使ってみました
水槽
フィルタ
濾過材
エアポンプ
炭酸ガス関連機器
照明器具
餌/肥料/薬/ケミカル
水質試験試薬
底砂
微量元素
吸着剤
微量ポンプ/プロテインスキマ
掃除用具/工具
クーリング機器
その他/電子機器/モニタ/浄水器
■ コトブキ 40cm水槽
曲面ガラスの水槽である。
40cm規格水槽より奥行きと高さ(EHEIMの2222を並べて使える)がある。
コンパクトだが規格水槽より水量があるので扱いやすい。
小型水槽としては良いかも。
■ NISSOスティングレー水槽
60cm水槽はNISSOの曲面ガラスのものを使用していた。
角がないことでワイド感が得られる。
ただしガラスが曲がっているので(例え中央正面から見ても)若干内部が歪んで見える。
角が曲面なのでコンパクトに見える。
おそらく最も売れている水槽ではないだろうか?
■ ADAウィルドグラス水槽
60cm/90cmはADAの水槽を使っていた。
ガラスが厚くて質感がある。
蓋を乗せるためのガラスとガラス蓋が当たると(角の部分が)細かくかけたりする。
その為ガラス蓋を乗せるところにはゴムを貼った。
ガラス蓋を乗せるための加工のないものもあるが、蓋を支えるためには(つまり、蓋を使うのであれば)台付きの方が良いと思う。
(メタルハライド照明を考えているのなら台の無いものの方が見栄えが良い)なお台付きの方が水槽の剛性は高い。
120cm水槽になると台付きの方がガラスが薄くて透明感がある。
(120cm以下ではガラス厚は同じ)台のないものはステンレス製の蓋乗せ金具が付いているが、そんなにピッタリはまるわけではないのでちょっとした弾みに水槽にチャポン..って事になる。
なお専用のガラス蓋は強化ガラスなのでガラス切りでは切れない。
四角い(つまり曲面ガラスでない)水槽を選ぶなら値は張るがお勧めだ。
■ コトブキ 水槽台
オーバフロー用の穴があけられている。
金属製水槽台より横剛性は高い。
が、内部に突っ張り式の棚を入れたら歪んでしまった。
市販の水槽台はコストの関係もあって必要以上の強度は有していないようだ。
私は不安なので補強して使っていた。
強度的にはADAの水槽台(スチール製)に横剛性アップと収納性を得るために板で箱形にカバーを付けると良いのではないだろうか? スチールラック単体だと横から押すと意外に揺れる。
スチールラックの場合には4本の足に全ての荷重が加わるので、下に煉瓦やブロックを敷くなどしないと床を痛める。
好みで選んでね。
■ EHEIM 2222 パワーフィルタ
60cm水槽に並べて置いてもフィルタの上面は水槽の水面より下になるので使いやすい。
コトブキの曲面ガラス40cm水槽の横に置いても使える。
飼育密度が高い60cm水槽や、水草水槽ではここまめに給排水パイプを掃除して流量低下を起こさないようにしたい。
内部はコンテナ式で掃除も簡単だ。
60cm水槽には、これ2台を並列で使用していた。
その後カルシウムリアクタに変身している。
60cm以下の水槽用にはピッタリだと思う。
■ EHEIM 2426 パワーフィルタ
ヒータ付きで60cm水槽程度の容量なら水槽内ヒータは不要だ。
音は無音に近く、交換用パーツ供給やメーカサポートも良好である。
ヒータとディジタル温度計付きは便利だが、フィルタケースからこれらの線が出ているのが(仕方がないことだが)邪魔である。
60cm水槽に最適でお勧め。
■ EHEIM 2228 パワーフィルタ
(旧水槽台内部)
2426に比較すると音はする。
決してうるさいというものではないが音はするのだ。
排水ホースに水垢が付くと流量が落ちるので注意。
ジャレコなどに比較すると割高感は否めないが、信頼性とパーツ供給などで安心感は高い。
お勧め。
■ 水槽セットに付属の上部フィルタ
意外に侮れないのが上部フィルタの濾過容量だ。
40cm水槽用でもエーハイメックやエーハイサブストラット1箱(700cc)を飲み込む。
しかも半ドライ構造なので生物濾過能力も高い。
流量が少ないものが多いので物理濾過能力には限界があるが、付属のウールマットではなくセラミック濾過材を利用すれば結構使える。
水草水槽には不向き(蛍光灯が上に置けない&炭酸ガスが逃げる)だが、魚主体なら結構使
える。
■ テトラ ワンタッチフィルタ
マグネットポンプ式で実売価格\1,500程度だから何と言ってもお買い得だ。
フィルタはカートリッジ交換なので、フィルタ交換時にはそこに付着したバクテリアも捨てることになる。
そこでエーハイサブストラットをネットに入れて非交換型として使っていた。
稚魚水槽などの濾過用途には吸水パイプにスポンジフィルタの交換用スポンジを付けておけばいい。
これで稚魚が吸い込まれることもないし、濾過能力もアップする。
値段の割に使えるフィルタなので、セカンドフィルタとして持っていて損はない。
一時的に吸着濾過が欲しくなったときは、コイツを水槽に引っかければいい。
マグネットポンプは吸水側に付いているので、ここに砂などを噛むとモータが止まってしまう。
(経験済み)一つ持っていても良いのでは?
■ スポンジフィルタ
濾過能力には限界があるしバクテリアの立ち上がりが遅いような気もするが、手軽に使えるので便利だ。
エアリフト式(ポンプ式もある)なので炭酸ガスは逃げやすい。
これも稚魚水槽で使っていた。
なお現在は水草水槽の夜間エアレーション用に使っている。
排水パイプに細工をして(ノーマルだと音がうるさい)水面に水が落ちるようにしている。
これで油膜防止効果が期待できる。
一つ持っていても良いのでは?
■ EHEIM エーハイサブストラット
セラミックの濾過材である。
水質に影響を与えず生物濾過を行う基本的濾過材だ。
各社から色々出ているが、これを使っていれば間違いはない。
ちなみに見た目が非常に似ているものが園芸店で手に入り、凄く安い。
■ EHEIM エーハイメック
筒状の物理/生物濾過材だ。
物理濾過もターゲットとしているので表面は比較的ツルッとしている。
従って長期間使用しても詰まることはなく、掃除も簡単だ。
濾過材としては安い方なのでお勧め。
■ パワーハウス淡水用
若干のイオン交換効果がうたい文句だが、2リットル程度の量では効果は期待できないかも。
エーハイムの濾過材の3倍の値段を出す価値があるかどうか疑問だ。
pHコントロールを行うには海水用と淡水用を使用して、その分量比を調整すると能書きにはある。
しかしpHコントロール作用には寿命があるらしいので、定期的交換が必要だろう。
濾過材の交換は濾過バクテリアを捨てることになるので、メインの濾過材としては不向きかも知れない。
好みで選んでね。
■ 麦飯石
最近は袋に入って安売りしている。
これは多孔質の石なので生物濾過材に使える。
売値は1Kgで数百円の場合があるので、これだとエーハイサブストラットより安い。
麦飯石だからどうの..って事を期待してはいけない。
単なる濾過材としては安いと言うことだ。
濾過材としては安い方なのでお勧め。
■ NISSO シータ6000
丸形エアポンプ
静圧と流量は十分だが、何せ振動が大きい。
能書きには「静かさ」が強調されていたが、床に置くと共鳴してうるさい。
現在は防振ゴムを下に敷いて寝かせて置いてある。
もっと静かなものを選ぶべきである。
お勧めしない。
■ ジャレコ 炭酸ガスミキサ
炭酸ガス溶解度を上げるにはこれでしょう。
割高だけど。
従って丸形パワーフィルタを安売りしていたら、これに加工を施して使った方がお得である。
実売価格はパワーフィルタよりも高い。
なお、コイツはかなりの流水抵抗になる。
オマケに90cm水槽で炭酸ガス濃度を上げようと思うと溶けきれない炭酸ガスが排水側に出てくる。
(内部にジャレコの拡散器使用)内部パイプを加工して使用中。
自分で改造できる人にはパワーフィルタを買った方がお得だと思う。
■ ジャレコ 拡散器
プラスチック製で逆流防止弁が内蔵されている。
泡の細かさの点ではADAを凌ぐ。
コケも付かない。
現在は炭酸ガスミキサ内で活躍中。
なおセラミックプレートは漂白剤で洗う(浸けておく)と復活する。
ADAのバブルカウンタ4泡分が1泡って感じで、90cm水槽級でも泡数を確認できる。
ADAより見栄えは悪いけど..
