる。
電子工作などに使用するはんだごてを思い出して欲しい。
小型のものなら15W程度だ。
水中にある場合でも、ヒータに魚が張り付いていれば局部的に温度は上昇する。
魚によっては温度変化に鈍感なヤツも居るし、ローチのようにへばりつくタイプもいるので焼き魚が出来ないように注意したい。
私はヒータカバーを使っている。
センサ一体型や温度固定型のヒータには使いにくい(水流があれば可能)が、センサ/ヒータ別体型を使っている場合は是非装着したいものだ。
外部フィルタからの排水パイプ,ノーマルのままでは水流が強すぎる感じがする。
大型の魚なら良いのかも知れないが、小さな魚だと疲労が激しくなるかも知れない。
そこで排水パイプをちょっと工夫して、ヒータにも水流が当たるように考えてみた。
ノーマルパイプの穴をドリルで広げて水の勢いを弱くする手もあるが、水槽左側(図の左側)への水流確保も考えて工作してみた。
延長パイプの出口は、そのままでは水量が多すぎて丸穴からの水量が減ってしまうので、先のつぶれたパイプを使用した。
水槽の中の水流は、細かな餌の流れで分かると思う。
強すぎる水流は害にもなるが、流木や石の隙間にもなるべく対流が起きるような流れを作れば、一カ所(それも掃除のしにくいところ)にゴミが溜まるのをある程度は防げるはずである。
水草水槽なら水槽底面から底砂を通して水を吹き上げるタイプが良いかも知れない。
水草の根のためには底砂の中にも水が流れなければいけない。
ただしこのタイプは底砂の管理が面倒である。
底砂に固いところと水の流れやすい所が出来れば、水は流れやすい所から集中的に出てくる。
砂の中で温度差による対流を起こさせるためのヒータ(シート状のものもある)もあるが、これがどの程度有効でどの程度必要なものなのか?今の私には分かっていない。
炭酸ガス拡散器はノーマル出水パイプの下辺りに付けているが、炭酸ガスの細かな気泡が前面に流れてきて目障りだ。
外部拡散筒を使いたいところだが、買った方が安いか作った方が安いのか悩んでいる。
作るとしても簡単なもので、アクリルの筒に上下蓋をして入出水パイプと炭酸ガス供給用の穴を開けるだけだ。
問題は信頼性で水が漏れることがあればサイホン式に水槽のほとんど全ての水が出てしまう。
アクリルを精度良く加工できれば接着は簡単だが、CPUケースを作った経験からすると..どうも自信がない。
■ 水質検査(8日目)
仕事から戻って水質検査を行う。
pH6.8で正常,アンモニアは検出されずOK,問題の亜硝酸濃度は...0.5mg/l近くで危険レベルだ。
ついに亜硝酸濃度急上昇の時がやってきたというわけだろうか?水質検査をしなければ黙っていられるが、検査薬の色を見てしまったらそうも行かない。
今回は家庭用浄水器を使用して有害物質を取り除いた水で1/3程の換水を行った。
換水後の亜硝酸濃度は0.25mg+/lに下がったが、これとて決して安全なレベルではない。
幸いにして魚たちは元気そのものなのだが、今日も一尾のエビが底砂に横たわっていた。
今日は日中のエアレーションを中止し、いつも通りの炭酸ガス注入にしたのがいけなかったのだろうか?とりあえず日中は炭酸ガス添加、夜間エアレーションで過ごすことにするが明日も換水を行う目に合いそうだ..土曜日の換水では数時間後に水が白濁する現象が起きた。
濾過能力が上がっていないため、原生バクテリアとそれを食うバクテリアが大発生したためかと思うが、今回の換水時には白濁は起きなかった。
これが浄水器を使ったためかどうかは分からないが、浄水器のメリットがあることは聞き知っている。
一方で浄水器の水に慣れた魚たちは浄水器の水でなければ生きられない体(魚)になるという話も聞く。
この時期浄水器を使うと冷水しか出ないので温度調整に手間がかかる。
我が家の浄水器は混合蛇口一体型で、給湯回路からは切り離されているのだ。
