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過去の雑記置き場

800MHz(11/30)

◆ ドコモは予定通り、800MHz帯もFOMAで使用し始めると発表した。
これにはいくつかの理由があって、その最も大きなものは800MHz帯を手放したくはないという事ではないだろうか。
建前上は2GHz帯のみでドコモ全ユーザを収容する事は出来ないとしているが、そもそもFOMAへの移行を急いだのは800MHz帯が過密になったからだと説明していたはず。
その800MHz帯も小ゾーン化などを進め、1.5GHz帯にも一部通話を逃がす事で今やフルレート接続が当たり前に出来る程度に混雑は緩和され、パケット通信に関しても28.8Kbpsである3スロット連続使用が可能になっている。
この事からもFOMAの2GHz帯が急激に帯域不足となる可能性は低いのではないか。

◆ もう一つの理由として電波伝播特性がある。
反射や回折の問題の少ない800MHz帯を利用する事によって基地局設置密度の低減が図れると共に、現行のアンテナ設備などの流用がある程度可能になる。
移動体通信事業者にとって800MHz帯はオイシイ周波数なのである。
そもそもドコモが800MHz帯を手放そうものなら、auに取られる事は必至だ。
auは800MHz帯を中心にcdma2000を展開していて、確かに2GHz帯でもサービスを始めはするが800MHz帯に比較すると投資金額が大きくならざるを得ないという。
このため2GHz帯でのサービスは東名阪に限るとも言っていて、その後のエリア展開は加入者数を見ながらと慎重な姿勢だ。

◆ PDCとFOMAが800MHz帯を使い分けられるのかという問題だが、そもそも通話/通信チャネルは基地局側から指定されるものであり、移動機側は何も考えないで言われたとおりの周波数で通信しているに過ぎない。
従ってFOMAが使用する帯域を妨害しない程度に周波数を離した場所を使用すれば十分に同居は可能だろう。
ドコモは来年度中にも800MHz帯をFOMAに使い始めたいと思っている。
一つにはPDCの純減が加速し、特に来年早々のモデルからはFOMA加入者の急加速が見込める為に今からその準備を進めようという所か。
また800MHz帯の無線機はGSMにも使えない事はなく、FOMA/GSMデュアル化への布石としても有効であるといえそうな気がする。

◆ C180インプレッション



望遠鏡(11/29)

◆ 子供が天体望遠鏡を欲しがったので、クリスマスプレゼント用として探してみた。
主要というか、大手というか、メーカは数社あるのだが火星大接近ブームも終わった為か、現在在庫のあるモデルは限られている。
いわゆる初心者向けと呼ばれるものが1機種程度と、後は数十万円クラスのものが売られているに過ぎなかった。
デパートなどでは在庫品の関係もあって数種類が陳列されていたが、大手カメラ店には「入荷予定無し」と書かれた紙がぶら下がって展示品が置いてあるに過ぎない。

◆ 結局購入したのはビクセンの反射型望遠鏡である。
ケンコーの屈折型と迷ったのだがビクセンの方が1万円安かったのでこちらにした。
屈折型は細身なのだが全長が長く、しまっておく(おそらく天体望遠鏡の全寿命の99%は押入の中で過ごす事だろう)のに邪魔だという事もある。
Webで調べてみると、高価格帯モデルはGPSを利用した制御装置が組み込まれていたりして面白い。
もっともこのクラスとなると数十万円の出費になるから、並のアマチュアには手が出ないのかも知れない。

◆ 私も子供の頃に望遠鏡を買って貰って星を見た事があるのだが、見たい星に望遠鏡を向けるだけでも苦労した覚えがある。
その望遠鏡がどこのメーカの代物だったのか、倍率や集光力がどのくらいだったのか今となっては解らないが、夜空に浮かぶ点である星は並に拡大しても点でしかないと言う事だけは実感として解った。
その後その望遠鏡は野山を逆さに見る事に多少は活躍したが、野山を見るなら双眼鏡の方が余程良いと思ったのも事実である。

◆ 私が中学生の頃だったろうか、反射型望遠鏡を自作するために反射鏡を磨いているヤツが居た。
おそらくキットか何かを買ったのだとは思うが、ガラス(だと思う)を磨き終わると表面鏡にして貰うためにメーカに送り返すのだと言っていた。
彼の反射望遠鏡は完成したのだろうか。
ふとそんな事を思い出した。



例の定額携帯(11/28)

◆ どうやら件の会社は、定額携帯電話アダプタと称したコールバックアダプタを売り始めたようだ。
初期段階では勝手に他社製品を買ってきて、その上にシールを貼っただけという代物だったし、それがオリジナルメーカにバレて騒ぎになったりした。
どうやら今回はオリジナルメーカに話を通してからの販売になったようではある。
これまでの経緯はこちらが詳しい。
結局の所コールバックなのだから料金は従量で発止する。
使用者が沢山使えば当該会社は赤字になり、余り使わなければ黒字になると言う不安定なビジネスモデルだ。

◆ その為か、沢山使いたくても使えない仕組みもあって、一回の使用時間は6分間だと書かれている。
また使用回数も3,000回とあるから6分×3,000=18,000,の300時間しか使えない事になっているらしい。
料金は初期費用が2.6万円で月額費用が6.3千円。
オリジナルのコールバックアダプタの場合にはだいたい30円/分程度の課金になる。
つまり一ヶ月に210分以上使われると損失が出るという計算である。
所が210分使い続けるためには25回もかけ直ししなければならず、これはすごく面倒である。
よって月額\6,300でも儲けが出るのではないかというのが同社の試算なのかも知れない。

◆ もっとも、この製品はウルサイ事前契約客だけに配って、そのうち自然消滅を謀るのかも知れないから損失などどうでも良いのか。
いずれにしても同社が最初に説明していたIP電話とはかけ離れたシステムであると言わざるを得ない。
同社の説明にも「海外大手キャリアのバックボーンを利用したコールバック方式なので安心」と明記されている。
かくして定額IP携帯電話は本当に可能なのかという問いの答えは明確になった。
定額IP携帯電話アダプタは不可能だったのだ。



本当に出来た(11/27)

◆ エイプリルフールネタに書いたETC利用の支払いシステムを持つ駐車場が本当に出来たようだ。
天下り新団体が設立されたか否かは解らないが、駐車料金の支払いが便利になるには違いない。
高額紙幣を受け付けない駐車場も多く、だからといって駐車料金が安いわけでもない。
おそらく釣り銭管理の問題だとは思うのだが、利用者からすれば不便なもの。
だったらクレジットカードでも使えるようにしてくれれば良いのに。
セルフ給油スタンドでもクレジットカードのリアルタイム支払いが出来るのだから、中規模駐車場だったら充分可能だろう。

