夢(10/21)
◆ 夢を見た。
深夜と言うより早朝と言った方が良い時間帯の首都高速湾岸線は通行車両もまばらで、朝晩の渋滞がそこからは想像できない。
湾岸線が横羽に分離した後、しばらく直線が続く。100Km/h+で走っていると、前の車にも追いつかず後ろから追いついてくる車もいない。まるで貸しきりのような雰囲気である。
と思っていたら、バックミラーに映るライトがどんどん近づいてくる。速い車がいたら先に行かせるのが主義なので、中央車線から左車線に寄って若干速度を落とした。
後方から近づいてきた車は旧ソアラ(MZ20)で、私の横で若干速度を落としながら前に出た。
◆ ソアラかあ、懐かしいなあ。ソアラは低められた車高と太いマフラーが下品でない範囲で装着されている。私は夢の中で右足に力を込めた。たぶんベッドの上で足を突っ張っていたに違いない。
私が加速体制に写ると同時にソアラも全開加速を始めた。太いマフラーからの排気音を轟かせながら、150Km/h辺りまでは徐々に差が開いていく。
やがて速度計の針は200Km/hを超え、この辺りから差が縮まり始めた。そして230Km/hで私は追い越し体勢に入る。
◆ ノーマルエンジン、ノーマルタービンでマフラー交換+ブーストアップだと最高速は240Km/hをわずかに超えるくらいだから、タービン交換程度はやっているのだろう。
240Km/hを超えてソアラの横に並び、その差を徐々に広げていったときにSLのリミッタ速度に達した。後方に引き離したソアラはゆっくりと差を詰め、やがて255Km/hでリミッタに引っかかっている私を抜いていった。
湾岸は砂が多いので、前車に接近するとパチパチとハネ石を食らう。ああ、これでまたフロントガラスが傷だらけになるな..などと夢の中で思った。
◆ 前方にトラックを発見してSLもソアラも速度を落とす。トラックを120Km/h程度で抜くと、後ろからもう一台、現行ソアラも仲間?に加わった。
現行ソアラも適度に押さえられた車高と太いマフラーで"それらしさ"を醸し出しているが、旧ソアラに比較するとパワーは出ていないようである。
たぶんシャーシダイナモで400psを超えるかどうかといったところだろうか。
見ず知らずのチューニングカーと気持ちよく走った後彼らは大黒パーキングの方に進路を変え、ハザードを出しながら本線を行く私に手を振ってくれた。
◆ 久々に興奮する夢を見て、おかげで起きるのが普段より30分も遅くなってしまった。
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