夏場なら温度調整も大した手間ではないだろうが、水の冷たい時期はちょっと大変。
湯を通せる浄水器が欲しくなる。
巷では吸着濾過装置が色々出回っている。
バクテリアに頼らず、活性炭などで不要物を吸着&化学濾過を行うらしい。
このため好気性バクテリア云々はさほど重要ではなく、濾材も1〜2週間ごとにそっくり交換するらしい。
吸着濾過のメリットはバクテリア繁殖の手間が不要なこと、それに不純物をどんどん吸着するので水が非常に澄んでくるのだとか。
ただし濾材の交換を怠ると、一度吸着したものを吐き出して一気に水質は悪化する。
バクテリア濾過が一般的になる前、月に一度は水槽を洗って全部の水を交換し、底面濾過装置のフィルタもゴシゴシ洗っちゃうと言う手法を思い出す。
バクテリアが居なくてもアンモニアさえ吸着してくれれば問題ないわけで、濾材の定期交換とコストが許容できるなら手っ取り早いかも知れない。
我が家の外部フィルタを見ると、だいぶ茶色くなっている。
物の本によればこれがバクテリア(が、繁殖している状態の)色だという。
今日はこんな実験を行ってみた。
■ 水質検査(9日目)
心配された亜硝酸濃度は昨日の水換え時と同じ0.25mg/lである。
これでも決していい状態ではないというか、悪い状態なのだが今日の所はこのまま様子を見ることにする。
先日から気になっていた、炭酸ガス拡散器からの細かい泡対策?に炭酸ガスミキサーを導入した。
自作も考えたがアクリルの筒や板が近所で安く買えないため、コストメリットが余り無いのだ。
ミキサを使っても若干は炭酸ガスの泡が水槽内で踊るが、気にしなければ分からない程度になった。
炭酸ガス溶解率が増したことで、もう少し炭酸ガス濃度が上がるかも知れない。
と、思ってしばらくして見てみるといつもにも増して光合成による水草からの酸素泡が多く発生している。
明らかに炭酸ガスが良く溶けるようになったと言うことだ。
今朝見たらまた一匹エビが死んでいた。
チビの幼稚園の友達の家でも熱帯魚(海水魚も)を飼っているのだが、エビは水が合わないとすぐに弱ってしまうらしいことを教えられた。
炭酸ガス添加不要の水草が入れてあるのだが、炭酸ガス添加水槽では茎がひょろ長くなってよろしくない。
しかも一日ごとに成長が分かるような早さで伸び続けている。
とても小さかったネオンテトラ(購入時は約1cm)も旺盛な食欲で成長し、個体差はあるものの2cm程度のヤツまで居る。
60cm水槽の安定を待って40cm水槽に水草とネオンテトラを少々移動したいところだ。
水草は順調に生長しているが、コケが目立ってきた。
茶色いものと緑のヤツ。
エビの体調がすぐれないから、致し方ないとはいえ気になる。
ガラス面の方は掃除が簡単なのだが、水草の葉に寄生?したヤツ、特にウイローモスにくっついたヤツは生物兵器以外で取ることは不可能だろう。
もう一つ、現在照明は20Wを2本と8W2本で行っている。
8Wの方は40cm水槽用のヤツを流用しているのだが、横幅が狭いために給排水パイプや餌やりスペースが開いて丁度良い,と思ったのは私だけだったようだ。
水草にとっては40cm用照明器具で照らされる中央部のみが明るい環境は気に入らない様子なのだ。
その証拠に水草は中央部めがけてどんどん伸びてくる。
金の都合が付けばADAの2.5万円もする20W4灯器具を買うのだが、現在使っているセット水槽の付属品だって無駄にはしたくないし、第一インバータ改造を行ったばかりなのだ。
おつ!インバータ改造で余ったパーツで自作すればいいじゃないか。
と思ったが、蛍光管と安定器とグロースタータが段ボール箱に入れられて水槽の上に置いてあるってのも情けない。
せめて雨樋をシェード代わりに、って問題じゃなくて、やはり水槽近辺は美しくまとめたい。
そこで今使っている器具のケースだけを部品で取って..ってのも面倒だし、結局は20W1灯用を買ってこようかと思っているのだ。