◆ 最近では事前精算システムを採用している所も増えてきたが、それでも事前精算せずにゲートを塞いでいる車をよく見かける。
ETCがどの程度の最終普及率になるのか解らないが、これでの支払いならば割引制度も使えて便利だと思う。
現在のETC普及率は首都高速道路通行車で14%程だそうだ。
意外に普及して居るなぁと言うのが印象だ。
この普及率を加速させるのが狙いかどうか解らないが、夜間(深夜と言うべきだろう)の通行料金割引も明日から始まる。
22時から段階的に料金割引が行われ、東京線では最大34%の、神奈川線では同42%の割引率となる。

◆ この割引制度、ETC車載器に表示される料金は通常と変わらないのだそうだ。
と言う事は、課金情報を後で集計する時点で値引きを起こすという事か。
だったら現金支払者にも適用して良さそうなものだが、割引開始時間ギリギリでゴネたり割引開始時刻になるまでゲートの前で鎮座する連中が出てくるから駄目なのかな。



コンデンサ(11/26)

◆ 燃費グッズの世界、アーシングの次はコンデンサが流行っているようだ。
市販品でも1.5万円とか2万円ほどでこの手の商品が売られていて、中には2個程度の電解コンデンサが入っている。
コンデンサなど車両の電源部には結構入っていて、ECUだけでも数百マイクロファラッドには達する。
それに加えて100μF程度のコンデンサを入れて何の効果があるのかと思いたくもなるが、これでトルクアップや燃費改善が見られたという人が多いのだから不思議なものだ。

◆ 実際このテストでも2/3の方は効果ありのレポートをしている訳だし、トルクアップだって体感されている。
要するにこの手のもの、車に効果的と言うよりはドライバーに対する効果が大きいという事なのだろう。
コンデンサを入れるのは一向にかまわないが、大容量コンデンサには思った以上のリップル電流が流れる事を認識しておくべきだ。
このリップル電流のためにコンデンサが発熱する事もあるわけで、十分な注意が必要だ。

◆ しかし、コンデンサが2万円で売れるのだから良い商売絵ある。
いや、アルミ板の切れっ端を1万円で売っている所もある。
どうやらこのアルミ板には謎のエネルギが隠されているようで、ほとんどありとあらゆるものを"良い方向"へと変化させてくれる。
きっとPCのCPUに貼り付ければ"体感速度2割アップ"は確実ではないかと思うのだがいかがだろうか。



クマノミ(2)(11/25)

◆ 続きである。
水槽内には魚からの排泄物などが溜まるわけだが、それを害の少ない物質に変えてくれるのが濾過バクテリアの仕事だ。
フィルタでは物理的なゴミは取れても、アンモニアなどは分解できない。
アンモニアなどが蓄積されるとその毒で魚は死んでしまう。
淡水魚でも生物濾過のメカニズムは同じようなものだが、海水魚の場合には濾過バクテリアの繁殖が遅いために飼育が難しくなってくる。

◆ では私が新規にカクレクマノミ水槽を立ち上げるとしたらどうするか。
水槽はお手軽な60cm規格水槽で行こう。
これなら安売り店で2千円程度である。
立ち上げ時の失敗を少なくするために、ベルリン方式を採用した方が良いだろう。
これは物理濾過装置を使わない方式だ。
物理濾過を使わない代わりにプロテインスキマーを使用する。
プロテインスキマーは細かな泡と一緒に不要物を取り去る、一種の物理フィルタだ。
安いものはエアーリフト式なのだが、微細な泡を作るためにはメンテナンスが必要なのでグータラには向かない。
ここでは奮発して1万円くらいのRedSeaプリズムでも奢ろうか。

◆ ベルリン方式の肝はライブロックである。
海の中の岩に付着したバクテリアをそのまま水槽に持ち込む方式で、立ち上げ時の失敗が少ない。
ライブロックは鮮度が命なので、赤っぽい(茶色っぽい)色の多孔質のものを選んで買おう。
鮮度の低い白っぽいタダの岩を"最高級品質"などと謳って売っている所が多いので注意が必要。
これと底砂があればOKだ。
あとは人工海水を水に溶いて比重を合わせ、温度調整した上で魚を入れれば完成である。



クマノミ(11/24)

◆ 映画の影響で海水魚のカクレクマノミが人気なのだそうだ。
海水魚店での販売量は通常の2〜3倍と言うからなかなかのもの。
問屋での入荷量は10倍以上らしい。
海水魚の場合、淡水熱帯魚に比較して飼育は面倒である。
いわゆる濾過バクテリアが淡水魚の場合ほど早く増殖しないため、水質悪化で魚が死んでしまう割合が大きくなる。
淡水魚に比較して餌付けが難しいというのも飼育を難しくしている理由の一つだ。

◆ 熱帯魚店などに行くと、小さな水槽のクマノミセットなどが1万円程度の価格で販売されている。
20cm角程度の小型水槽に底面濾過と底砂、ヒータやエアポンプ、人工海水などがセットされている。
もちろん濾過が効いていればこの程度の水槽で海水魚を飼う事も十分に可能である。
ただし新規立ち上げ時には苦労する事になると思うが。

◆ クマノミ飼育を考えている方がいれば、最低でも60cmの規格水槽をお勧めしたい。
濾過は底面濾過でも良いのだが、メンテナンスを考えると外掛け式の安い濾過装置が宜しいのではないかと思う。
エアレーションを行うと飛沫と一緒に塩が飛び散って、それだけでイヤになるに違いないから水槽内でのエアレーションは避けた方が良い。
プロテインスキマーを買う金があればそれがベストだが、そうでない場合には外掛けフィルタ内でエアレーションするとか、とにかく飛沫飛び散りを避ける工夫をした方が良いだろう。
続く…



渋滞(11/23)

◆ 銀座や新宿のタクシー行列渋滞は規制の為もあって若干減少したようである。
だが他の地域では相変わらずタクシーが二重三重に停車していて邪魔な事と言ったらない。
東京駅八重洲付近でも二重駐車状態でタクシーが列を作っているから、付近の交差点から左折するのが大変である。
左折したそこにはタクシーの列があり、場合によっては左折レーンにまで列が伸びている。
馴れている人は直進レーンを走ってきて左折するわけだが(違反)、慣れない車はタクシー列とは知らずに延々左折レーンに並んでいる。

