HDD(5/13)
◆ ついにというか、ようやくHDDを交換した。思えば不調の始まったのが昨年の夏、HDD購入から1年半を経過した頃だった。どうやら不調は筐体温度の上昇と関係があるようで、夏場になるとヘッドアクチュエータの動作がおかしくなる。と言ってもアクセスが不能になるわけではなく、カチンカチンと音を発しながらも動作を続けていた。ので、交換しようと思いながらもそのまま使い続け、秋を過ぎる頃からは不調に遭遇する度合いもグッと減った来たのである。
しかし今年も気温の上昇と共に不調の陰は忍び寄ってきて、ついに交換を決意した(おおげさ)と言うわけだ。
◆ HDDはIBM製かと思っていたら、実はWDでWDAC36400というモデル。購入は98年の2月だった。
今回交換したのはSeaGateのST313620Aで、どちらも購入価格は1万円+である。
交換はスワップファイルを「使わない」設定にしてコピーしただけ。もっとも新HDDは容量が13Gバイトもあるので、ここはFAT32を使用することにした。今まではFAT32の危険性?と言うか信頼性を信じられずにFAT16で過ごしてきたのだが、13GBと言えば7ドライブにもなってしまう。これじゃあ使いにくい。
結局悩んだ末に起動ドライブのみFAT16で、残りをFAT32でフォーマッティングした。でも実際に使っている領域は全部合わせても2GB程度である。何と健全?な事か。
◆ HDDを交換して簡単なベンチマークテストを行ってみた。
右側がST313620Aで左がWDAC36400である。転送モードはどちらもU-DMA/2が自動選択された。
ST313620Aでシーク時間が2mSとなっているのは何かの間違いに違いない。このベンチテストによ
ればシーケンシャルリードはWDが速く、シーケンシャルライトはSTが速くなっている。が、使った
感じは全く差がない。ちなみにSTは7,200r.p.m.で512Kバイトのキャッシュが付いている。カタログ
によるシークタイムは7.6mSだ。
WDもキャッシュは付いているが、容量は半分の256KBでシークタイムは10mSらしい。回転数はたぶん
5,400r.p.m.だと思う。
ちなみにHD_Benchで測ると、STのReadが8.056MB/SでWriteが7.675MB/S、一方のWDはReadが8.024MB/S
でWriteが4.729MB/Sだった。
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