さすがに20Wを合計4本も点けたらコケの発生が激しいだろう。
本来なら朝晩は20W2灯で、日中の3〜4時間をフルパワー点灯させるのが良いらしい。
インバータ蛍光灯なら調光が出来るICがあるので、これを使えば4灯点灯で配光バランスを崩さぬままパワーを絞ることが出来る。
おそらくこの方法がベストに違いないし、インバータ改造に使った自励式インバータを専用ICでドライブする回路を追加すればさほど難しいものではない。
でも面倒だから..今のところは一括点灯&消灯で我慢しようかと考えている。
そうそう、新たに20Wの1灯式を購入した際には現在の8W×2の部品をはぎ取って20W器具に8W管を1本付けられないかと思っている。
8WのPG2を水槽の後ろ側で1灯を点灯させると、夜間はなかなか美しいのだ。
この明るさだとネオンテトラも脱色状態だし、グッピーも水面近くで眠ったままだ。
照度を変えてみると魚の動きが変わって面白い。
ちょっと暗めにするとコリドラスが水槽の中程まで泳いで上がっていく。
余り明るくない方がネオンテトラが群泳する傾向が強いようにも感じる。
■ 水質検査(10日目)
昨日は換水しないまま過ごしたが、亜硝酸濃度は0.15+mg/l と昨日より低下している。
pHは7.1で若干上昇。
この為炭酸ガス量を増やしてみることにする。
バクテリアの働きが高まれば亜硝酸濃度は急激に下降すると思うのだが、この数値の変化は一体なんだろうか?いずれにしても明日また測定すれば傾向が見えてくるだろう。
炭酸ガス濃度の目安を付けるために連続測定用の器具を買ってきた。
水槽に逆さに入れておくタイプだ。
試薬自体は安いものの、アクリルで出来た器具が高くて参る。
これこそアクリルパイプで自作した方が安上がりだと思った。
マーケットが小さいというのはコストメリットが出なくて負担が大きい。
炭酸ガスのバブルカウンタや拡散器、あるいは濃度測定器などはアクリル性でもガラス製でもたいした値段の違いはない。
(でもガラス製の方が少し高いけど)見た目と耐久性(割れるけど)ではガラス製の方が美しいので、新規購入する方はご参考に。
炭酸ガス濃度測定器?としてエビの状態を観察することもできる。
前足が元気良く動いていれば炭酸ガス濃度は低く、動きに元気がなければ濃度過多と言うわけだ。
でも相手が生き物なので普段の状態をよく観察しておかないとダメだけどね。
現在の水槽には流木が3つも入っている。
水草も多く入れてあってちょっと狭苦しい気がしないでもない。
しかし水草や流木の後ろに隠れている連中や、流木の隙間に身を潜めているローチ(真っ黄色のドジョウ)にとっては良い隠れ家だろう。
このドジョウ(チビは「ヘビ」と呼んでいるが)はニョロニョロ動いているかと思えば、急にすごい加速度で底砂を巻き上げながら泳いだりして面白い。
照明を消すとそれぞれの魚は自分の気に入っ水草や流木の後ろに姿を消す。
特にエビは流木の裏側がお気に入りで、照明を点けている時間にはなかなか姿を見せてくれない。
■ 水質検査(11日目)
昨日は下降傾向を見せた亜硝酸濃度だが、果たして今日はどうなのか?濾過バクテリアが十分活動しはじめたとすれば、昨日に引き続いて亜硝酸濃度は下がっているはずだ。
スポイトで水槽の水を容器に取り、試薬を混ぜる。
試薬を混ぜても色が変わらない。
亜硝酸濃度は0.1mg/l以下に落ちたと言うことだ。
40cm水槽から水を移したため新規立ち上げに比較すれば条件は良かったのではないかと思うが、濾過材の大部分をはじめとして底砂は完全に取り替えた格好だし水の半分以上も新規だった。
8日目の亜硝酸濃度急上昇時には不安もあったが、何とか11日目にして安定した水質が保てるレベルにまで到達したと言えるだろう。
ちなみにpHは7.1で少々アルカリに傾いている。
