借金(8/29)
◆ 昨日の続きのような話であるが、道路公団の借金40兆円。
これは一体どのくらいのお金なのだろうか。
例えば毎日休まず1億円使ったとしても、40兆円を使い切るまでには1,000年以上もかかってしまう。
高速道路整備が始まったのはいつ頃だろうか。
今から40年くらい前だとして、年間平均1兆円を使うと40兆円だ。
(金利とか物価とかその他は考えないことにする)1兆円なら、毎日1億円ずつ使い続ければ27年でなくなる…って話じゃなくて、年間1兆円を使うには毎日27億円を消費すればいいと言うことか。
高速道路を造るのに、1mあたり何千万円だとか言う話を良く聞くが、仮に1m作るのに1千万円かかったとすると一日で200m程道路が伸びていくことになる。
いや、1兆円は借金の額だけだから建設に使用される(純粋に建設のみに使用される金ではなく、ファミリー企業にばらまかれる分も含めて)金はもっと多いはず。
◆ 日本の年間国債発行高ってどの位なのだろう。
30〜40兆円くらいかな。これに対して道路公団が40兆円…うーん。
平成10年度(古い)の政府支出金の多いところとして、雇用促進事業団への2兆円+、宇宇宙開発事業団への2.6兆円、原子力関係で4.3兆円など。
こう考えると原発による発電コストって結構高いのではないかと思ってしまう。
確かこの問題は、電力会社の試算がおかしいのではないかと問題になった事があったはず。
ちなみに道路公団には1.6兆円が投入(貸し付けではない)されて
いる。
国が金を貸したのに、返してくれないところは国民金融公庫で、
貸付金残高が10兆円近く、延滞債務2.6千億円。
住宅金融公庫は貸付残高72兆円!、延滞債務3.4千億円。
日本開発銀行は貸付残高17兆円、延滞債務1千億円だ。
このほかにも聞いたことの無いような○○公庫に数兆円から十
数兆円規模の貸し付けが行われていて、千億円から数千億円に上
る延滞債務が発生している。
◆ こうした色々な失敗事業などが赤字国債発行残高を押し上げ、今
やそれが600兆円にも達するのだとか。
減税先行型増税の話もあるようだが、アメリカ的不景気脱出手法
を何故日本は出来ないのだろうか。
やっぱり政治家や官僚のファミリー企業が儲からないようなこと
はダメなんだろうな。
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