■ ADA パレングラス
何と言ってもガラス製で見栄えが良い。
ただしコケが付くのと炭酸ガスの気泡が大きい。
溶解率を上げたいなら上に筒をかぶせて、その中にパワーフィルタの排水を噴射すればいい。
コケ防止にはパレングラスの下の部分(や、ホースの中)に木酢液を入れておく。
これで多少はコケの付き方が減る。
現在はこれを海水水槽用のカルシウムリアクタに使っている。
見栄えは良いがコケが付くので、掃除の好きな方にはお勧め。
■ ジャレコ 炭酸ガス濃度チェッカ
プラスチック製のケースに試薬を入れて水槽内に設置する物。
反応速度が遅い(pHを測っている)ので飾り程度の意味しかない。
炭酸ガス濃度は水槽を維持していくうちに経験的に解ってくる。
お勧めしない。
■ ADA 逆流防止弁
ガラス製の筒の中に赤いガラス玉が入っている。
止水効果は低いが、ガスの出方が音(内部のガラスがカチカチ言う)で分かるのはメリットかデメリットか。
見栄えだけは良い。
(ADAのパレングラス付属のプラスチック製逆流防止弁は寿命が短い)見栄え以外に買う価値はないと思っていたが、半永久的寿命も魅力。
■ ADA バブルカウンタ
拡散器を炭酸ガスミキサに入れてしまったのでこれを使用している。
60cm水槽用なら良いが、90cm以上だと泡数を数えきれない。
見栄えが良いので60cm以下の水槽にはお勧め。
■ ジャレコ スピードコントローラ
小型水槽用には低流量域でのコントロール性に難がある。
60cm以下の水槽ならやめた方が良い。
90cm以上には良いかも。
■ ADA スピードコントローラ
低流量域でのコントロール性はこちらの方が上である。
アクア用品として比較すればジャレコのものより安い。
ただし工業用はもっと安い。
低流量時の調整が楽なので60cm水槽にもお勧め。
■ 大型ボンベ等
アクア用の小型ボンベではランニングコストが高くてたまらない。
そこで大型ボンベを使用する。
ボンベは工業用ガス屋さんで手に入る。
レギュレータは大型ホームセンターなどでも入手できるし、ガス屋さん経由でも入手できる。
電磁弁はCKD製が使える。
いずれもアクア用品の半額程度で入手可能だ。
なお電磁バルブはボンベになるべく近いところに取り付けるべきである。
炭酸ガスは分子がさほど小さくないので、ホースを通して漏れる割合は少ないが念のため。
大型ボンベなら電磁バルブを使わずに炭酸ガス添加しっぱないでも良い。
夜間はエアレーションで爆気すれば済む。
なお工業用レギュレータの見栄えが我慢できない向きにはジャレコの水槽用大型ボンベレギュレータがある。
ただし値段は工業用(酸素用)の2倍以上だ。
ADAのレギュレータは(確か)ネジ経が違うので直接付けられないかも知れない。
本格的にやるならお勧め。
■ ADA 903 90cm水槽用3灯ライト
汎用32Wライトとしては('99/5月現在)ADAとNISSO程度しか見あたらない。
ADAのものはグロースタータ方式なのですごく重い。
そしてすごく発熱する。
NISSOのものは管電流を押さえてあるようで暗い。
ADA器具の発熱に耐えきれずにインバータ改造を施した。
NISSOのものは元からインバータ方式なので発熱度合いは少ないだろう。
しかしNISSO製は一度発煙して交換となった。
もちろん自分で改造した方は信頼度バツグン!NISSOのインバータライトの方が良いかも知れない。
(自分の水槽に設置できるか確認して)
■ コトブキ 90cm水槽用2灯ライト
これは30W管が2本である。
従って水槽の端の方は暗くなってしまう。
メリットは非常に奥行きが小さくできているので、水槽上面の半分にこれを置いても給排水パイプの場所は確保される事だ。
これもインバータ改造&32W改造して使っている。
改造しないと端が暗いので30W管を使用したものはお勧めしない。
■ NISSO 60cm用インバータ2灯ライト
水槽セット付属の物はインバータ改造して使っている。
NISSOのインバータライトは防水用プラスチック板がついていて、ガラス蓋を使わない場合にも安心だ。
反射板が白色塗装ではなく鏡面なのも嬉しい。
照明を4灯設置するならこれ2台が良い。
3灯でよいのならNISSOから3灯のインバータライトが発売されている。
(すこし暗い)小型軽量で発熱も少ないのでお勧め。
■ PG2
植物育成用ランプと称されるものだ。
赤と青のスペクトルが強く、植物の光合成に必要な波長と一致している。
450nm〜500nmを好むと言われる藻類の発生も押さえられる。
ただし視覚感度が低いところに波長のピークがあるので暗く感じる。
緑のスペクトルが少ないので、水草の緑がくすんで見える。
好みで選んでね。
■ PG3
PG2に緑のスペクトルを加えたものである。
色温度は余り高くないが、水草もそこそこキレイに見える。
色温度は4000K位だろうか? 20W管ならほぼ同じ特性の家庭用高演色管の方が安くて良い。
好みで選んでね。
■ PG5
かなり明るく感じる。
色温度も高いと思う。
水草がキレイに見える。
ADAのNAに近い感じである。
PG3よりキレイに見えるのでお勧め。
■ 12000
色温度の高い、若干青みがかった蛍光管である。
PG2と組み合わせても負けない程度の青みがある。
水草もキレイに見える。
PG2と組み合わせて使うと良い。
60cm水槽/90cm水槽で使用中。
ADAのNAランプより明るい。
明るさ的にはトップクラスだと思う。
水の透明感が増して見えるのでお勧め。
■ KS 17000
無脊椎用と称されるからもっと青いのかと思ったが、意外に淡水水槽にもマッチする。
見た感じは12000Kより多少青い程度。
PG2との組み合わせでアーリーも美しく見える。
PG3
の代わりに十分使えると言うか、PG3の2倍くらいの明るさがあるのではないかと思ってしまう。
水の透明感が増して見えるのでお勧め。
■ ADA N
かなり明るく感じる。
PG3より色温度は高い。
水草の緑はキレイに見えるが、12000K程のインパクトはない。
たぶんPG5に近いスペクトルだと思う。
寿命は短いらしい。
PG3よりはお勧め。
■ プラントルクス
PG2に緑をちょっとだけ足したような感じだ。
水草の緑がPG2ほどはくすまない。
見た目は紫っぽい感じでPG2に近いが、PG2よりは明るいようである。
コケ対策用に32W管を使用中。
NAと組み合わせても良いのでは?