炭酸ガスは毎秒2泡を注入しているが、試薬によると「濃度が足りない」方向に出ている。
水草から光合成で発生される気泡は炭酸ガス濃度が高い方が景気がいいが、残存酸素濃度と共に測ってみなければ良く分からない。
炭酸ガスの過溶解に弱いと言われるエビが今日も一匹死んでいたのが気にかかるところだ。
その他の魚たちは至って元気に見える。
ネオンテトラは相変わらずすごい勢いで餌を食べ、グラーミィは出産準備なのだろうか、泡巣を作っている。
■ 水質検査(12日目)
亜硝酸濃度0.1mg/l以下、pH7.1と安定している。
エビのためを考えて炭酸ガス溶解量を少々減らした。
水質が安定してきたので明日にでもエビを仕入れてこよう。
水草も(炭酸ガスがあると)成長が早すぎるものがあるので、これも植え替えたい。
時間があれば再び40cm水槽を立ち上げようと思っている。
今まで水質悪化に耐え抜いてきたネオンテトラにまたガンバって貰うことになるかも。
今日も少々実験を行った。
ブラックライトで魚は光るか?だ。
ちょっと光るような気もするが、借り物のブラックライトが白熱電球タイプだったので可視光線が多く出るので判別しにくい。
だいたいガラスや水中での紫外線減衰量がどのくらいなのかも分かっていない。
■ 水質検査(13日目)
1/3程度の水交換を行った。
取り出した水は40cm水槽に移し、従って40cm水槽も立ち上げることになる。
40cm水槽は炭酸ガスを添加しないタイプの水草とネオンテトラを入れた。
こちらの方は上部濾過層なのだが、実験的に活性炭を使用してみることにする。
活性炭は濾過バクテリアが活動するまでの間に吸着濾過を行ってくれるわけだが、活性炭には寿命があるので1〜2週間で交換しなければ活性炭が吸着した物質を今度は吐き出しはじめる。
条件的には40cm水槽から60cm水槽に水を移したときとさほど変わらないので、活性炭の有効性が確認出来るかも。
60cm水槽の水質は、アンモニア=0,亜硝酸濃度0.1mg/l以下,溶存酸素量8mg/lで正常だ。
炭酸ガス濃度も測ったのだが、やり方がいけないのか?うまく測れない。
60cm水槽の水が安定したのでコケ取り用にオトシンクルスとヤマトヌマエビを10匹ずつ入れた。
60cm水槽は水草整理でだいぶスッキリ..
「増えすぎたから」との事で知人に頂いたリシアを石に巻き付けてみた。
20W1灯の照明器具を捜してみたが、一番安いものでも3千円だ。
捜しているうちに「特価」の張り紙付きの2灯用を発見,コイツも3千円なので即GETする。
コイツはインバータタイプで小型なのだが、消灯か2灯点灯しか選べないしサービスコンセントも付いていない。
ちなみにインバータ改造を行った方は1灯/2灯がスイッチで選べるタイプだ。
さすがに日中4灯点灯ではコケが発生するだろうから、タイマーを使用して細かく制御する。
タイマーはディスカウントショップで松下製が2千円台で買える,が、すでに炭酸ガス&メイン照明用とエアレーション用の2個を使っている。
3個目のタイマーを買うべく近所のディスカウント店に行ったら安物は置いて無くて4.6千円の高級品(?)を買ってきた。
照明などの制御をPCで行っている方もおられるが、私は今のところスタンドアロンだ。
20Wを4灯点灯すればリシアからは酸素の泡が沢山発生し、しかも別途購入した色温度12000Kの蛍光灯は水草をかなり色鮮やかに演出してくれる。
リシアの上ではエビが何やらあさっている。
が、そのエビの中の何匹かは背中を丸めて背中をかいている。
これは水が合わないときのサインらしいのだが、どうすることも出来ない。
水あわせは慎重にやったつもりだし、先週買ったエビも元気なヤツは元気なんだけどな。
オトシンクルスの働きはかなりなもので、茶色のコケが付着して緑の葉が茶色く染まった水草をどんどん掃除してくれる。
水槽にコイツを入れて3時間もすると見違えるような緑の葉!