◆ 八重洲の駐車場入り口付近はタクシー列がとぎれてはいるが、二重駐車状態でタクシーが止まっているわけだから視界が効かない。
バブルの頃はタクシーを待つ人が列を作っていたが、今や待っているのはタクシーの方である。
会社の近くも夜間になればタクシーの列が延々と続く。
それは路上駐車車両と相まって、すれ違いに困るほどしか道路が使えなくなる。
K察に(たまたま居たので)文句を言った事もあるが取り締まる気はないらしい。
交差点内駐停車禁止違反に当たると思うけど。

◆ まあタクシー業界はK察と比較的仲良しだろうし、圧力団体でもあるわけだから仕方ないか。
これによって市民が損失を被ろうと、知った事ではない。
タクシー会社は車両を増やした方が儲かるのだろうか。
車両を増やせば一台あたりの稼ぎは減ると思うし、ランニングコストだけは一定にかかる。
他社との競合という面では量にかなうものがないのかも知れないが、ちょっと不思議だ。
不景気になるとタクシードライバーが増えると言い、それは景気に左右されずにドライバーを募集しているからなのだという。
いわゆる出稼ぎドライバーも少なくはなく、その為の策がカーナビなのだと言うから時代は変わったものだ。



下火?(11/22)

◆ 一時期ホンダ車を中心に流行っていた、ホワイトレンズに無着色電球のテールランプやストップランプというヤツ、法改正で大幅に減った事は評価できると思う。
だが未だに(今時?)電球色のストップランプやウインカーを使っている車もある。
何となく古めかしい感じはするのだが、相変わらずホンダ車が圧倒的に多い。
先日も若い女性の乗る、オールフィルム仕様にホワイトウインカーのホンダ車が捕まっていた。

◆ 最近見かけるのは、白いステアリングカバーだ。
アレが流行っているのだろうか。
トラックチックな感じがするのだが、主にミニバンに装着されている様子だ。
何となくツルッとした素材で滑りそうな気がするのと、元々のステアリングにはどうやって固定されているのかなとか考えてしまう。
両面テープなどで固定してるのだろうか。
そのうちレースのシートカバーとか、レースのカーテン仕様なんてのが流行ったりして。

◆ シートカバー、ずっと昔は付けていた事があった。安っぽいビニールシートが冷たくてね。
寒い時に活躍するのがシートヒータである。
SLは暖気が余り早くないので非常に助かる。
Aはファブリックシートなのでさほど冷たくはないが、Cは本革/合皮シートだからヒータがないのはちょっと寂しいかも知れない。

◆ 東京都では(神奈川もかな?)停車中のアイドリングをを禁止しているが、寒くなると延々と暖機している車が増えてくる。
ガソリン車でもそこそこうるさいわけだが、これが冷えたディーゼルとなると音と臭いで参る事になる。
が、アイドル燃費の良いディーゼル車ほどエンジン停止を嫌うという傾向も。



ラーメン(11/21)

◆ カップラーメン、大抵は3分間で出来上がる事になっている。
うどん類やいわゆるコシの強い麺の場合は4〜5分を要するものもあるが、麺のゆであがり(と言うのか?)と温度の関係はどうなっているのだろうか。
例えば80℃以上の湯温の場合はゆで速度が速く、それ以下の温度の場合にはゆで速度が遅くなるような性質だとしたら、早くゆであがって伸びるのは遅いという特性が得られる事になる。

◆ 実はこれ、お料理実験ネタとしてテストしてみようと前々から思っているのだが、温度管理に加えて大量の?カップ麺を一度に食わなければいけないなぁと思って実行に移せていない。
湯温とゆであがり時間は比較的リニアかも知れないし、ちょうど良いゆで加減になるようにカーブが付けられているのかも知れない。
うーん、やっぱり知りたいカップ麺の秘密。

◆ 温度の低い湯を入れれば、味というか感触自体が違ってくる事は経験的に解っている。
芯が残るというような感じではなくて、固いのにボソッとしているような、何とも不味い麺が出来上がるのだ。
これは電子レンジで下手に作ったカップ麺の味に近いものがある。
あの細い麺の中にどんな科学が隠されているのだろうか。(大げさ)

◆ カップ麺の値段も不思議である。
通常価格の半額くらいで売られている時もあるが、あれは宣伝の為なのか?在庫処分の為なのか?それとも半額で売ったとしても利益が確保できる通常価格設定なのだろうか。



床暖房その後(11/20)

◆ 床暖房が効かない件だが、その原因は非常に単純だった。
東京ガスのサービスの補とは予定どおり現れ、なにやらチェックをしている。
そこで分かった事は、温水の元となる水の供給バルブが閉まっていたという事。
どうやらこれは施工時からずっと閉まったままになっていたらしい。
閉まったままであっても内部に循環水が満たされている場合には正常に動作する訳だが、それが徐々に減ってきた場合には水量不足になって動作しなくなる。
通常であれば水不足を検出すると自動的に補水が行われる訳なのだが、そのバルブが閉まっていたために、それが行われずに燃焼しなかったと。

◆ このバルブの存在は知っていたのだが、開状態で固定されているものだとばかり思っていた。
おそらく最初にメンテに来た人もそう思ったのだろう。
今まで動作していたという事もあるし、手動補水スイッチを押してもそれらしい動作をする(ように見える)から、少なくとも私は全く気づかなかった。
結局循環ポンプの不良でもなく、パイプの詰まりでもなく、単純に水量が不足していたから循環しなかったという簡単な話だったのである。

◆ メンテに来て頂いた人には申し訳ないというか、原因が分かってしまえば簡単というか、結局出張料金すら取らず(取れず?)にサービスを終了した。
念のためパイプ内の掃除(洗浄?)もしておきましたよとサービスの方は言っていたが、何度も足を運んで貰った割にはあっけない終了だった。
かくして床暖房は正常稼働するようになった訳だが、直った翌日には気温が上昇して床暖房の世話になるまでもなかったというのが皮肉か。



膨らむ赤字(11/19)

◆ ソフトバンクの赤字額が昨年度より膨らんでいるのはご承知の通りである。
どうやらYBB加入者増に比例して赤字額が増えているようだ。
加入者獲得のために使う費用が損失になっている訳で、これが金のない会社だったら一溜まりもないのだろうがソフトバンクには金があるという所が強い。
と言っても無限に金が出てくる訳ではなく、投資家を納得させるだけの理由が必要だ。

◆ 加入者増なら銀行は金を貸す。
携帯電話事業者が口にするこの言葉、確かに銀行はその期の損益よりも将来性を見ているのかも知れない。
だが、そう言っている間に兆円規模の赤字になった事業者もあった。
果たしてソフトバンクグループの未来は明るいのか暗いのか。
2年後或いは3年後に目標を置く。確かにそれはある意味正しい。
投資回収を短期間で終わらせる事は不可能であり、長期的経営方針が会社の未来を左右するからだ。