■ 熱研 電球型蛍光管
電球型蛍光管を反射鏡付きガラスに封止したような感じ。
白熱電球用の器具に入れるだけで点灯するのは、内部に点灯用インバータ回路が内蔵されているため。
14W型なのでさほど明るくはないが、蛍光灯にはない指向性のある光が得られる。
色温度は3種類あり、今回はブルーライトを使用してみた。
■ 岡村スーパークール115(写真中央、丸形のもの)
電球型(と言うのも変だが)のメタハラである。
消費電力180Wで出力150Wだ。
半導体式のインバータが付属し、ダイクロイックミラータイプなので赤外線放射量が少ない。
配光特性の違いもあるが、蛍光管を同電力分並べたよりは明るく感じる。
色温度が高いというか、蛍光管よりかなり白っぽい光は非常に美しい。
イグナイタ/安定器は半導体式で軽量だ。
バルブ自体は6500K程度の色温度で、ダイクロイックミラーで反射された光は22000K程度らしい。
演色性が高いので何にでも使える。
バルブも数種類の色温度とスポット/散光が選択可能。
メタハラランプの寿命は6000時間点灯で光量1/2が一般的である。
小型軽量低価格に加えて水温上昇が少ないのでお勧め。
■ TFWサンライトH70アクア(右側、左側は「プラント」)
70Wながら150Wと同等の明るさだとメーカは言う。
スーパークールと比較してみると、なるほど照度は余り変わらない。
おそらく視覚感度の高いスペクトルが沢山出ているのだと思う。
もちろん配光角等を考えれば150Wと同等とは言い難く、あくまでも70Wなのだ。
スーパークールの色温度が22000K程度らしく、サンライトH70アクアは同10000K付近だとか。
スーパークールに比較すると緑っぽい感じがして緑系の無脊椎はキレイに見えるが、演色性を考えると無脊椎水槽に相応しいと言えるかどうか。
色の自然さではスーパークールの方が上だと思うが、消費電力対明るさという面でサンライトのメリットは大きい。
外観的にはスーパークールより高級感がある。
90cm水草水槽に32Wの蛍光管を6本並べると250W(インバータでない場合)程度の消費電力になり、サンライト2台なら170W程度である。
でもサンライトの方が明るい。
イグナイタ等は半導体式で小型軽量だ。
これと同じボディーのハロゲンライトはホームセンターで\3,000程度。
インバータ(\7,000
程度)とメタハラ電球(\5,000〜)を別に買って自作すると2万円程度で同様のものが完成する。
60cm水槽には1灯で十分、水草水槽は蛍光灯からこれに変更した。
■ アストロビームライト(250W)
公称10000K以上と言われるアストロビームを使ったメタハラ灯具だ。
ブルー系のメタハラは暗いものが多いが、アストロビームは青さが薄い(演色性がある)分明るくなっている。
250Wタイプは150W品より白っぽい光を発するが、それでも蛍光色のサンゴは十分に美しく見える。
アストロビーム250Wは水面上30cmに設置すると90cm×60cmの広範囲を照らせる設計だ。
この為水面近くに器具を設置することが可能で、その分有効照度が無駄にならない。
イグナイタ内蔵安定器はトランスタイプで、これはすごく重く発熱もかなりある。
海水水槽にはピッタリの色と照度だと思う。
■ 餌
ADAのものは、匂いはいい(人間にとって)が食いは悪い。
日本ペットフードのチャーミーグッピーは比較的よく食べてくれる。
コリドラスフードはエビが持ち逃げするので、日本ペットフードのチャーミーチップス(ガラス面に張り付ける餌)が良い。
これなら重くてエビには持てない。
キョーリンの光クレストカラシンは余り食いが良くないな。
好みで選んでね。
■ 餌
冷凍イサザアミ(GAMMA)は食いも良く水を汚しにくい(リン酸放出度が低い)のでお勧め。
活イサザアミが最適だが管理が面倒なので冷凍を使う。
欠点は手に入りにくいこと。
海水魚にはお勧め。
■ 木酢液
コケを洗ったりするのに一本あると便利である。
pH=3の強酸性で、なめると舌が痛い。
水換え時に5ccほど添加している。
pH降下用途としても使える。
園芸店で購入でき、購入時にはタール分が含まれていないものを選ぶこと。
500ccで700円位なので持っていて損はない。
■ pH降下剤
水道水のpHが高いときに使っていたが、主成分のリン酸(?)を水草が吸収してしまうようで、水草水槽での効果は少ない。
使い始めると毎日添加しないといけなくなり管理が面倒だ。
試薬用塩酸を200リットル水槽に対して2ccも入れればpHは1程度下がる。
魚や水草は死ななかった。
使わない方が良い。
■ pH降下(上昇)ブロック
水中に入れておく、石膏みたいな大きな錠剤。
大量に入れれば効果があるのかも知れないが、私の経験では効果はない。
使わない方が良い。
■ リーフボンドの類
エポキシ系接着剤で、防腐剤の入っていない家庭用のものと同じ。
家庭用を買えば値段は1/3
以下である。
サンゴやライブロックを接着する使い方より、台座を作ってその上にサンゴを置いたり、ライブロックを引っかけるフックを作ったりという使い方が良いと思う。
アクアリウム用は高い
■ ヨウ素殺菌カプセル
白点病防止で使っているが、ミナミハコフグの白点が即座に消えるわけではない。
白点が消えるまでに1ヶ月を要したのだが、これも効果のウチか。
たぶん紫外線殺菌灯やオゾン添加ほどの効果はないのでは無かろうか。
これに関しては今後も調べていく予定
■ 唐辛子(鷹の爪)
白点病が発生したら鷹の爪だ。
2〜3個を縦に切って水槽に入れ、水温を28℃くらいにしておけば収まるはずだ。
なお病気によって水温を上げた方が良い場合と下げた方が良い場合があるので注意。
お勧め。
■ グリーンFゴールドリキッド
水草に害が少ない(塩分が入っていない)カラムナリス魚病薬だ。
水草に害はないとは言っても規定量を添加すれば水草の生長は阻害されると思う。
規定量の1/4なら水草に害はなかった。
しかし生長が一時的に止まることがある。
病気が治ったら水交換を毎日行うくらいにし、活性炭などに魚病薬を吸着させれば良いかも知れない。
(私は何もやらなかった)好みで選んでね。
■ アクアセーフ
重金属中和とエラ保護コロイド剤だ。
以前は水交換時に使用していたが、今は使っていない。
好みで選んでね。
■ コントラコロライン
塩素中和剤だ。
塩素中和は塩を生成するので水草には良くないらしい。
塩素濃度は各地域によって、或いは季節によって違うので塩素濃度試験試薬でコントラコロラインの必要量を見極めた方が良い。
多少多めに入れても害はないが、沢山入れすぎると魚が死ぬ。
コントラコロラインの成分はチオ硫酸ナトリウム(ハイポ)なので、これを買ってきた方が遙かに安い。
が、中和が面倒なら浄水器にした方が良い。
好みで選んでね。
■ バイコム78
いわゆるバクテリアの基(素)だ。
水槽立ち上げ時に使用したが効果の方は???なお一旦バクテリアが出来上がった水槽に入れるべきではない。
これに頼らなければならない状態なら濾過能力アップが先決だ。
なおバクテリアの餌というか、微量元素は定期的に入れた方が良い。
BICOMから出ているバクテリア用基質は5本で\980と値段も手頃。
立ち上げ時にBICOM78を、その後は基質だけ入れよう。
■ 麦飯石溶液
サンプルを沢山貰った手前買う羽目になってしまった。
が、殆ど使っていない。
水槽トラブルが起きそうな不安をうち消すための精神安定剤として有効かも。
なお濾過が出来ていない水槽に使っても水は余り澄まない。
逆に濾過が出来ている水槽なら澄んだ水になる。
石の粉なのでパワーフィルタのモータシャフトに悪そうである。
好みで選んでね。
■ ADA バクターボール(バクター100)
水槽の前面ガラスと底砂の間に着くコケは見苦しいものだ。
テレカで掃除すればすぐに取れるが面倒である。
そこでこの隙間にバクター100をまいておく。
これで多少はコケの着き具合が緩和される。
無理には勧めない。
■ ADA STEP2
容器が良い。
微量元素しか含んでいないのでコケ発生の心配は少ないが、これだけで水草の生長が促されるものではないと思う。
ハイポネックスなどと合わせて使用するのが正しい。
好みで選んでね。
■ ハイポネックス開花用(開花促進液)
安いのでお勧めだ。
