続Athlon(9/6)
◆ Athlon750MHzと1GHzとASUSのA7Vをいじっている。実は最近のマザーはFSB133MHz程度は当たり前だと思っていたのだが、Athlonマザーは様子が違うようだ。(Athlonの場合はメモリバス速度をここではFSBと言うことにする)A7VもノーマルだとFSB115MHz程度までしか動作しないのである。最初はメモリがいけないのかと思ってPC133メモリに交換したりしたがダメ。結局チップセットを炭酸ガス冷却し、I/O電圧を上げてやっと120MHz動作まで追い込んだ。
◆ クロック倍率の方はチップのL1端子をジャンパすることで可変している。
巷にはここをジャンパするのに最適な導電性塗料を売っているようだが、買ってくるのも面倒なので
最終的には半田付けしてしまった。
ちなみに端子の(写真で)上の部分はピンに接続されており、反対側は集合抵抗に配線されている。
◆ これでクロック倍率可変が可能になり、500MHz(5X)から950MHzまでの動作を確認した。ちなみに定格
は750MHzである。その後入手した1GHz版は1.2GHzまで動作した。
ついでにPentium-III/850MHzも1.1GHz辺りまで動作したことを報告しておこう。(当然別のマザーで
実験)
クロック倍率を上げてパフォーマンスがどうなるかもデータを取った。これは書籍用なのでここで公
表することは控えたいが、想像通り倍率が7倍を超える頃からパフォーマンス上昇率が鈍る。
いやいや、クロック周波数あたりのパフォーマンスを見るとクロック倍率にキッチリ比例してパフォ
ーマンス上昇率が悪化している。グラフにすると直線だ。
一方でFSBを上げた場合は当然ながらクロック周波数に正比例してパフォーマンスが上がる。テストは
Supperπで行ったのでディスク性能も影響してくるはずだが、この程度のデータ量だと影響も少ない
のだろうか。
続く..
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