◆ ではADSLに未来はあるのだろうか。
NTTは光ファイバを引きまくろうとしていて、価格も下げてきている。
ADSL代も電話基本料と込みで考えるから見かけ上は安くなっているが、IP電話が一般的になってきて加入電話の必要性が失われて来るとすると、ADSLも光ファイバーも余り価格が変わらない。
携帯電話の加入者数は8千万に届こうとしていて、加入電話の必要性は今後益々失われていくだろう。
IP電話固有の制限も改善の方向に向かうとすれば、ADSLから光へとシフトが怒っても不思議ではない。



う〜ん(11/18)

◆ 新規加入者獲得で優位に立っているauは、他事業者からauに変更した場合に電話番号やメールアドレスの変更を一斉通報する「お知らせメール」サービスを開始している。
これまでは電話番号やメールアドレスが代わった事を通知するのが面倒であるが故に事業者変更を躊躇うケースも多かったわけで、それをいくらかでもサポートしようと言うのが加入者数台二位のauのお仕事という訳か。

◆ だがしかし、便利なサービスは必ず悪用される。
アドレス変更を偽ったspamが発信され無いとも限らない。
ナンバーポータビリティーがどうなるのか解らないが、果たしてこれが実現したらシェアはどう動くのだろうか。
勢いづいているauに有利に働くのか否か。
一時期はau発のspamが大量に送信されていたが、同社は制限を強化する事によってこれを抑制して来た。
ドコモも同じように、送信通数制限によって対策を行っている。

◆ spam対策で契約解除されたspam送信業者は、名義借りによって契約した移動機からspamを送る。
名義代として数千円から数万円を学生などに渡し、テキトーな(親になりすました)同意書で契約する。
悪徳業者はその移動機でspamを送りまくり、当然金も払わない。
何しろspamを送って数週間後には強制解約されてしまうのだから。
事業者はその間の通信料金を請求するが、請求先は名義を貸した本人である。
こうした被害(と言うのかな?自分が名義を貸したのだから同意の上とも思えるが)で数万円から数十万円を請求されるケースが増えているのだという。



交通事故死者数(11/17)

◆ 交通事故死者数はこのところ減少している。
安全に対する意識が高まったのか、安全性の高い自動車が増えたのか、それとも不景気で自動車一台あたりの走行距離が減ったためなのか。
いずれにしても事故が減るというのは良い事ではある。
乗用車や原付での事故は明確に昨年より減っているのだが、自動二輪の場合はそうでもない。
これは天候や気候に左右されるから何とも言えない所ではあるが、横浜などでも自動二輪の集中取り締まりなどを行っていながら、その効果は余り無いとも聞く。

◆ 事故死者数は減っているが、軽微な物件事故などは増えているのかも知れない。
以前に書いた事があった、車両火災に関しても同様である。
以前は車が燃えるなどと言うのは余程の事態だったのだが、最近の車は燃えやすい。
その一つにワンボックスカーやFF方式があると言われている。
駆動系全体をコンパクトにまとめられるFF方式はコストダウンをもたらすし、室内を広く使える。
その為多くの大衆車はFF方式になっているが、横置きエンジンとトランスミッションでエンジンルームはギッシリだ。

◆ ワンボックスも同じように、狭い所にギッシリとエンジンや駆動系が詰め込まれている。
エンジンルームの広さはカタログに載らないが、エンジンや補機類を狭い所に押し込んだ結果として広くなった室内スペースはカタログを飾れる。
高耐熱部品が使えるようになった事で熱対策も一時期ほどの苦労はなくなり、しかも今時エンジンルームを開けて始業点検する人など滅多にいないだろう。
いや、ボンネットを開けた所でカバーに覆われたエンジン一式が見えるだけか。

◆ ギッシリ詰め込まれたエンジンルームに予想外の衝撃が加われば、オイルやガソリンが漏れる事は充分想定できる。
しかもエンジンルームは高温と来ているから、これでは燃えてくださいと言わんばかりだ。



C180(11/16)

◆ A160に代わる車選びだが、結局C180に決めた。
最後まで悩んだのはC180にするかC200にするかという事だった。
エンジン系だけを見てもC180とC200では馬20匹分のパワーが違う。
C200は圧縮比を下げると共に過給圧を上げたパワーセッティング、C180は圧縮比を高めたまま低過給圧のスーパーチャージャで実用性重視という感じか。
面白いのはC200の方がコンマ以下ではあるけれど10・15モード燃費が良いという事である。
最終減速比か何かが違っているのかも知れないが、Web上のカタログに明記されていないので解らない。
オフィシャル以外のページに載っているデータではC180の方がハイギアードになっているのだが誤りだろうか。

◆ C180はリミテッドと称する特別仕様車が出ていて、これがC180に決めた元になったものである。
本革/合皮シートやHIDなど、通常はオプション設定されない装備に加えて、通常は15インチであるホイール(ノーマルは鉄)が16インチアルミになるなどで価格は15万円アップだ。
こうなるとC200との装備差も少なくなるし、革シートは掃除が楽で宜しい。
A160はファブリックだったのだが、埃が浸透するために丸洗いしたくて堪らなくなる(笑)

◆ 特別装備?付きにしても、C200では電動であるステアリングポジション移動などがマニュアルになる訳だが、しょっちゅう動かすわけでもないしメモリ機能がないなら手動でも十分だと思う。
と言うか、その分安い方が(実用車としては)有り難いというわけだ。
車両本体価格は425万円なのだが、税金その他を加えると500万を超えてしまう。
車はガソリンではなく、税金で走っているのだから仕方ないが。
それでもA160の下取り価格が100万円を超えたのは有り難かった。
おかげで支払総額は300万円台の上の方という感じ。
納車は今月末頃になるらしい。
私はきわめて簡単に決めてしまったのだが、本来ならこの方を見習うべきなのだろうか。



純減(11/15)

◆ 昨日の続きである。
ドコモのPDC加入者は純減に転じ安定しているようだ。
純減分に新規加入分を上乗せした純増分の多くはFOMAに流れている。
ドコモも加入者獲得目標数を上方修正したが、更にそれ以上の加入者数が見込めそうである。
と言っても都市部以外では相変わらず"穴"が多く、都市部に於いても接続や通話が不安定になるなどの障害も多く残っている。
おそらく今後徐々に不具合は解消されていくのだと思うが、それには又時間がかかるのだろう。
来年の夏頃には不満無いレベルで使えるようになるのかな。