添加しすぎると緑のコケが発生する。
なお「開花用」は窒素分を含んでおらず、肥料としては窒素分がないと有効性が失われやすいそうだ。
そこで(窒素分は魚が排出してくれるが、水換えが頻繁なときなど)窒素分を含んだハイポネックス「野菜用」や「ラン用」などと組み合わせて使うのも手である。
開花用は窒素/リン酸/カリウムが0,6,4であり、「ラン用」は6,6,6だ。
他にも6,10,6等の配分の物もあるので水草の状態に応じて使い分けられる。
なお添加量は60cm水槽に1cc/day程度、90cm水槽で4cc/day程度が良いだろう。
好みで選んでね。
■ ジャレコ フロラシオンプロ
即効性があるが添加しすぎは厳禁。
緑のコケが発生する。
使い方(使う量)に注意すれば比較的効果の高い肥料だと思う。
水草がかなり元気な90cm水槽で毎日5〜10ccが目安。
好みで選んでね。
■ ジャレコ フロラスティック
底床肥料である。
水に溶けにくくその分長持ちするはずだ。
添加しすぎてもコケの発生にはつながりにくい。
数ヶ月間有効である。
無理には勧めないが悪くはない。
■ ジャレコ フロラスティックプロ
バクテリア含有の底床肥料である。
フロラスティックよりは溶けやすい感じ。
数ヶ月間有効である。
無理には勧めないが悪くはない。
■ ADA アイアンボトム
ジャレコのものよりもっと溶けにくそうで固い。
が、実際に溶けにくいかどうか掘り出していないので不明だが、2ヶ月後に砂を掘り返しても形が見えなかったところを見ると溶けているのは確かだ。
(この時点でフロラスティックは溶けていなかった)無理には勧めない。
■ テトラ イニシャルスティック
これは溶けやすい。
即効性がある。
粒が揃っていないので使いにくい。
添加しすぎてもコケの発生にはつながらないようだ。
1ヶ月ほど有効である。
生長をやめて白化が起き始めていたグロッソスティグマが生き返った。
お勧め。
■ テトラ クリプト
錠剤のような固形肥料だ。
即効性がありコケの発生にはつながりにくい。
錠剤を4つ程度に割って施肥すれば良い。
有効な期間は短い。
割高感はあるが、お勧め。
■ セラ・ブラックピート
弱酸性で硬度の低い水を作るために使用した。
90cm水槽でpHは7.3が6.6程度まで下がった。
1箱千円程だが、これの方が安いのかADAのアクアソイルの方が安いのか?(アクアソイルの効果持続期間は意外に短いようだ)GHは5が3に下がり、KHは4が2に下がった。
(いずれもフィルタ内にセット後5時間)24時間後にはKH=1,GH=2で、この辺りで飽和していると思う。
なお硬度低下作用は比較的長く続くが、pH降下作用の方は1ヶ月程度で失われる。
pHと硬度に困っている人には良いかも。
■ エーハイトーフ
エーハイトーフはエーハイメックの出しているピートである。
これもpH降下作用と硬度を下げる働きがある。
セラより水に色が付きやすい感じだ。
pHと硬度に困っている人には良いかも。
■ アクアバイタル
これもブラックピートである。
硬度低下は他のピートと同じだが、pH降下作用が少ない。
能書きによるとかなり効果的だという風に書いてあるが、目立ったpH変化はなかった。
変化したと言えば水の色である。
ブラックウォータになるのはピートの特徴だが、アクアバイタルはかなり水に色が付く。
細かく砕けたピートのカスも出やすいので、ネットに入れるだけではなくウールをかぶせた方が良さそうだ。
水草水槽にはお勧めしない。
■ TETRAアンモニア濃度試薬
水槽立ち上げ当時に使用していた。
淡水水槽用としての分解能は十分である。
どこでも手にはいるので便利。
ただし海水水槽用としては分解能というか最低検出レベルの点で物足りない。
一般的に使われている。
■ TETRA亜硝酸濃度試薬
常備品である。
淡水水槽では一旦亜硝酸濃度が下がれば再び上昇することはほとんど無いがナチュラル海水水槽の場合はたまに測定してみる必要がある。
ただし最低分解能が低いので少し物足りない。
一般的に使われている。
■ TETRA溶存酸素濃度濃度試薬
測定が簡単で(たぶん)そこそこ正確に計れていると思う。
もっとも通常は飽和レベルに達しているはずなので測定は不要か。
余り使わないかな。
■ TETRA溶存炭酸ガス濃度試薬
低濃度の時はうまく測れるのだが、濃度を上げていくと誤差が増えるような気がする。
ウチの水草水槽など60ppm以上の濃度を指示するのだが...低濃度なら納得の値になる。
■ TETRA KH濃度試薬
簡易的にアルカリ度が測れる。
1種類の試薬のみ使うので測定が簡単。
一般的に使われている。
■ TETRA GH濃度試薬
1種類の試薬のみで簡単にGHが測れる。
一般的に使われている。
■ NISSO 硝酸塩濃度試薬
何故か解らないがとんでもない値を示す。
使えない。
■ RedSea カルシウム濃度試薬
カルシウム試薬全体に言えることで、測定は少々面倒だがそこそこ正確に計れる。
各社カルシウム試薬による比較テストは日記に書いている。
入手しやすい。
■ RedSeaリン酸濃度試薬
何故か多めの値を示す。
他の試薬との比較テストは日記に書いている。
お勧めしない。
■ Seachemリン酸濃度試薬
最低レンジが0.01ppmと低レベルリン酸濃度試験試薬。
扱いも簡単で精度も出しやすいので海水水槽にもお勧め。
他の試薬との比較テストは日記に書いている。
お勧め。
■ Seachemカルシウム濃度試薬
扱いは少々複雑。
他の試薬との比較テストは日記に書いている。
測定手順が複雑
■ Seachemストロンチウム濃度試薬
ストロンチウムは測定が面倒である。
特にSeachemのものは手順が多くて面倒だ。
ただしSeachem試薬全体に言えることだが、精度というか読みとり誤差が少なくなる工夫がされている。
測定手順が複雑
■ Seachemマグネシウム濃度試薬
測定が面倒である。
Seachem試薬全体に言えることだが、精度というか読みとり誤差が少なくなる工夫がされている。
測定手順が複雑
■ Seachemヨウ素濃度試薬
測定自体はさほど面倒ではない。
ただし予めキャリブレーションを行う必要があるのでDI水を4リットル以上要求する。
お勧め
■ SALIFERTリン酸濃度試薬
最低分解能は0.03ppmだが、色変化が少ないため読みとりにくい。
測定はさほど面倒ではない。
精度が得にくい
■ SALIFERTカルシウム酸濃度試薬
扱いは少々複雑。
他の試薬との比較テストは日記に書いている。
好みで選んでね。
■ SALIFERTマグネシウム酸濃度試薬
比較的簡単に測定できる。
比較テストは日記に書いている。
好みで選んでね。
■ SALIFERTストロンチウム酸濃度試薬
測定が少し複雑はストロンチウムだから仕方ないか。
測定途中でカルシウム濃度が解る。
ストロンチウム濃度は色変化点での読みとりで解りやすい。
お勧め。
■ SALIFERTヨウ素濃度試薬
測定は面倒である。
しかも色比較が非常にやりにくい。
お勧めしない。
■ Duplaカルシウム酸濃度試薬
扱いは少々複雑。
他の試薬との比較テストは日記に書いている。
好みで選んでね。
■ Duplaリン酸濃度試薬
最小分解能は0.1ppmで少々物足りない。
入手しやすい。
■ 試薬比較
簡易テストはTETRA試薬で、カルシウムはどこのものも余り変わらない(測定値は異なる)リン酸はSeachemが使いやすく、ヨウ素もSeachem、マグネシウムはSALIFERTが簡単かも知れない。
Seachemは測定が複雑なものが多いが、全体的に精度が高いのではないかと思っている。
それは比色ツール?を見ても解る。
LaMotteの試薬は今のところ使ったことがないが、人間の目で比色するのではなく比色用の機器を売っているくらいで、精度が期待できる。
また比色サンプルが紙に印刷されたものではなくガラス管に封入されている液体と比較するタイプもある。
■ ADAパックチェッカ
測定は正確だとの話。
ただし色の濃さが変化するタイプなので少々解りにくい。
測定回数辺りの価格が高すぎるのでお勧めしない。
■ ジャレコ サーモエースクール
クーリングファン用のサーモである。
つまりヒータ用とは論理が逆。
ヒータ用はON-OFFにヒステリシスが無いものが多い。