照明1の点灯時間が少し長めなのだが、餌やりの都合を考えてと言うわけだ。
照明1は水槽の奥側、照明2が手前側なのだが、これは外光で手前側は明るくなることを考慮してのものだ。
現在は照明1に同期して炭酸ガスを注入しているが、水草の光合成が活発化するのは照明点灯後数時間後から。
そして光合成が始まって数時間を経過すると炭酸同化作用が少なくなってくると言うことなので、照明2に同期させた方が良いかも知れない。
或いは照明1と同時に炭酸ガス注入を開始し、照明2の消灯時に炭酸ガス注入を止めるとか。
40cm水槽の方は2/3が60cm水槽の水で、残り1/3が浄水器を通した水道水だ。
熱帯魚屋でもらった麦飯水(の、サンプル)を入れたら水が濁った。
取り説によると数時間で濁りは取れるらしい。
40cm水槽を立ち上げたので、8W×2の照明はこちらに取られてしまった。
■ 水質検査(14日目)
40cm水槽,60cm水槽共に水質は良好。
ま、40cm水槽の水質が悪化するとすればこれからだろう。
麦飯水を入れた40cm水槽の水は濁りが取れてきた。
が、結局の所底砂に麦飯石の粉末が沈殿しただけって感じがする。
若干の油膜も見られるが、これは麦飯石が原因ではないと思う。
60cm水槽の炭酸ガス濃度を炭酸ガス注入前の朝方測ったら10mg/l辺りと出た。
試薬の色変化で見るのでちょっと曖昧。
夜間はエアレーションされているのに意外に濃度が高い。
40cm水槽の方は水が澄んできた。
レイアウトが寂しいのは水草の高さが(まだ)調整されていないからだ。
2週間ほどしてトリミングすれば見栄えは多少良くなる(はず)60cm水槽に比較すると照明輝度が足りない。
特に前方に付けてあるPG2の10Wは良いのだが、後方の8W×2(PG2/PG5)はセンターからオフセットして2本の蛍光管が付いているので、どうしても中央部のみが明るくなってしまう。
そう、照明器具を2つ乗せるためには上部フィルタが邪魔になる。
外部フィルタは大げさ(高価)だし、スポンジフィルタは水槽内が狭苦しくなる。
そこで水槽の側面(後ろでも良いけど)に引っかけるタイプのフィルタにした。
モータで水を汲み上げるタイプで、45cm水槽用は約2.5K円だ。
本体は安いのだがカートリッジタイプの交換用濾過材が1パック200円である。
濾材はそっくり交換するタイプなので、ここに生息するバクテリアも捨ててしまうことになる。
つまり、このフィルタは吸着濾過をメインとしているのだと思う。
これを通常の濾材に改造して使っておられる方もいるので濾材の寿命や交換時の影響などを見ながら改造してみたいと思っている。
私自身は吸着濾過は余り好きではないのだ。
濾過能力は少なくとも上部濾過層よりは大きく流量も多いのだが、水中モータタイプに比較すると作動音が多少大きいのは致し方ないことか。
吸着濾過がメインだとすると亜硝酸濃度は上がらないままになるのかも知れない。
この辺りもレポートしていく予定。
40cm水槽の中にはコリドラス(花コリ1匹+ジュリー3匹)+ネオンテトラ9匹(網ですくったら9匹引っかかったため)+ブラックテトラ10匹の所帯となった。
コケ取りマシンとしてはイシマキ貝を2つ入れてあるが、流木の裏側にくっついて姿を見せない。
水槽立ち上げから14日目までの亜硝酸濃度は以下の通り。
(非測定点は直線近似)
もしかすると5日目の水換えをしなくても、そのまま亜硝酸濃度は下がったのかも知れない。
なお5日目の水換え後から液体バクテリアの元を毎日(11日目まで)少量ずつ入れていた。