◆ 対するauの方は純増数でドコモに勝って大喜びだ。
冬モデルと言われる移動機も発表したし、それらはドコモの505isシリーズより魅力的に映る。
クリスマス/年末商戦に冬FOMAが間に合わなかったドコモは苦戦を強いられそうな気配。
ここで一気に通話料金やパケット料金の値下げという話にでもなってくれれば嬉しいのだが、それはあったとしてもFOMAでの話だろう。
PDCは高めに、FOMAは低料金で移行を加速させたいに違いない。

◆ そう言えばアナログ携帯からディジタルへの移行の際にも値下げが行われている。
私など、音質が悪い分だけ値段を下げたんだな程度にしか感じなかったものだ。
何しろPDCに変えてどこかに電話をしても、声から私であると言う事を判断して貰えずに話がかみ合わない事が多くあったのだから。
当時に比較すればハイパートークと呼ばれるフルレート通信で音質はマシになったが、それでも決していい音とは呼べない。
auの方も急激な加入者増で帯域が不足してくれば圧縮レートが上がって音質はPDCのハーフレート並みにまで落ちてしまう。



床暖房(11/14)

◆ 床暖房のその後である。
東京ガスによると温水の循環に問題がありそうだという事で、自力で調べてみる事にする。
往き側のホースを外すと温水が勢いよく噴き出した。ただしこれが正常な圧力なのか否かは解らない。
還り側を外しても温水が室外機側から噴き出すが、これはどうやら内部の循環回路によって水が加圧されているからのようだ。
こちらにはバルブが付いていたのでそれを閉め、往き側のみ接続して運転状態にすると帰り側のパイプからは水が出てこない。
ここで疑うのはパイプの詰まりである。

◆ なのだが、パイプは2系統に別れていてそれぞれ独立している。
その両方が詰まるという可能性は低いのではないだろうか。
東京ガスの別の支店?に連絡をすると、TES専門のメンテナンス部隊が居るそうで、そちらが明日見てくれると言う事になった。
状況を話すとパイプの詰まりよりはポンプ等の循環器機のトラブルではないかとの事。
果たして何が壊れているのか。
循環水は加圧されていないわけでも無さそう(ホースを外すと勢いよく水が出てくるので)だが、圧力が足りなくてチェックバルブ(そんなものが付いているのだろうか?)を押し開けられないとか。

◆ 以前の家では風呂用の給湯器が壊れた事があった。
通水路にクラックが入って漏水したのだが、その量が少なかったためになかなか気が付かなかった。
おそらく無駄な水道料金を払っていたはずなのだが、逆に大量に漏れていれば目視で解ったはず。
これが水漏れだから良かったが、ガス漏れだったら大変である。
床暖房用室外機も給湯用室外機も家の北側の隅に取り付けられているので、普通は気づかないに違いない。



解散(11/13)

◆ 99年から工事に入った我が家で、今年で4年目になる。
先日床暖房機器の調子が悪く、工事会社に連絡を取ろうと調べていてエヌケーホームの解散を知った。
そう言えばエヌケーホームで付き合いのあった人から転職のハガキが来ていたっけ。
が、解散したという事は全く知らなかった。
我が家の場合は無償メンテナンスの範囲での改修は既に終わっているから良いとは言え、10年保証(だったかな?)はどうなるのか。
NKKは足を引っ張る子会社を解散させて収益改善に取り組んでいる模様だし、そのNKKも川鉄と一緒になったのかな。

◆ ハウスメーカの倒産や解散は珍しい事ではなく、バブル期に急成長を遂げたメーカ各社は、それが大手であろうと中堅であろうとダメな所はダメになると言う感じだ。
これが自動車メーカの倒産などとなれば部品の供給状態などで不安は残るのだが、住宅の場合には専用部品というものは少なく、その点では後処理が楽なのかも知れない。
現に私などエヌケーホームの解散すら知らなかった訳だから。

◆ 件の床暖房だが、運転状態にはなるのだが燃焼状態にはならない。
東京ガスに見て貰うと、器具の不調ではなく配管その他の不具合ではないかという。
室外機の貯湯タンクの温度は上がっているというのだが、それがうまく循環していないらしい。
この部分はガス会社の範疇ではなく、工事屋さんの仕事という事。
東京ガスは点検だけして(金も請求されなかった)帰っていった。
床暖房は(当たり前ながら)ハウスメーカの品物ではなく、機器メーカと工事屋(外注)がメンテナンスをするものなのでハウスメーカの解散は関係ない訳だが、工事屋さんに連絡が取れなくなってしまったのが痛い。
これの修理等に関しては追ってレポートする予定である。

◆ KissDと銀塩写真の比較をしました…



ガソリン(11/12)

◆ 変動の激しいガソリン価格だが、地域価格差も相変わらず大きい。
横浜近辺ではハイオクが\103〜\105程度だろうか、町田まで足を伸ばせばこれが\100以下になったりする。
SLでも通常満タンにすると50リットルも入らない位の時に給油をするわけで、例え価格が\5違ったとしても\250の差でしかない。
なのだが、同じものは多少でも安く買いたいと思うのが人情だったりして、安い価格を提示してあるスタンドに引き込まれていってしまう。

◆ 私はほとんどセルフのスタンドを利用するのだが、これは価格が安いと言うほかにフルサービスのスタンドでは給油口の開け方すら解らない店員が居て面倒だという事もある。
BENZの台数はさほど少ないとも思えないのだが、どうして給油口の開け方が解らないかな。
国産車の場合には運転席などからリモートで開ける(開けないとロックされている)のが普通だが、BENZの場合はドアロックと同期していて給油口は人力で開けるのが普通だ。
すなわち、国産車のように"少し開いた状態"にならないから「すいません、給油口を開けてください」と言われる事が多いのである。
私はそのたびに車を降りていって給油口を開けてあげるのだが、だったらセルフの方が気が楽なのである。

◆ セルフスタンドでも支払い方法はマチマチだ。
最初に金を入れて給油語に釣り銭を貰う所もあれば、後払いの所もある。
現金が使えず、クレジットカードやプリペイドカードに限定されている所もあって、こちらの方がガソリン単価は安いようだ。
やはり現金管理は面倒という事なのだろう。



使えない(11/11)

◆ 先日磐越道を走る機会があった。
のどかな風景の中を走る道路は気持ちが良いのだが、そこはETC未対応路線なのである。
単に磐越道のみが未対応ならまだ良いのだが、磐越道から入って東北道にそのまま乗ったとすると、料金所でETCゲートを通るわけにいかなくなる。
これは何とも不便だ。
東北道の東京側料金所は混んでいる事が多いから、途中の出口で一旦高速を降りてETCで入り直すという手間を強いられた。
ETC推進を行う一方で、一部路線が未対応というのは不便だ。
首都高速でも八重洲線はETC未対応である。
現在工事中と言う事で、12月中には対応するようなのだがその工事のために(いつもは空いている)八重洲線は渋滞している。