ちなみにこれもヒステリシスは少な目だ。
ヒータ用のサーモにリレーを付けて論理を反転させる手もあるが、リレーが千円したら価格は同じになってしまう。
それにラッシュ電流でリレーはノイズを発生する(これは半導体スイッチ)温度管理を徹底したい人にはお勧め。
■ ジャンクのファン
8cm角のACファンが\600だった。
これで水槽を冷やしている。
水槽用よりかなり安い。
水槽用はこのファンの外側にケースが付いているだけだ。
海水水槽では漏電の危険性があるのでDC12V用ファンを使って、ACアダプタを使うべきである。
もちろん淡水魚水槽でもそれに越したことはない。
90cm水槽用(2個ではパワー不足)
60cm水槽用(1個でも冷える)水槽用ファンと違ってファン単体なら取り付け場所も自由に選べる。
なお防水対策は十分考えた方が良い。
(とは言っても水槽用ファンもさほど防水対策はされていない)電線の出ているところをシリコンで塞ぐだけでも効果的だ。
防水対策が心配なら水面とファンを離せば良いだけの話である。
(何度か水槽内に落としたが大丈夫だった)水槽用は高いので自作できる人にはお勧め。
■ ルームクーラー
60cm水槽はファンで水槽を冷やしていた。
水槽用クーラを買う値段で部屋用の安いクーラが手に入る。
部屋を冷やして湿度を下げれば気化熱による水槽冷却も効率的だ。
なお水槽クーラで水槽だけを冷やすと結露する(蒸し暑い日は気になる)し、水槽クーラの排熱は強力な暖房となって部屋を暖める。
水槽クーラの騒音に対する覚悟(少なくともルームエアコンよりはうるさい。
自動販売機を想像してくれ)も必要だ。
60cm水槽か90cm水槽でも水草以外で発熱量(照明量)が少ないときにはルームクーラだけで十分だし、湿度が低ければ室温マイナス4℃程度の水温維持が可能だ。
90cm以上の水草水槽や海水水槽では水槽クーラが良いだろう。
好みで選んでね。
■ 水槽クーラー レイシー LX−110AX
5月の陽気でも90cm水槽の水温はファン空冷では厳しくなってくる。
ルームクーラを入れれば一発で冷えるが、水量が多いために冷えるまでにはかなり時間がかかる。
もう一つの問題は蒸発する水量と水槽設置場所の湿気だ。
90cm水槽でファンを使っていると一日で4リットルもの水が蒸発する。
ファンを設置したら部屋の換気に気を付けないと、水槽のコケならぬ壁のカビに悩まされることになる。
ファン効果を上げるために照明器具をリフトしているが、この影響は水深の浅い60cm水槽より大きく、照度低下が気になる。
そこで90cm水槽にはレイシーのLX110-AXを導入した。
これと共にルームクーラも作動させなければ夏場は結露が激しいだろう。
それに水槽クーラの排気熱もルームクーラに吸収して貰わなければいけない。
室内温度25℃程度では、25℃の水温が26℃まで上がるのに2時間ほどを要する。
ここでクーラが起動し、30分ほどで25℃に下がる。
(設定値+1℃でクーラが入る仕様)問題の騒音だが、運転中の音は90cm水槽に付けていた2つの8cmファンより静か(音質が違う)なのは意外だ。
音的にはコンプレッサノイズが支配的で、ロータリコンプレッサではないので打音的ノイズが気になる。
静かさを求めるならロータリコンプレッサのモデルを選択すべきだろう。
少なくともLX-110AXはリビングには置けない(笑)現在は床下設置で使用中。
運転中はかなりの排気熱が出てくる(風量はさほどではないが熱い)ので、設置場所が許せば排気を直接室外に行った方が良いと思うし、室内排気なら室温上昇に注意する必要がある。
(クーラは周辺温度40℃以下で使用と取り説にある)ポンプは内蔵されていないのでEHEIM2228の排水側に接続していたが、LX-110AXの仕様によると、通水量は毎分20リットル〜40リットルなので2228の水量では不足する。
(2228は無負荷で毎分17.5リットル)
現在はRMD-400Nで循環させている。
好みで選んでね。
■ 水槽クーラー レイシー LX−150BX
海水水槽(300リットル)はメタハラの発熱もあり、LX-110AXでは容量不足になった。
そこで2000
年モデルからロータリコンプレッサになったLX-150BXを導入した。
能力はLX-110AXの300Kcalに対して450Kcalと50%もアップする。
(50Hz使用時のデータ)
消費電力はLX-110AXの230Wに対して260Wと僅差なので、財布が許せば最初からLX-150BXを買った方が得かも知れない。
ただし価格の差は消費電力の差よりも能力の差に近い。
ロータリコンプレッサになって打音は少なくなっている。
放熱器用のファンはLX-110AXより風量が大きいが風切り音はLX-110AXと余り変わらない。
現在は床下で使用中。
好みで選んでね。
■ ヒータカバー
コリドラスやクーリーローチ,イシマキ貝を入れた水槽なら必須だ。
ヒータに貝が張り付いた状態で通電されれば焼き貝になるかも。
なおクーリーローチの小さいヤツはヒータカバーの中に入ってしまう。
必要。
■ ヒータ
熱帯魚にしろ水草にしろ必需品である。
最近ではヒータにサーモ機能が内蔵された一体型(固定温度)や温度調整は出来るがサーモとヒータが分離できないものもある。
特に水槽セット付属のものにはこれらが多い。
これはこれで便利なのだが、ヒータというのは消耗品なのだ。
1〜3年も使うと断線が起きて寿命となる。
安全性を見るならばシーズンごとに新しいものと交換したいところだ。
特にゴム部などは劣化が激しいので、ヒータ自体が正常でも2年ごとには交換したい。
この場合ヒータ単体なら千円程度だが、サーモ一体型は値段が高い。
だから一体型はお勧めしない。
ヒータ容量と水槽サイズは大体以下のようになる。
45cm以下の水槽 |
100W |
60cm水槽 |
150W |
90cm水槽 |
300W |
120cm水槽 |
600W |
大型水槽ではヒータが断線したとしても(水量=熱容量が大きいから)しばらくは温度を維持できるが、60cm以下の水槽では水温変動はかなり激しく起きる。
従って電力が小さめのヒータ2本を1つのサーモ(もちろんサーモも二重化した方が良い)に接続すれば、片方が切れても水温低下は最小限で済む。
安売りの時に買っておこう。
■ ラインヒータ
持ってはいるが使っていない。
90cm水槽に使おうと思ったのだが、セラミック砂の通水性が極めて良いのと、水草の根がラインヒータに絡まって水草を抜くときにラインヒータが浮き上がってしまうので使っていなかった。
60cm水槽再セットの時も結局使わなかった。
水草の根が絡まってヒータが抜けてきてしまうのがイヤだからだ。
その後90cm水槽で使用するが、水槽底面にアルミテープで(浮き上がらないように)貼って使っている。
いらないと思う。
(ソイル系では必要かも)
■ タイマー
松下製を3個(1台は水槽台の中でエアポンプ制御)使用しているが、実売価格が3千円を超えるのでジャレコやNISSOの4チャネルタイマーの方がお得だ。
(特売なら0.8万円くらいだし、普段でも1.2万円程度だろう)これならバッテリバックアップもされているので停電時にも心配はない。
これのメリットは24時間中で何度でもON-OFFを任意時間で繰り返す設定が可能なこと。
ただし最小時間分解能は15分である。
最近はアクア用タイマも安くなったので好みで選んでね。
■ ジャレコ マルチタイマー
安売りを見かけるようになり、家庭用24時間タイマよりチャネル辺りのコストが安くなった。
(4cH)時計は電池でバックアップされているのも安心だし、手動で各チャネルのON-OF
も可能。
通常のタイマモードとON-OFFを定時間毎に繰り返すサイクリックモードが選べる。
チャネル辺りの価格はこちらの方が安いが、24時間中に何度も任意時間のON-OFFは繰り返せない。
(サイクリックモードを選ぶしかなくなる)場所も取らず便利。
■ Wave Master Pr
水流を作るためのパワーヘッドコントローラである。
日本で買うと4万円近くするが、海外から個人輸入すれば半額以下で買える。
スイッチの操作感(チャタリング除けなど)に疑問はあるが$150なら良いとするか。
マルチタイマでも代用できないことはないが..
