値下げの予感(7/7)
◆ まだ1ヶ月近く先の話だが、auの定額プランが少し変わる。
おそらくこれはFOMA対策だとは思うのだが、現在の定額料金\4,410に対して、\2,100のプランが増える事になる。
と言っても完全な使い放題ではなく、\2,100で使用出来るのは4万パケットまで。
その後は従量課金で8.4万パケットまで料金が加算され続けるが、8.4万パケット以上使用した場合でも定額プランの\4,410以上の請求が来る事はない。
これはなかなかお得な感じだ。
ね、そう思うでしょ。え?思わない?思わないあなたはauの料金に詳しい人でしょう。
つまり4万パケットまで使わない人にとって定額契約はお得ではないと言う事なのです。
既存の割引プランの方が良い訳。
ただ、単に8.4万パケット以上使っても\4,410以上請求はされませんよと言う安心感はある。
もっとも定額プランを選択したとしても、毎月8.4万パケット以上を使い続けるユーザはそう多くはないのかも知れない。
月額\4,410は高いけど… でも\2,100ならと思う人は多いのではないか。
民間の調査会社によれば、定額料金として支払っても良いと考える金額は\3,000程度だそうだ。
最近のauはドコモ的な、料金惑わしプランを考えてきたという感じ。 auなら準定額が\2,100!!と、宣伝したいだけかな。
これも立派なFOMA対策ではあるけれど。
◆ FOMAにしても、定額プランで1万円以上という価格設定にしたのは、その程度金を取っていれば赤字にはならないだろうという事だと思う。
要するに食べ放題のレストランと同じだ。
\2,000で焼き肉食べ放題。
なんかお得な感じがして足を運んでしまうが、客の中で"元を取って帰る"人の割合は余り多くはないのだろう。
だからこそ商売が成り立っている。
◆ もしかしたらauは、WIN加入者が意外に少ないと思い始めたのかも知れない。
もっとWIN契約を増やせばコンテンツプロバイダは喜び、活気が出る。
もっとも私から言わせれば、定額携帯は移動機の選択肢が狭い事も影響していると思う。
FOMAと違って何でもかんでも定額携帯が出来るというわけではなく、定額契約を行うには専用機が必要なのだから。
◆ 定額プランもこうした価格競争になってくるのはユーザとしては嬉しい事である。
ドコモが本腰を入れるのはHSDPA導入以降だとの話もあるが、auの出方によっては現状のプランを更に値下げしてくる可能性もあるだろう。
通話より通信でARPUが上がってきていた訳だが、最近はそれも頭打ち傾向だという。
料金割引や定額制のスタートで通信量の割にARPUが上がらないという事と、ユーザ自体が必要な時に必要なものしか見ないという使い方をし始めているのが原因だとか。
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