熱帯魚を飼う(52)
■ '00/2/14
バレンタインデーなので魚にチョコレートを与えてみた。
ってのはウソである。
90cm水槽の魚が何匹か死んでいる。
何が起きたのか良くわからないし、死んだ魚に異常は見られない。
死んだのはホワイトレモンテトラとグーラミィだが、コイツらは1年で寿命と言うことはないだろう。
トニナは思いっきり切ってしまったので、水槽内はスッキリである。
蛍光管も交換して明るくなったし、水も澄んでいる。
pHだって日中の5.6程度から、炭酸ガス添加停止後で曝気時の6.5前後だから異常とは思えない。
注文していた水槽が来週送られてくるそうだ。
どこに置いておこうか。
新居に先に置かせて貰えれば問題ないのだが、900×450×600の水槽2本だから今住んでいる家に置くのは辛いのである。
ガラス厚も10mmなので透明度も少し心配。
高さを450mmに押さえれば9mm厚のガラスで出来たのだが、高さを欲張ったら10mm厚になってしまった。
昨日はEHEIMの2222を使用したカルシウムリアクタを作った。
炭酸ガス溶解部はADAのパレングラスを塩ビ管のソケットにシリコン接着した。
これが笑っちゃうくらい丁度良い大きさなのである。
溶け残りの炭酸ガスを反応させるために、太めの塩ビ管でセカンドステージ?も製作予定だ。
アクリルパイプを使えば見栄えは良いが、塩ビ管の50倍近い値段を覚悟しないといけない。
■ '00/2/15
イサザアミ死亡率が高くて、餌として与えている分と死んでしまう分が同じくらいと言う情けなさ。
底砂補充で水質が安定したのか、水の濁りは無くなった。
週末にはまたイサザアミを買い出しに行かなくては。
USから輸入したpHメータやORP計は電池で動作させているが、未だにバッテリ切れにはならない。
普通のマンガン電池で良く持つものである。
pH計は小数点以下2桁までの表示分解能があるが、絶対精度がどの位なのかは分からない。
pH計の精度はセンサそのものに依存する。
なのでホビー用センサとかラボ用センサとかが売られているわけだ。
この分野では日本のメーカは遅れていて、価格と性能は米国製にはかなわないらしい。
この辺りの比較はこことここに書いた。
■ '00/2/15
イサザアミが減ってしまったので出かけたついでに200匹買ってきた。
買ったのは横浜町田インター近くの店で、ちょっと高い&アミは小さめなのだが。
価格だが、以前は100匹で\980だったのが\780に値下げされていた。
ついでに低比重まで測れる比重計も買ってきた。
で、イサザアミ水槽の比重を測ったら1.02程ある。
おかしいな。
確か1.01近辺に調整したはずなのに。
で、海水水槽の比重を測ったら1.03もあるではないか。
以前から使っていたKARE'SのSeaTesterで見ると1.023付近である。
一体どちらが正しいのだろうか。
そこでUSから輸入したサリニティモニタ(導電率計)で測ってみると1.03をわずかに超えるところを表示する。
って事はこれまで使っていた比重計が狂っていたと言うことか。
2対1でKARE'SのSeaTesterが狂っている事になるが、念のため明日にでももっと原始的な比重計を買ってきて確認してみよう。
しかし1.03が本当だとしたら、魚も無脊椎も良く生きているものである。
(イサザアミ死亡率が高いのもこの為か)逆にSeaTesterが正確だとするとCORALIFEのDEEP SIXが狂っていると言うことだ。
しかし比重計を新たに買わなければ誤差に気づかず、サリニティモニタで読んだとしても導電率換算比重がおかしいのかな?位に考えてSeaTesterを信じたに違いない。
比重以外でも、亜硝酸濃度や硝酸塩濃度、カルシウム濃度などは複数の試薬で測った方が良いと言われる。
特にカルシウムは試薬によって100ppm程度は簡単に違いが出るそうだ。
天然海水を試薬で測って、それを基準にカルシウム添加を行うか或いは試薬自体をキャリブレーションする必要があるのかも知れない。
しかし400ppm前後のカルシウム測定で100ppmも狂っていたら当てにならない。
試薬が水槽水中の他のイオンに妨害されるとも考えられるが、所詮ホビー用の試薬とはこの程度のものなのだろうか。
なおD-23はイオン測定も可能なので、準備が出来たらこれでカルシウム量を量ってみたいと思っている。
■ '00/2/16
比重計のテストを行った。
これによってSeaTesTerはゴミ箱行きとなることが確実だ。
コイツのおかげで海水水槽の比重は1.03
を超える濃度にまで上がっていたのだ。
毎日少しずつ真水を入れて、少しずつ比重を下げることにしよう。
それにしてもヒドイ製品を売っているものである。
たとえ製品不良だったとしても、品質管理が悪過ぎというものだろう。
比重を下げるために真水を入れた。
サリニティモニタでは1.0287辺りとなり、NISSOのガラス管式は1.029を、SeaTesT(SeaTesTerではない)は1.028を示した。
このまま約30分間置いて、さらに1.027まで下げた。
後は明日の朝に少し下げることにしよう。
■ '00/2/17
比重調整をほぼ完了した。
今の段階で1.025位。
明日の朝には1.023辺りまで下げても良いだろう。
比重を下げたからと言って水槽に変化が見られるわけではない。
魚も無脊椎も変化無しだ。
引っ越し時期が早くなったって3月14日頃に水槽を移動しようと思っている。
新水槽の立ち上げは3
月10日頃から行い、13日か14日頃の生体を移すかな。
何しろ配管やら何やらを行わなくてはいけないし、それには丸一日かかりそうな気配だ。
その後でRO/DI水を貯めはじめて、CPFからライブロックなどを送ってもらってと忙しくなる。
水草水槽の方は全面的に水草を変えるか、今のままトニナとオランダプラントメインで行くか悩んでいる。
今度の水槽は高さがあるので、今まではすぐに水面に達してしまったような水草も植えられると思うのだ。
それにトニナ水槽もちょっと飽きてきた感じ。
トニナという草自体は好きだし、トリミングの手間もかからない方だ。
コケも付きにくいし調子よく育っているときには手が掛からない水草である。
欠点は大きく成長させると光の当たりにくい下の葉が枯れてくること。
これは他お水草より顕著で、それだけ強い光を要求すると言うことだろう。
同じような(って、違うけど)水草でもホトニアは少々光が当たらないところがあっても大丈夫だ。
ADAのカタログ写真でも見て研究しようかな。
■ '00/2/19
60cm水槽の比重は1.0225程度と正常化した。
硝酸塩は2.5ppm,リン酸は0.5ppmで高めなのはリン酸吸着剤を交換していないからだ。