■ pHメータ
新電元製を使用していた。
半導体電極(ISFET)を使ったもので、ガラス電極のものに比較するとドリフトが少なく、一度校正すれば滅多に狂わない。
電極のKclが無くなったら電極を交換しなければならない。
(500時間くらい使用すると交換だそうだが、毎日pH測定をしたとしても年間20時間も使わないだろう)堀場製のガラス電極品はISFET品と変わらぬ安定度を示し、ISFET品のように高pH測定後の低pH測定時にも素早く反応する。
ただしセンサが乾くと壊れる。
毎日使わない人はイオン交換水か蒸留水か3.33molのKclを入れておこう。
好みで選んでね。
■ American Marine モニタ
pH計/ORP計/サリニティモニタがある。
pH計は価格も安く7.00と4.00(10.00)での校正が出来るので精度を得やすい。
某ショップで取り扱っているLED表示のpH計も使っているが、こちらは校正がワンタッチ(ボタン操作)で出来るのだが、7.0で合わせると4.0(10.0)が合わなくなるし、一旦電源を切ると校正値を忘れてしまう。
AmericanMarine製はアナログ調整なので電源を切っても大丈夫だ。
表示はLCDで小数点以下2桁なのだが、時定数が短いためか水流のあるところにセンサを置くと表示がちらつくことがある。
私は電池で使っているが、マンガン電池で3ヶ月程使える。
センサ内のKclは充填不可能。
ORP計も同様である。
校正液はUSと日本のNBSでは基準が違うので注意すること。
日本で売っているpH7の基準液はたいてい25℃に於けるpH値が6.86位である。
$89で買えるpH計はお勧め。
標準液も$0.99なので買いだめしよう。
■ KARE'S SeaTesTer比重計
製品不良だったのかも知れないが、誤差が大きくて使い物にならない。
この比重計で1.023に
合わせると、実際の比重は1.03を超えている。
デザイン、ロゴ共にAquarium
SystemsのSeaTesT
に類似しているので注意。
■ Aquarium Systems SeaTesT比重計
1.020〜1.025の範囲での誤差は少ない。
この手のプラスチックのフロート式指針が動くタイ
プの物としては精度がある方だと思う。
が、絶対精度も温度補償の有無の分からない。
なお指針(フロート)部に汚れが付くと当然ながら指示値が狂うので注意。
使えないことはない
■ CORALIFE DEEP SIX比重計
手を濡らさずに測定できるという能書きのモノ。
残念ながら精度はイマイチで、2割ほど低
めに出る。
KARE'Sのモノほど極悪ではないが、実用には耐えないだろう。
使えない
■ NISSO 比重計
NISSOが作っているわけではなくて、ガラス管式比重計を買ってきてNISSOブランドで売って
いるだけだと思う。
測定は25℃で行わないと誤差が出るが、他のものと違って精度は出しやすいはず。
サリニテ
ィモニタで測る比重に最も近い値を示した。
面倒ならフロートを直接水槽に浮かべても使えるので、そう言う面では便利でもある。
マトモだと思うが温度補償がないので注意。
■ American Marine サリニティモニタ
導電率換算で海水濃度(イオン量)を量る。
比重換算で海水濃度を測るより正確らしい。
換算が必要なのが欠点だが、毎日の観測を比重ではなく導電率で行う習慣になれば不便は感じない。
なお比重換算表は付属してくる。
電池では常時測定が厳しい(2〜3日しか持たない)のでACアダプタを買った方が良い。
測定値はNISSOのガラス管式比重計に近い。
少々値段は高いがお勧め。
■ 堀場製作所 D-23
Dシリーズと呼ばれるpHメータである。
D23はpHの他にORPとイオン濃度が測定できる。
D24は
導電率が、D25は溶存酸素濃度が測定できる。
pH測定モードではセンサチェック(オフセットエラーや感度など)も出来るので、他のpHメ
ータのセンサチェックが可能だ。
アクアリスト用としてはpHと導電率とORPの測定できるものがお勧めか。
これだと本体のみ
で8.9万円(定価)となる。
オプションを使えばプリンタやPC接続も可能だ。
魚用品ではなく計測器だ。
■ マーフィード 浄水器
60cm水槽以下の場合や水道水の塩素濃度が低い地域にお住まいの方には不要だと思うが、90c
水槽の水換え用に無くてはならないものがこれだ。
コットンフィルタと活性炭フィルタの、塩素除去主体のものだが重宝している。
硬度低下はピートなどを使っていたが、水道水の硬度が高い場合はアニオン/カチオン樹脂フィルタが良いだろう。
ちなみにROは捨て水が沢山出来るので経済的ではない。
浄水能力も数十リットル/日と遅いが純水(塩分は通すので極々薄い塩水?)が出来る。
人工海水用には必要かも。
水の悪い地域や大型水槽を維持している方にはお勧め。
■ マーフィードイオン交換樹脂
pHと硬度を下げるためにイオン交換樹脂を使用した。
すでに2段の浄水器は持っているので、これにアップグレードキット?を加える手もあるが、2段式(コットンフィルタと活性炭フィルタ)の浄水器を買った方が安いのでこれを購入,付属のフィルタは現在使用しているものの交換用として保存し、別に買ったアニオン・カチオンカートリッジを入れている。
つまり、水道−>コットンフィルタ−>活性炭フィルタ−>アニオン樹脂−>カチオン樹脂の順で使用しているわけだ。
これによって純水が出来、硬度はゼロに近くpHは7前後になる。
が、カチオンフィルタを最後に通している関係でpHは下がりやすくなっており、6前後で安定する。
硬度がほぼゼロなのでpH緩衝作用が無く、木酢液などを少量加えるだけで好きな値までpHを下げることが出来る。
イオン交換樹脂は1t〜5t程度の通水量で飽和するが、水酸化ナトリウムと塩酸で再生すれば非常に低コストで利用できる。
フィルタ代はかかるが、水交換時にpHが急上昇しないだけでもメリットは大きい。
■ マーフィード逆浸透膜浄水器
ROと呼ばれるものである。
エキスパート2は低コスト(実売2.4万円程度)で1年以上メンブレンやコットン/カーボンフィルタの寿命がある。
欠点は捨て水が多く出ること。
ウチの源水のTDSは95ppm程なので、純水対捨て水比率は1
2程度になる。
純水製造量は4.2K
/cm2の水圧があり、水温が25℃の時で毎時10リットル程度である。
水温が低いと純水製造量が低下する。
海水水槽の換水用に購入してRO/DI化した。
捨て水は床下配管でバスタブに溜める事にして水を無駄にしないようにする。
水量が少ない&捨て水が出るのが最大の欠点だが、樹脂再生の手間が惜しい人には良いかも。
■ マーフィード逆浸透膜浄水器用ブースタポンプ
水圧が低い場合には必須である。
引っ越し後は水道水圧が若干低かったのでこれを導入した。
これによって毎時20リットル近い純水製造が可能になる。
安売りしていたら買うべし。
■ オートシャットオフキット
RO浄水器のオプションである。
これだけなら洗濯機用電磁弁をジャンク屋で買ってきた方が
遙かに安いが、オートフラッシュユニットなどを接続するにはあった方が良い。
割高に感じる..
