熱帯魚を飼う(61)
■ '00/4/23
ミズタマハゼが1匹死んでいた。
が、あと2匹発見。
って事は前に買ったヤツは未だ生存していた訳ね。
と思ったら午後には一匹が死んでしまって、再び一匹だけになった。
下の写真は2匹が生存しているときのもの。
2匹は仲良しだったが..
頭の黄色いアカハチハゼも底砂掃除に一役買っているが、コイツはホバリングしながら砂を吐き出すので砂が舞いやすい。
ミズタマハゼが夜の間に砂を掘って巣を作った様子(上の写真でミズタマハゼはその穴の中から顔を出している)で、ライブロックの小さなヤツの位置が変わっていた。
全身黄色のキイロサンゴハゼも居るのだが、コイツは砂をかき混ぜてはくれない様子である。
60cm水槽時代から居るホワイトソックスは今も健在だ。
キャメルシュリンプも3匹とも生存している。
水槽内にワムシを入れるとミドリイシが粘液を出すようだ。
サンゴの配置等は変えたが、立ち上げ当初から全体の雰囲気は余り変わっていない。
ライブロックを見ると、そこに何か動く者が居る。
どうやらヒトデの小さなヤツのようだ。
ヒトデはものによってはサンゴに危害を加えるらしいので、早速排除。
更に目を凝らしてみると小さな巻き貝が沢山発生している。
これは今のところ小さいしどんな貝か解らないので放置することにしよう。
■ '00/4/24
リン酸濃度が0.15ppmまで上がったので吸着剤を交換した。
KENTの吸着剤を入れたのが17日だったので、7日間で効果が薄れてきたことになる。
KENTの言う2〜3日よりは長いが、300リットルの水量に300gの吸着剤で1週間の効果と言ったところだ。
(水槽内のリン酸濃度によっても異なる)さて今回取り替えたフォスフェートリムーバ(KORALIFE)の効果はどんなものだろう。
これは効果が2〜3ヶ月持続するタイプである。
以前の60cm水槽で使ったときには確かに2ヶ月以上効果があった。
オマケに60cm水槽時代は足し水にROやDIを使っていなかったので、リン酸負荷は高かったと言える。
今日はこれを1000cc入れた。
■ '00/4/27
出張で家を空けていた。
戻ってみるとミズタマハゼは水槽から飛び降り自殺、アカハチハゼ(だとおもう)は死んでいた。
おかげで底砂は掃除されていない状態。
早速通販でハゼ類を注文したが、明日発送の明後日着だそうだ。
リン酸濃度の方は0.1ppm〜0.15ppm辺りと言った感じ。
KENTのものより下がっていない感じもするが、両方の試薬の色を直接比較しているわけではないので良くわからない。
でも、このまま効果が2〜3ヶ月持続してくれるのなら良いかな。
硝酸塩濃度が多少ある状態で、リン酸濃度を下げていくと赤っぽいコケが生えるらしい。
これが底砂に見られるのだが、ハゼを入れておくとこれもキレイになくなる。
海水水槽の水質は亜硝酸 < 0.1pp
硝酸塩 = 1pp
KH = 8
pH = 8.2
Ca = 410pp
水草水槽の方は亜硝酸 < 0.1pp
硝酸塩 = 0pp
リン酸 = 2pp
pH = 5.8
GH = 1
だった。
海水水槽のpHが若干高くなって好ましい。
水草水槽の方は硝酸塩が試薬に反応しないレベルまで下がっている。
もっとも毎日10リットル程度の換水を行っているのだから当たり前か。
色の薄い方のタツが痩せてきてしまった。
どうも餌を余り食わないのである。
冷凍イサザアミは殆ど食わず、活きたイサザアミも余り食ってくれない。
やはりプラケースに出して食わせないとダメなんだろうか。
それとも体調不良なのか。
■ '00/4/28
午前中に日海センターにイサザアミを買いに出かけた。
ここでオトメハゼも買う。
日海センターの魚は状態の良いものが多い。
このオトメハゼも長生きしてくれればいいが。
他にハコフグも買ってきた。
が、コイツは岩陰に隠れて余り動こうとしない。
日海センターからの帰りに比較的器具類の安いショップに寄ると、RO用の加圧ポンプが凄く安く売られていた。
定価は4.2万円なのだが、プライスタグは8千円ほどである。
プライスタグの付け間違いか不要在庫の処分(箱は若干壊れていた)か解らないが、1台だけ置いてあったポンプを購入した。
これは24V動作で巨大なACアダプタが付属してくる。
ROにはオートフラッシュ(1時間毎にメンブレン洗浄のため排水量を増やす)を使っているのだが、これは水圧が4.2Kg/cm2の時に排水:純水比率が1:3になる。
以前住んでいた場所では水圧が高いため排水比率が1
2.5程度となって良かったのだが、今の場所は標高?が以前の所より少し高いためか水圧が低い。
その為純水が120cc/分、排水が480cc/分程度になること(水道水圧の変動に敏感)もある。
TD
値からすると1:2の排水比でも十分で、水圧が高いときには純水が180cc/分、排水が450cc/
分と我慢できる範囲になるが安定しない。
ポンプを接続すると純水が250cc/分〜320cc/分は取れるようになり、排水は480cc/分〜550cc/
分になった。
もちろん水道水圧の変動で影響は受けるが、明日には200リットルの換水を計画しているため少しでも多くの純水を取りたい。
どうやらROは水圧が下がると純水製造率が悪くなるような感じなのだ。
