続E950(12/23)
◆ COOLPIX950のファームが何度かアップデートされた。これにはバグの修正も含まれるが、他にも暗い場所を撮るときの感度補正のアルゴリズム変更も行われたようである。
そこで夜間に照明されたプールを撮ってみた。肉眼で見た感じよりもかなり明るく写っている。
比較用に朝方自然光で撮った絵と比べてみよう。
部屋の中からガラス越しに撮っているのでその反射も写っているが、画素数の多い(=画素辺り
の受光面積が小さく感度の低い)CCDにしては良く撮れているのではないだろうか。
朝方撮った方は写真左側に太陽がある。
◆ 夜景の画面を拡大してみると遠くの建物の灯りなどは、明らかに色がにじんでいる。特に青にそ
の傾向が見られるのはレンズが悪いのだろうか。
もっとも銀塩でもレンズによっては点が点として写らないことも多い。いわゆる高級なレンズを
使って撮せば違いは見て分かるほど。いや、一眼レフならファインダーを覗いただけで解るだろ
う。良いレンズは高価なわけで、その点からするとE950にケチを付けてはいけないのかも知れな
い。
◆ 年末商戦を前にしてデジカメの新機種は出たのだろうか。予想では300万画素を超えるモデルが出
てきてもおかしくない時期だし、デバイスメーカは300万画素級のCCDを発表している。
一時期の画素数競争から、レンズや色合いも含めたカメラとしての性能勝負になりつつある事は
喜ばしいが、どうやらレンズ設計には相当な苦労があるらしい。その為にCCDの解像度をうまく活
かせずに開発が停滞してとは某精密機器メーカのデジカメ担当者の話。
CCDの解像度が上がれば上がるほどボロが出やすくなるわけで、これは1ドットが分解できる解像
度にまで拡大すればいいだけだ。そこで見えてくるのはレンズそのものの性能なのだ。
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