◆ ETC対応路線でも、最近はETC専用ゲートに車の列が出来ている事が増えてきた。
と言っても、一般/ETCゲートよりは早く通過できるのだが前車に注意しながら通行しなければならず、後続の車は停止状態にまで速度が落ちる。
かといってETC専用ゲートを増やすほどETC車載器搭載車が増えているという事でもなく、過渡期故の不便さと諦めるべきなのだろうか。
首都高速以外の高速道路のETCゲートは広い所が多く、首都高速より高い速度で通過できる。
バーが両側に開く所では、70Km/h程度でも(勇気は必要だが)通過可能だ。
首都高速の狭いゲートの場合は40Km/h辺りまで速度を落とさないとちょっと不安。
今までゲートが開かなかった経験はないが、これからも必ずゲートが開いてくれるとは限らない。

◆ 話を戻してETC未対応路線だが、東北方面など意外に使えない事が多い事が解る。
首都高速でも使えない入り口は12箇所ほどあるようだ。
平成14年度末時点でのETC対応ゲートは約730箇所であり、これは全体の約半数でしかないらしい。
順次対応と謳っている所もあれば、対応予定不明となっている所もあって、本当に全国規模で整備されるのかどうか疑わしくなってしまう。



比較(11/10)

◆ 昨日の続きである。
このクラスとなると比較対象となる車種が多く存在する。
もちろん国産車も選べて、国産車なら費用負担は半額程度で済みそうだ。
だがAクラスを買う時に試乗した感じでは、国産車の曖昧なステアリングフィールと乗り心地は私にはマッチしない。
その反面内装などの出来の良さというか、いかにも国産車然とした作りの良さには感心させられる。
国産車を乗り続けていた時には感じなかったというか慣れていたわけだが、一旦欧州車に慣れてしまうとダイレクト感のないサスやブレーキやステアリングフィールが不安に感じてしまうのだ。

◆ 欧州車で考えると、ボルボやアウディーやVWやオペルなど、様々な車がある。
カタログなどを調べていると、このクラスはFF方式が多いようだ。
A160もFFなのだが、急激なトルク変化などでステアリングは多少なりとも振られる。
雪道などの走行安定性は高いような気もするし、室内スペース優先として考えればFFに分があるのは当然だとおもう。
コスト面でも有利で、エンジンから駆動系までが一体化したユニットは組み立てコストなども低く抑えられる。
今時FRにこだわる必要はないと思うわけだが、FFにするならば"良くできた"と形容できる程度の性能は欲しいと思っている。

◆ A160の前にはVitaに乗っていたのだが、両車を比較すれば(価格の差があるから当たり前だが)A160の方が良くできていると思う。
そう考えるとC180かC200を選ぶのが一番無難な選択となり、A160やSL500と操作が変わらない点もメリットになるわけだが、こうして色々考えている時が一番楽しいのかも知れない。
いざ買ってしまえば月々3万円ちょっとのローンを60回も払い続けなければならないのだから。



検討中(11/9)

◆ A160の代替を検討している。
A160も余り不満はないというか、実用車としては一応のレベルには達していると思う。
だがタワーパーキングには入れないのは致命的であって、都内などに出かける時には躊躇する事もしばしばなのだ。
通常のタワーパーキングのリミットは1550mmの所が多いのだが、A160はそれを25mmほどオーバしている。
無理矢理入れようとしてもパーキング側でチェックされて駄目だったり、それでも強行に入れようとすると車検証をチェックされる始末である。
よく知っている所に入れた事があるのだが、それは特例という事。

◆ SLと比較してみても、運転席が高い位置にある事に違和感を覚える場面は多い。
ミニバンなど、運転席が高い位置にあって視界が良いという方もおられるが、私としてはやはり乗用車スタイルのドライビング姿勢がマッチしていると思う。
そこで候補に挙がったのがC180/C200のステーションワゴンだ。
Eクラスのステーションワゴンも検討したが、全長が4.9m近いとなると少々大きすぎる気がする。
もう一つは価格である。
C180は400万円程度で購入できるレンジであり、現在出ている特別仕様車のリミテッドはC200にある意味勝る装備が付いていてお得感がある。

◆ エンジンは1800ccのスーパーチャージャ付きで、140馬力ほどを出力する。
C200は過給圧を上げるなどのチューニングで、更に20馬力ほどを余計に絞り出している。
車体寸法的にはボルボのV40シリーズが同程度で、こちらは多少安価な定価が付いている。
ターボ付きを選択すればC200と同じくらいの出力になり、シートヒータ付きパワーシートも標準装備だ。
各装備品はメーカごとに異なるので一概に比較は出来ないが、ステーションワゴンならボルボという事で、これも検討材料に入れている。



回すもの(11/8)

◆ 電話と言えばダイアル、回すものというのがオッサン世代である。
TVにしてもそうかも知れない。TV受像器の周波数(チャネル)選択がリモコンのボタンになってずいぶん長い時が経っているような気がするが、その昔TVのチャネルは回すものだった。
巨大なロータリスイッチというか、ロータリスイッチの内部に共振回路が内蔵されているというか、共振回路の乗ったベークのユニットごと回転するというか、とにかくすごい代物だった。
TVのような(当時としては)広帯域なバンドをカバーするには仕方なかった構造とはいえ、アレを量産していたのだからすごいと思う。

◆ 電話も回した。
1から始まって最後が0のダイアルを回せば、その数に応じたパルスが電話線を駆けめぐる。
0が最後にあるのは、実はゼロではなくて10なのだろう。パルスは10個出力されるのだから。
今でもパルス回線の場合はプチプチとパルスを電話線に乗せているわけだが、そのパルスの個数を決めるのはダイアルではなくてプッシュボタンである。
メカニカルなパルス発生機構を持つダイアル式電話機など、今時作ったらかなり高価な代物になりそうだ。
おそらく今の子供はダイアル式の電話機も、ダイアル式のTV受像器も知らないに違いない。

◆ レコードも回っていた。
いや、CDだってDVDだって回っているのだが、それを見る事は普通は出来ない。
デザインされたCDプレーヤなどでは回転の様子が見られるものも存在はするが、それを指で押さえつけてみるなどと言った遊びは出来ない。
そもそもレコードという存在を今の若者は知っているのだろうか。
音量などの調整も、もはや半固定抵抗器を遣うよりは電子制御した方が余程安価に出来る。
信頼性だって高まるから、ガリオームなんて言葉は過去に葬り去られている事だろう。



