ALPINA(3/10)
◆ ALPINA B10 V8ってヤツを見てきた。
4,600ccのV8から355Ps/499Nmを発生する辺り、さすがBMWエンジンと言った感じ。
最高出力が得られる回転数が5700rpmと低めなのは排気量からして仕方ない事だろうか。
最高回転数をもう少し高めたら面白そうなのに。
元々のエンジンは4,400ccの286Ps/440Nm版だろうか。
コイツをベースに70馬力近くもチューニングしたと言うことか。
Benzの場合はノーマルが5,000ccで306Ps/460Nm、これをAMGは5,500ccに拡大して353Ps/5,500rpmと530Nmを得ている。
BMWはDOHCの4バルブで、バルブタイミング位相機も付いている。対するBENZは何の変哲もないシングルカムの3バルブだから排気量あたりの出力という点では見劣りする。
◆ ALPINAの排気管は左右バンク独立してテールエンドまで続く。当然メインマフラーも2個付いている。
この辺りがノーマルとは違う様子なのだ。
内装は当然という感じで革がふんだんに使われているが、そこに独特のステッチがあって雰囲気だ。
ホイールは19インチの物が付いていた。フロントが245/35でリアが275/30だったかな。
BMWは大径ホイールの似合う車だと思うが、19インチは迫力という感じ。
なのだけれど、ブレーキがフローティングキャリパーってのが残念という感じ。しかも大径ホイールの隙間からクロメートメッキ風のキャリパーがよく見えるのだ。
メーカ公表の最高速は279Km/hとの事だが、リミッタは付いていないのかな。
AMG辺りではリミッタ外しが当たり前というような感じもあるそうだ。せっかくAMGを買ったのに、アウトバーンで他社にスッと抜かれてしまうのは気に入らないと言う事らしい。
そんな車に大金は払えないよと彼らは主張する。そこで暗黙のリミッタカットが行われ、速度計の盤面を有効に使えるようにして走り回っているのだとか。
◆ R129とR230に関する書籍について書いてみました。
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