(オートフラッシュによるものではなく)ポンプの自動ON-OFFを行うにはプレッシャスイッチが必要だ。
オートシャットオフキットからリレーで信号を貰っても良いのだが、水道の元栓を閉められたり断水した場合に制御が効かなくなる。
今のところは無人運転しないので良いのだが...ポンプを付けたことで、平均してこれまでの2倍の純水が製造できるようになった。
ここの所の暖かさで水温が高いのも寄与している。
(ヒータは使っていない)水圧が3.5Kg/cm2以下の場合には迷わずポンプを使った方が良さそうだ。
以前の家では4.5Kg/cm2
以上の水圧が確保できていたのに..余談だが冬場の水温確保にヒータではなく床暖房の熱が利用できないかと思っている。
冬場は床暖房を使うことが多いので、これの熱を頂戴すれば電気より効率が良いかも知れない。
家に戻って100匹くらいのイサザアミを水槽に放した。
痩せたタツはプラケースに移してイサザアミの食べ放題にしたのだが、余り食ってくれない。
30分くらいプラケースで放置したあと本水槽に戻したのだが、本水槽内での方がイサザアミを良く食う感じ。
(でも数匹食ったのみ)キイロハギもフレームエンゼルもオトメハゼもイサザアミを食っている。
普段は冷凍アミばかりなのでたまには栄養を付けて貰おう。
ちなみに生き餌は最も水を汚さない(リン酸値を上げない)そうである。
オトメハゼの食欲を見ると、ハゼ類が死んだ原因が空腹によるものではないかと思えてしまう。
やせ細って死んだ訳ではないのだが、死因が不明なだけに今後も不安である。
RO/DI水は150リットルほど作った。
これで本日は終了し、残りは明日作ることにする。
これは捨て水で風呂に丁度良く水が溜まったからだ。
溜め水水槽には人工海水を入れてEHEIM1250で攪拌しておいた。
ヒータには通電していないが、この時期ならさほど水温も下がらないだろう。
ちなみに床下の温度はモニタしている。
明日はEHEIM2250で溜め水水槽からサンプ槽に水を入れ、サンプ槽のオーバフロー管で水を抜くというやりかたで換水する。
従って200リットル丸々交換できるわけではないが、これは仕方ないだろう。
急激な水質変化を与えないと言う面では良い方法だと思うが、新しい海水の幾分かも排水されてしまうのはもったいない感じ。
サンプ槽の容量が大きければサンプ槽内の海水を一旦抜いて、そこに新海水を入れる方法も採れるのだが、残念ながらサンプ総容量は100リットルくらいしかない。
人工海水は未だインスタントオーシャンを使っていない。
明日比重を測って足りなかったらインスタントオーシャンを入れることにはなるが、インスタントオーシャンってハイポ入りなんだね。
■ '00/4/29
水交換を終了した。
塩の余りの関係で250リットル程度の換水となった。
換水は溜め水水槽で作った人工海水を1時間程度かけながらサンプ槽に注入する方法で行った。
増えた水はサンプ槽のオーバフローパイプから下水に流れる。
そのため新海水の一部も排水されることになり、250リットルの新海水を入れたが100リットル分くらいの換水効果はあるだろうか。
午後にはハゼ類も到着し、今は水槽の中で元気である。
が、これまでの状況からして何匹生き残ってくれるのかが不安。
60cm水槽時代の不思議な生物、糸状の触手を張り巡らすヤツだが、どうやらこれはチンチロフサゴカイってヤツのようだ。
これが今回も顔を出した。
前回のヤツは水槽引っ越し時に取り除いたのだが、どこから入ってきたのだろうか。
コイツは淡水に入れると数十秒で死んでしまうことは確認済み。
なのでライブロックを一旦水槽から取りだして淡水をかけた。
ら、何とナメクジというかミミズのようなゴカイの本体(触手は引っ込めている)が2匹も出てきたのである。
これがもう素晴らしくキモチ悪い生き物なのだ。
ライブロックにはケヤリも付いているのだが、これは無事だった。
そう言えばケヤリもゴカイの仲間だったかな。
ライブロックの一部を取りだしたついでに底砂を掃除した。
プロホースで砂に溜まったゴミを吸い出して水流のために砂の薄くなった部分を直した。
今日は実験的に40℃の湯をROに通してみたが、何と400cc/分近い純水が取れた。
ちなみに排水は650ccのスケールをわずかに振り切っていたから700cc/分程度だろうか。
水換えの時に何気なくバブルカウンタを見たら泡の出方が少ない。
そこで炭酸ガスボンベの一次圧力を確認すると5Kg/cm2しか無いではないか。
炭酸ガスボンベを使い初めて1年余り、7Kgの炭酸ガスを使い切ってしまったのだ。
もっとも配管を変更してガスを漏らしてしまったり、その他色々あるので毎月500gのガスを消費しているわけではない。
そこでCPU冷却用に使っていた40Kgボンベを床下に移動することにしたが、これが巨大で重いのである。
それでも何とか床下に引きずり込んだ。
以前はステンレスメッシュホースで屋外から引いていた。
と言うのもCPU冷却に使っていると数ヶ月でボンベを交換しなければいけないからだ。
でも水槽用ならかなり保つ計算なので床下でも良いだろうと思った次第。
ちなみに40Kgの炭酸ガスは5千円ほどで買える。
休みが明けたら7Kgボンベにもガスを再充填して貰わないと。