比較(11/7)

◆ デジカメと銀塩の写真比較を行おうと思いながら時間が経ってしまった。
先日出かけた際に、銀塩も持って行ったので後日写真を公開したいと思う。
と言っても厳密な比較をするのは諦めて、同じようなシーンを撮ってみただけという感じだ。
結局の所銀塩フィルムもフィルムスキャナか何かで読み込む必要があり、そこで量子化される訳だからWeb上での比較は難しい。
むしろ両方とも紙焼きして比較した方が良いと思うわけだが、デジカメの写真を綺麗に印画出来るシステムは持ち合わせていない。

◆ オートモードで撮った感じからすると、KissDは若干露出アンダーにシフトする感じがする。
人物の絵など、逆光+ストロボ発光で撮る事が多いのだが、こういったシーンでの露出設定でアンダーな感じがした。
おそらく中央部重点測光(出来たかなぁ)でも行えば違ってくるのだろうが、逆に画像処理である程度なんとでもなってしまうと考えれば良いのか。
逆に夜景などでは全体の明るさが適度になるようにコントロールしてくれるので、肉眼では夕闇でも写真にすると結構明るく写ったりする。
マニュアル露光を使えばどうにでもなるが、欲を言えば露出補正の±2が、せめて±4絞り程度あったら良いのにと思った。

◆ 木漏れ日なども撮ってみたが、CMOSセンサなのでライン全部が飽和するという事は(当然ながら)無かった。
レンズは付属の18mm-55mmの他、35mm-105mm,100mm-200mm,100mm-300mmなどを使ってみたが、付属レンズ以外は超音波モータではないのでフォーカシングの遅い事と音の大きな事に幻滅する結果になった。
数年前はこれでも十分だと思ったのだが、超音波モータの偉大さ再確認という感じ。
他にも、カメラ本体が軽いので100mm-300mmは重量バランスが宜しくない。



2.5年(11/6)

◆ ドコモの移動機買い換えサイクルは、だいたい2.5年に一度だそうである。
ずいぶん長いように見えるのだが本当なのだろうか。
月間加入者数が20万人程度の時、新機種の販売数量は40万台を軽く突破していた。
すなわち新規加入以外の部分が代替需要だと思うのだが、総加入者数に比較すれば少ないという事か。
電池は小型軽量低価格化を進めると寿命に影響が出やすい。
その為なのかどうか解らないが、以前使っていたPは1年も経たずに電池が怪しくなってきた。
電池を買うなら本体ごと買い換えた方が価格メリットがあるような市場だから、それを機に機種変更したというわけである。
最も最近は新機種を比較的早々に入手しいている私だから、代替サイクル期間の短縮には数千分の一のインパクトを与えているのかも知れない。

◆ ドコモの場合のインセンティブ額はPDC移動機で3万円程度、FOMAでは4万円程度だという。
他の事業者ではもっと多くの金を使っていると思われるのだが、移動機が高性能高機能化して原価が上がればそれはそのまま事業者へと跳ね返る。
とは言ってもFOMAではパケット料金を下げても、ARPUは上昇していると言うから良いのかな。
これはauにしても同じ事で、結局パケット単価が安ければ今まで以上にパケット量を使うから結局の所支払額は減らないという計算になるだろう。

◆ 車が売れないのも、CDが売れないのも、若者が携帯電話料金に苦しんでいるためなのだという人もいるが、確かにそうなのかも知れない。
そうなのかも知れないけれど、金が沢山動いている事に変わりはなく、経済活性化に役立ってはいるだろう。
高校生や中学生が月に何万円も携帯電話代を払う。
いや、親が払う訳なのだが、親にしても携帯電話代なら仕方がないと思うのかも知れない。
これが同じ金額を払うにしても、単車の改造費だとか飲み代だとか、タバコ代だと言ったら怒るだろう。



デザイン(11/5)

◆ 最近元気なauから久々のストレート型移動機が発表されている。
機能というかファーム的には従来機のものを若干手直しした程度だが、そのデザインには専門家を使うなどしている。
ドコモの夏野氏も言っているが、携帯電話を売ろうとした場合に機能はともかくとしてデザインに力を入れる事が必須なのだという。
その点でINFOBARは一歩先を行くスタイルなのかも知れない。

◆ 欧州あたりの携帯電話を見ると、使いにくいのではないのかというようなある意味奇抜なデザインのものも見かける。
ダイアルボタンの配置にしても形状にしても、およそ人間工学とはかけ離れていそうなスタイルなのだが、それが市場にあるという事は市場がそれを求めているという事を意味しているのだろう。
日本でも三菱製のデザイン重視(らしい)移動機が発売された事があったが、果たしてあれば売れたのか。

◆ INFOBARに関しての話題は多く、量販店でもモックアップを見て触る人は多いという。
ただしこれ、液晶部が回転するタイプの移動機でも見られた現象である。
だからといって、その物珍しい移動機に人気が出たかというと否なのだ。
人目を惹くというのと、それを所有してみたいと思う心とは違うようだ。
折りたたみ全盛の携帯電話市場にあって、このデザインされたストレート端末が売れるかどうかで今後の流れが見えてくるのかも知れない。



値下げ?(11/4)

◆ 選挙対策の一環として?首都高速道路料金の夜間値下げが実現しそうである。
ETC車載器搭載車両に限って、通行量の減る夜間の料金を割り引いてみましょうかというお話しだ。
高額な高速料金にあえいで一般道を爆走するというトラックの話は以前にも書いたが、この割引によって一般道周辺住民の安眠は確保されるのだろうか。
そもそも不況で高速道路料金も節約しなければならない運輸業界にあって、ETC車載器を購入する事など出来るのかという疑問がないわけでもない。

◆ 高速道路を長距離走る車両に関しては現状でも割引制度が設けられている。
割引率的には大きなものではないのだが、元々の額が大きいからそれなりのメリットはあると思う。
この制度の一つに、一部区間のみ一般道を走行するよりも高速道路をずっと走っていた方が料金が安くなりますよと言う事もありそうだ。
高速料金が高いために一般道をトラックが走り、その騒音と振動と排ガスで付近住民からクレームが絶えない現状を考えた場合、長距離割引は一見理にかなっているように思える。
所が前記の通り、ETC車載器を搭載していないトラックがまだまだ多いわけで効果はあまり上がっていないのが現状なのだとか。