■ オートフラッシュキット
RO浄水器用のオプションである。
約1時間毎に自動的に最大排水量にしてメンブレンの洗浄を行ってくれる。
これを取り付けると純水:排水比率が1
3になると書いてある。
が、水道水圧が低いと1
3より捨て水が多くなり、水圧が高いと逆になる。
便利だと思う。
■ 洗濯機用電磁弁
自動水交換を行うために使用中。
ジャンクで\1,000程度からある。
AC100Vを通電するとバルブが開くが、CV値が余り大きくないので排水用には使えない。
排水を電磁弁で行うときには洗濯機の排水用電磁弁を使うべきである。
が、値段が高い。
自動水交換装置の必需品。
■ プロホース
底砂掃除用に便利だ。
水草水槽では底砂掃除は滅多に行わないだろうが、レイアウト変更などで水草を抜いたらプロホースで掃除しよう。
お勧め。
■ 長いピンセット
これは必須でしょう。
先に樹脂製のハサミが付けられる。
一度ADAの高級品も使ってみたいが...ピンセットの先に付けるプラスチック製のハサミもグロッソのトリミングに便利だ。
お勧め。
■ トリミングハサミ
台所用のステンレス製を使っている。
普通の長さだが、トリミングの時には水槽に手を入れるわけだしね。
好みで選んでね。
■ スポイト
樹脂製の5ccのものを使用している。
水質測定や木酢液添加や肥料添加時など、稚魚にブラインを与えるときなどに便利である。
容量精度が不要な場合は樹脂製が良い。
ガラス製は割れやすいからだ。
好みで選んでね。
■ テレホンカード
水槽のガラス面と底砂の隙間に入れてコケを取るのに便利お勧め。
■ 水草の重り
比重の軽い砂に水草を植えると浮き上がってしまう。
そこで重りを付けるのだが、粘度タイプは再使用がしにくいのでお勧めしない。
アルミ板にスポンジが貼ってあるのがお勧めだ。
短く切ってあるものと長いまま巻いてあるものがあるので、長い巻いてある方が単位長さ辺りの単価が安いし好きな長さにカットして使えるので無駄が出にくい。
お勧め。
■ 漂白剤
ガラス製品をはじめとして、シャワーパイプなど水槽用具を洗うのに便利である。
お勧め。
■ EHEIM ホースクリーナ
パワーフィルタの給排水ホースが汚れると水量が一気に低下する。
ホースの掃除はホース内に布やティッシュを丸めて突っ込んで、水圧で押し出せばキレイになる。
が、シャワーパイプなどは穴のところで引っかかってうまく行かない。
ホースクリーナは5百円もしないので是非持っておきたい掃除用具だ。
お勧め。
■ EHEIM パイプ
90cm水槽の横幅一杯にシャワーパイプを付けようとすると、付属のものでは当然長さが足りない。
そこで穴の開いていないパイプを買ってきて加工することになる。
コイツは熱に弱いので、半田ごてで小さな穴をあけて、そこをドリルで広げるように加工すれば簡単だ。
穴は給水側を大きくした方が水流が一定になる。
曲げたいときには細かな砂を詰め込んで火で加熱するかドライヤーで暖めれば簡単だ。
砂を入れないで曲げようとするとつぶれるので注意!加工済み品より安いので勧め。
■ バケツ
15リットルくらいの小型のものがあると便利だ。
60cm水槽で1/3の水換えなら、10リットルを2回行えばいい訳なので15リットルバケツの10リットルの所に線を引いておくと良い。
これで塩素中和剤の分量も予測できる。
塩素中和にしても液肥にしても、交換する水の分量が分かった方が便利である。
必要でしょう。
■ フロ水汲み出しポンプ
水槽から排水するときはサイホンの原理で簡単だ。
が、水槽に水を入れるのは少々面倒になる。
バケツから直接ドバーッと入れると底砂が舞い上がったり水草が抜けたりする。
そんなときに威力を発揮するのがフロ水汲み出し用ポンプだ。
コイツはマグネットポンプではなく、モータ直結のインペラーなので極めて強力だ。
大きさも色々あるが、大型のものなら毎分50〜70リットルくらい排水できる。
(音はうるさく寿命も短い)外部フィルタの排水パイプに簡単に接続できるようにタップを付けておけば万全だ。
バケツで水交換の方にはお勧め。
■ ガラス切り
ガラス蓋の加工に便利。
ホースを通す部分など、ガラス屋さんに頼まなくても簡単に切れる。
値段も千円程度なので持っていて損はない。
なおADAのガラス蓋は強化ガラスなので切れません。
お勧め。
■ パイプカッタ
塩ビ管による配管や、EHEIMのパイプを切るときに便利。
安いものなので一つ持っていて損はない。
日曜大工センタなどで2千円程度。
■ マグネット式ガラス掃除用具
60cm以下の水槽用としてはなかなか便利。
ただし緑の斑点状のコケは何度も擦らないとうまく取れないのが難点か。
90cm水槽になると面倒でやってられない。
5回も使えば飽きる。
■ アルミ箔のようなものが張り付いているスポンジ
コケ掃除には便利だ。
さほど力を入れることなく緑のコケも取れる。
人によっては取ったコケが水槽内にまき散らされるのがイヤだという。
確かにコケの胞子?を水槽中にまき散らすことにはなるが、私は特に気にしていない。
だいたいコケの元があるからコケが付くわけだし、コケの元が水中を漂ったとしてもフィルタがある程度は回収してくれるだろう。
安いから一個あっても良いと思う。
■ 網
魚をすくったり水草の破片を取ったりするのに必須。
一般に売られているのは白と黒のものだが、青や緑の方が目立たずに魚を捕まえ易いという意見もある。
大型と小型があったほうが良さそうだが、私は同じ大きさの白と黒を使っている。
魚の種類によって黒の方が捕まえやすい場合もあり、白の方が良い場合もある。
網の目の細かいものでないと、網に魚や魚のヒゲ?が引っかかる。
必要。
■ ADA ボトムレリーズ
底床肥料を底砂に突き刺すための道具である。
ただしADAのアイアンボトムなど、固い肥料を使う場合には不要だ。
テトラのイニシャルスティックなど、水に溶けやすい肥料を差し込むときにあると便利。
ただし使い方にはコツがいる。
スティック状の肥料がボトムレリーズ内に保持できるわけではなく、単に入れておくだけなので下に向ければ(当然底床に差し込むのだから下に向ける)肥料は落ちてしまう。
製品に工夫が足りないこと甚だしい。
現在リン青銅(バネ材)で肥料保持アダプタを作ることを検討中。
便利そうだが機能は疑問。
■ NISSOトリミングハサミ
刃先に角度の付いたハサミである。
適度に柄が長いのと刃先の角度でグロッソスティグマの
トリミングには重宝する。
グロッソ増えすぎでお悩みの方には必須でしょう。
■ メーカ/商品名不明、アタッチメント交換でハサミも付けられるマジックハンド?
ハサミや掴むものを取り替えて使用できる。
有茎類を切った後には切った部分を保持できる
ように工夫はされているが、ハサミの大きさがあるので細かい草には不向き。
先がとがっていないので安全性は高いものの、グロッソなどのスキマに刃を入れることは出
来ない。
見かけの割に使えない。
■ テフロンフライパン用フライ返し
水槽ガラス面のコケ取り用に便利。
アクリル三角定規に勝るとも劣らない性能?!選ぶときはエッジがあって柄の長いもので剛性のあるものが好ましい。
値段(\400)を考えれば十分使える。
■ マーフィード プロスクレイパーL
コケ取り用のフライ返しみたいな水槽専用品。
ガラス面への接触部は硬質プラスチックで柄の長い分フライ返しより使いやすい。
まあ値段が高いからフライ返しに劣るようじゃダメだけど。
お勧め
■ メーカ不明 コケ取り(1)
取ったコケがホースで吸い出されるようになっているもの。
水草水槽なら良いが、固いコケの付く海水水槽では使えない。
使いにくい。
■ メーカ不明 コケ取り(2)
片側がゴムのヘラで、反対側がスポンジ。
スポンジが付いているために厚みが出てしまい、狭いところには入らない。
プロスクレイパーより安いのだが、プロスクレイパーの方が実用的だ。
柄の部分の剛性がもう少しあれば使いやすいのに。
値段を考えれば使える方かな。
■ アクアプランツソイル(アリス)
セラミックで出来た底砂である。
比重がすごく軽いので締まりにくい。
したがって水草は抜けやすい。
比重が軽いので通水性は良好だ。
セラミックなので一定形状であり、見た目の自然観には欠けるが90cm水槽で使用していた。
有茎類の根張りも良好だし、グロッソスティグマも良く増えているしコブラグラスも良く育つ。
トニナsp.の細い根も砂に絡みつくようにして根張っている。
トニナの育ちは他の砂に勝ると思う。
多孔質セラミックなのでバクテリアの繁殖にも良い。
値段も高くないし軽いのでお勧め。
■ 焼結黒砂
60cm水槽で使用していたのがガラス素材を割ったような、比重の重い黒い砂である。
黒なので魚の色飛びが無く見栄えも良い。
欠点は比重が重いために使っていると締まってくることだ。
しかし水草の根張りは良好だし、グロッソもビッシリ根を張っている。
形状が一定していないので使用前の水洗いは細かなカスが出て面倒だ。
出来れば通水対策をした方が良いと思う。
比重が重いのが欠点だが、黒砂は水槽内がキレイに見える。
お好みでどうぞ。
■ パールサンド
粒が大きめで見た目がキレイだ。
比重もさほど重くなく、使っているうちに締まってしまうことも少ない。
稚魚水槽で使用していた。
好みで選んでね。
■ ジャレコ 川砂
色が二種類ある。
60cm水槽で使用しているのはグレーの方だ。
が、これは比重が比較的重く粒が細かい。
従って焼結黒砂並に締まってくるだろう。
色はかなり明るく、これだと魚の色が飛びそうである。
少なくともCRシュリンプは赤くならないだろうな。
少しの期間使ったが、どうも魚が落ち着かない様子で水槽奥に隠れているしコケが付いて汚れてきたので使うのをやめてしまった。
安売りに釣られたが、他にもっと良い砂があるはず。
お勧めしない。
■ アクアサンド(ミヤザワ)
焼結セラミックの砂だが、アリスのアクアプランツソイルよりかなり重い。
比重的にはパー
ルサンド位だろうか?
