熱帯魚を飼う(53)
■ '00/2/24
出張していたので月曜から本日まで魚の世話は妻に任せっきりだった。
とりあえず餌やり(タツも水槽から出さずに、水槽の中にイサザアミを入れて貰った)と水の補給(ペットボトルからドジングポンプで補給しているので、ペットボトルの水が無くならないように管理する)だけ頼んで出かけた。
帰宅後に水槽を見たが異常はなく一安心。
ただしスキマーに汚れが溜まって、と言っても汚水カップではなく本体内部なのだが、それに伴って泡が余り上がらなくなっている。
外して掃除すべきなのだが、エア量を調整して誤魔化している次第だ。
汚れの殆どは茶色のコケみたいなものなので、光の当たらないところにスキマを設置すれば解決するのかも。
何せ照明のあたる側だけに茶コケが付いているのだ。
引っ越し予定がもっと先ならスキマを外して洗ったりリン酸吸着剤を交換したりするのだが、再来週には引っ越し準備を開始する関係で魚たちには我慢して貰おう。
留守にしている間に水草水槽用のメタハラ2台と、追加注文したドジングポンプやWaveMasterProが届いていた。
Wave Master ProはPICと思われるCPUとトライアックによるスイッチ、パネルにスイッチとLEDが少々並んだモノである。
機能的には(考えられてはいるが)驚くようなものではなく、ワンチップCPUが一丁あれば自作も十分に可能だ。
スイッチもチャタリング除けが不十分で、一回押しても何度かキーが入ってしまったりする。
海外通販で買うと安いところなら$150程度で買えるので良いが、国内だと3万円以上するからちょっと考えてしまう。
その他、薬品屋からイオン交換樹脂再生用の塩酸と水酸化ナトリウム、それにカルシウムセンサ校正用の塩化カルシウムと塩化カリウムを買ってきた。
カルシウムセンサやホビー用濃度試薬のテストは後日行う予定である。
■ '00/2/25
特注していた水槽が入ってきた。
サスガに900×450×600(H)は大きい。
これが2つもあるわけで、今住んでいるところの部屋の中には入れられない。
ガラス面の接着は悩んだあげく透明シリコンとした。
やはり見栄えを考えると透明シリコンの方が良い。
もっと良いのはアクリルの重合接着で、これは接合面が殆ど目立たないのだ。
それにアクリルは透明度が高いので水槽内が明るく見える。
強度も大きいのでガラス製より板厚が薄く作れるのもメリットだろう。
ただし傷が付きやすいのが欠点で、海水水槽には向かない。
ガラスの透明度や全体的仕上がりに関しては明日にでもレポートしよう。
堀場のイオン計測器を使ってカルシウムイオン量を測定してみた。
詳しくはこちらでレポートするので、興味ある方はご覧頂きたい。
■ '00/2/25
今日は雪が降りそうな天気である。
そんな中朝から出かけて、帰りにイサザアミを仕入れてきた。
ちょうど価格の安い店の付近を通ったから。
この店の汽水は比重が低いので、イサザアミ水槽の水を全交換して比重を合わせて再調整だ。
水槽の方だが、まずはガラスのエッジ部分の写真をご覧頂こう。
(分かりにくいけど)
上の写真はADAのウイルドグラスである。
下が今回注文して届いた水槽。
ガラスは若干緑っぽく見えるが、ガラス厚(10mm)にしては透明度が高いのでは無かろうか。
ちなみにADAのガラス厚は8mmである。
これ以上の透明度を求めるなら高級ガラスや強化ガラスでガラス厚を薄くする事になる。
いずれも価格が2〜3倍になることを考えると、コストパフォーマンスは十分だといえる。
少なくともマーフィードの水槽よりは青み(緑み?)が少ないのではないかな。
水槽は蓋を乗せる台?を付けて貰った。
理由は2つ。
一つは強度が増すことで、ADAの水槽では蓋乗せ台のある無しでガラス厚が違うほど(台付きの方が薄い)なのだ。
もう一つはもちろん蓋を乗せるため。
通常は蓋無しで使うつもりだが、室内の湿気対策などで蓋を乗せたくなった場合に、蓋乗せ台に薄いゴムシートを挟んでガラス蓋を乗せるとほぼ完全に密着する。
接着面は半透明シリコンだが、ADAのものはガラスの厚み部分だけで接着されている。
対して新規購入の方は接合面の内側の角の部分にも少量のシリコンが塗られている。
と言っても殆ど目立たない程度だし、内側の角に塗ることで接着強度と言うかシリコン剥離率がかなり下がるようなので安心感は高い。
これなら透明シリコンでも不安は少ない。
現在この水槽は屋外に置いてある。
引っ越し前で家の中に入れられないと言うか、とても一人で持てるような重さではないのだ。
この水槽に水が張られるのは来週後半からになりそうだ。