◆ そうそう、この首都高速料金の夜間割引だが選挙が終わった後は廃止されるかも知れない。
数ヶ月間実験的にやってみるというのが政府の言い分だからである。
今でも夜間工事などで昼間以上に渋滞している区間を見る事の多い首都高速なのだが、夜間割引で渋滞状況に変化は出てくるのだろうか。
料金の安い夜間にトラックが集中する事になれば、過酷なドライバーの労働条件は更に拍車がかかりそうな気もする。
もちろん値下げには賛成するけどね。



表記(11/3)

◆ 以前から不思議に思っていた事がある。
CG(自動車雑誌)のトルクは○○Kgmではなく、○○mKgと書いてある。
まあ、意味的に間違っては居ないのだが何故mが先に来るのだろう。
この本に習うと、KWhはhKWになっちゃったりするのかな。
何とも解りにくい書き方である。
最近はNmが使われているし併記期間も過ぎた(らしい)が、これもmNとひっくり返しに書き始めるのか興味ある所だ。
CG誌は比較的校正が良くできていて間違いが少ない。
もっとも最近のワープロ時代を反映してか、それまでは漢字表記しないものまで漢字にして記す傾向があるのは他の雑誌と似たり寄ったりなのかも知れない。

◆ IMBはフロッピィディスクの事をディスケットと書く。
笑い話のような出来事なのだが、私の知人はディスケットがいったい何なのかが解らずに電話をしてきた。
で、それはフロッピィの事なのだよと教えて一件落着したわけだが、専門用語(か?)は少しの違いで全く解らなくなってしまうと言う見本だ。
外国語のカタカナ表記にも色々ある。
Pulseも電気屋さんはパルスと読むが、プルスと使う業種もある。(ドイツ語読みから来た?)トリム→ツリムとか、それだけ聞いたのでは一瞬何のことだか解らない。
Channelも電気屋さんはチャネルと書くが、一般的にはチャンネルなのだろうか。

◆ erをのばさない、例えばモニターをモニタと書く事が電気屋さんでは一般的になり、これによって本などの文章量が相当減ったのだそうだ。
所が多くの日本語変換辞書は最後をのばさない表記に対応していなかったりして、何とも不便なのだ。
カタカナ表記の違いや専門用語などを集めた、○○業種向け変換辞書なども存在するのだが、徐々にでも統一して頂きたいものである。
SI単位系への移行は余り問題なかった(と、私は思っている)訳だが、米国あたりは難しいんだろうな。

◆ そう言えば日本も寸尺を昔は使っていたっけ。
未だに建築屋さんはこの単位系を使っているようだし、実際の家の寸法にしたってこれが元になっている訳だ。
最近はメートル単位で区切った家も出来はじめているが、家の場合には家具やその他の寸法もあるわけだから何かと問題も多いのだろう。 自動車のトルクや出力にしても、○○馬力と書けばキリが良かったものが、KW表示になると半端が出たり。
トルクにしても同じ事である。 



初期のデジカメと同じ?(11/2)

◆ D505isは記録画素数200万画素を誇るドコモの新シリーズの一角である。
実画素数は100万だが、ハニカム構造のCCD採用によって記録画素数は200万となっている。
実際に絵を見てみると、一昔前のメガピクセルデジカメというか画素数だけは増えたが写りのレベルとしては物足りないというのが感想だ。
メガピクセル携帯登場時には、携帯電話内蔵のカメラにしては立派な写りであると評価した訳だが、200万画素を誇りながらも100万画素デジカメの絵にも遠く及ばないとなるとちょっと情けなく思ってしまう。

◆ 携帯電話内蔵デジカメ性能は今後も登場するであろう200万画素級、或いはそれ以上の画素数のモデルを見なければいけないとは思うが、デジカメの時にも触れたレンズ性能という問題が露呈した形になっている。
レンズは高価な部品であると共に、100万画素を超える解像度要求に応えようとすると光学機器メーカの力を借りる以外にはない。
光学機器メーカが携帯電話を作るならともかく、携帯電話メーカの設計部門のみではデジカメ部の設計が出来ないというのが現状だ。

◆ 実際、D505isでもレンズ部にはフジの名前が刻まれている訳だが、大きさや重さやコストを考えると画質的にはこんなものなのかなと思ってしまう。
確かに周辺部の歪みは余り気にならないレベルではあるが、歪みや収差云々を言えるほどの画質ではないような気もする。
D505isの場合には、パンフォーカスだからある程度ピントの甘さは仕方ないのかも知れない。
別の機種ではAF機構搭載モデルもあるのだが、シャッタボタンを押してからAF動作を行うモデルもあったりして(消費電力低減策か)、今度はシャッタボタン押下から撮影までのタイムラグが気になったりする。
携帯電話内蔵デジカメの過渡期なのか。
メガピクセルは主流になるのだろうか。
今後のモデルにも期待したい。



年金だけではない(11/1)

◆ 以前に年金を使って無駄な保養施設を作ったという話を書いたが、何もこれは年金に限った事ではない。
議員連中は運用と謳いながら公益法人を作り、失業保険も使いまくっている。
使い方は年金財源の浪費方法と同じで、保養施設だとか何だとか言いながら数千億円を使ってしまっている。
当然の事ながら結果は年金の場合と同様であり、投資した金はどぶに捨てられた格好になる。
雇用保険料は比較的低価格ではあるのだが、それは失業率が低かった為だ。
終身雇用などと言われて、日本人の場合には転職するケースが余り多いとは言えない事も働いているのだろう。

◆ だがここの所の失業率上昇で財源不足が見えてきた。
すると支給制度の見直しで出口を絞る一報で、掛け金の増額などを政府は始めている。
こうして余剰金(我々からすれば余剰などと言う事はあり得ないはずなのだが)を投資という名でファミリー企業などにバラまく。
無駄金にうるさくなりつつある税金投入の事業より、風当たりの少ない年金や雇用保険料や健康保険料を食っていた方がオイシイのだろう。
その保養施設は年金の場合と同様、かけた費用の1%以下という破格で売りに出されている。
いや、こんな値段では売るという感じではないな。
高く売れそうなケースとして中野サンプラザがある。
建設費用がおよそ100億円、売却はその半額で交渉中だという。
一方で埼玉県に3,000万円近くをつぎ込んで作った施設は、その売却価格が千円ちょっとだと言うから驚く。
一千万円ではない。千円である。

◆ こうした無駄金を使わなかったとすると、実に40万人×90万円の支給が出来る計算になると言うのだから、全く何を考えているのやら。
これらは役人やそのOBが「自分が作ったんだぞ」という事を主張するためだけに金を使いまくった結果と言えるだろう。
それでも施設を作って何らかの役に立てば我慢も出来ようと言うものだが、売却施設のほとんどは施設維持のために毎年赤字を出しているという情けなさ。
そしてこういった無駄遣いは今後も是正されそうにない。



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