コイツは5色有って私が使用したのは茶色のものだ。
これはジャレコの川砂に代えて使用し
たわけだが、色が濃いので魚は綺麗に見える。
また、今まで使ったどの砂より洗うのが楽だ
った。
おそらく粒が固くて粉が出にくいのだろう。
セラミック(焼き物)の割には粒状がラ
ンダムなのでそこそこ自然観は出る。
比重は重めだが色のバリエーションと粒状の具合は良い。
■ ADA アクアソイル(アマゾニア)
これは底床として使用しているわけではない。
水質改善剤としてフィルタの中に入れて使っている。
底床として使うと植え替えが事実上出来ない(土が舞い上がる)とか、数ヶ月でハイテク底床の効果が失われるなど問題も多いが、この土のpH降下作用と硬度低下作用は大きい。
そこでアクアソイルをネットに入れてフィルタ内にセットした。
約1.5リットルのアクアソイルを90cm水槽で使用した場合、pH7の水槽水がセット1時間後には6.8に、2時間後には6.3に、24時間後には5.9に低下した。
硬度は何もしていない状態でKH=5程度だったものが、アクアソイル使用でKH=GH=1まで下がった。
ただし効果は永久ではなく、週に1回の水換えで3週間程度である。
これをフィルタに入れて使っていると、細かな泥が底砂上に堆積する。
所詮泥なのだ。
■ ADA アクアソイル(アフリカーナ)
アマゾニアと共に水質改善剤として使用してみた。
アフリカーナは(ADAのカタログによると)アマゾニアより粒が崩れにくいとされているが、実際には粘度のようになりやすい。
少なくとも耐久性ではアマゾニアの方が優れている印象である。
もちろんpH降下作用と硬度低下作用はアマゾニア同様、泥水が出てくるのも同じだ。
水質調整剤としてはピートより安い。
■ SpectraPure LiterMete
ドジングポンプである。
低価格、つまりホビー用のドジングシステムとしてデジスイッチによる流量設定可能な唯一のものかも知れない。
DC12Vで動作し、US用のACアダプタが付属するが、これは国内でもそのまま使える。
500mlのペットボトルと時計でキャリブレートできるので、そこそこの流量精度は得られるだろう。
作動音は静かとは言えないが、数百cc/日だと動作インターバルが長く動作時間が短いので、さほど気にならない。
水位センサも付属するので、これを使用すれば水槽を溢れさせることは防げる。
$200前後蒸発水の補償用や微量元素の添加用として便利。
■ 工業用微量ポンプ
これはホビー用とは比較にならない位の精度と安定性を持っている。
ほぼ3年間パーツ(ホース)無交換で使用しても、ほぼ正確な送液量を保っているのは立派。
キャリブレート無しで送液量も設定出来るし、写真は4チャネルだが、もっと多チャネルのものもある。
RS-232Cからのシリアル制御も出来るがウチではこの機能は使っていない。
このシリアルチャネルを使用して同モデルを8台まで接続出来る。
作動音は無音と言っていいほど静かで、ホビー用のそれとは比較にならない。
欠点は国内で入手が出来ない(難しい)事だが、海外の取扱店に注文すればすぐに送ってくれる。
メーカはこちら。
■ シークロン
外掛け式のプロテインスキマ。
ポンプ付きでは安い部類に入る。
ポンプの消費電力も20W程度と低く能力もそこそこだとおもうが、エア吸入音がうるさい。
エアは少な目(吸入音が変化する程度)に調整してしばらくすると濃い汚水が取れ始める。
エア流量を大きくするとオーバスキミング状態になり、薄い色の汚水が沢山溜まる。
設置から数時間は泡が上がってこないが異常ではない。
水槽内に異物(餌とか手とか)を入れると泡が引くのはスキマー一般に言えること。
掃除はしにくい。
90cm以下の水槽用には手軽。
■ DAS スキマー
ETSSのようなダウンドラフトは水とエアを混合させて、それをドライボールのような物体にブチ当てて細かな泡を作る。
これは特許らしい。
ダウンドラフトタイプは流路抵抗の多さから、200W前後のモータパワーを必要とする。
DASはポンプそのもののインペラがドライボールのような突起物で出来ている。
この為ETSSに比較すると消費電力は半分以下である。
(H&Sと同方式)メーカの能書きによるとプランクトンなどは余り濾し取らないように設計されていると言い、これが売り物だ。
モータが1個のBX-1から3個のBX-3まで3種類あり、サンプ内設置型のみ(外付け型もカタログにはあるのだが)入手可能で$399〜US製なので定格は60Hz/115Vなのだが、50Hz/100Vでも問題なく使えている。
水位を上げすぎない限りはオーバスキミングにもならず強力だ。
50Hz/100Vで使用するときは水位を高めに、エアバルブ全開で丁度良い。
60Hz/115V(60Hz/100
ではモータスリップが多くて使えないかも)では水位をかなり下げ、エアバルブも相当絞らないとオーバスキミングする。
サンプ槽内に戻る細かな気泡を消すスポンジは効果的だが私は使っていない。
(泡は気にならない程度しか排出されない)泡はすぐ上がってくる。
調整も余りクリチカルではない。
■ マリンシアター フォスキャッチャー
遅効性のリン酸吸着剤。
効果は2〜3ヶ月持続し、オーブンで焼いて再生すれば繰り返し使え、その上一旦吸着したリン酸を再放出しないのが能書きだ。
でもリン酸吸着効果自体が弱い気がする。
効果が良くわからない。
■ KENT リン酸吸着剤
即効性のリン酸吸着剤。
0.5ppmのリン酸が24時間後には0.01ppm以下まで下がった。
ただし効果は2〜3日しか続かないらしい。
無理に長く使うと一旦吸着したリン酸を再放出してしまう。
250度のオーブンで1時間程焼けば再使用できるが、使っているうちに茶色っぽくなってくる。
交換頻度を下げるなら水量に対して多めの吸着剤を使えばいい。
なお吸着剤を細かく砕いて使用すると(表面積拡大で)効果が大きくなる。
再使用を繰り返して使用限界になるとリン酸吸着度が低下する。
交換が面倒だが効果はある。
■ CORALIFE フォスフェートリムーバ
持続性のリン酸吸着剤。
効果は1ヶ月程度続く。
0.5ppmのリン酸が2日ほどで0.01ppm以下に下がった。
再生利用できるか否かは不明。
■ KENT TECH・
持続性ヨウ素補給剤。
他のヨウ素剤はプロテインスキマや紫外線との反応ですぐに効果が無くなってしまうが、これは5〜10日効果が続く。
殺菌灯やオゾンと一緒に使はえない。
ドジングポンプで定量の2〜3倍を添加中。
■ KENT TECH・
マグネシウム補給剤。
リン酸を沈殿させる効果があるという。
定量の4倍を添加して規定濃度を維持できている。
(スキマーのない水槽なら定量で良いかも)ドジングポンプで定量の4倍を添加中
■ KENT アイロン・マンガン
鉄とマンガン補給剤。
コーラルバイテやストロンチウム・モリブデンと低濃度混合可能ドジングポンプで定量の4倍を添加中
■ KENT コーラルバイテ
各種ビタミン剤。
アイロンマンガンやストロンチウム・モリブデンと低濃度混合可能ドジングポンプで添加中
■ KENT ストロンチウム・モリブデン
ストロンチウム&モリブデン添加剤、アイロン・マンガンやコーラルバイテと低濃度混合可能だ。
スキマーに凄い勢いで濾し取られ、定量添加ではストロンチウム濃度はゼロである。
ドジングポンプで定量の4倍を添加中